人生にゲームをプラスするメディア

トーセ新入社員の作品『茶道プラス』ゲーム保存国際カンファレンスにて公開

ゲームビジネス その他

茶道プラス
  • 茶道プラス
  • 茶道プラス
  • 茶道プラス
  • テラダナオさん
京都市嵐山の時雨殿で開催された「ゲーム保存国際カンファレンス:ビデオゲーム~保存?忘却?世界はどう考えているか~」にて、『茶道プラス』のインスターレーションが行われました。

これは、日本の伝統文化のひとつと言える茶道にゲーム的なインタラクティブ性を融合させて注目されたもので、テラダナオさんによる作品です。テラダナオさんは京都のゲーム会社トーセにて勤務されている1年目の新入社員とのことで、学生時代は立命館大学望月ゼミに在籍されており、この茶道プラスはその時の卒業制作であったそうです。

この『茶道プラス』は、お茶会の形式が取られた作品で、実際に参加者にもお菓子とお茶が振舞われました。なお、この時に使用されたお茶碗は時雨殿のものが使われており、これは小倉百人一首にあわせて100種類用意されていたものであったとのことです。

『茶道プラス』は音に合わせて変化するインタラクティブな茶掛けや照明など様々なデバイスで構成されています。茶掛けは、赤外線カメラにより反射シールが張られた茶筅のX軸Y軸を検出し、その動きに合わせて描かれている「お花観覧車」が動くという仕掛けで、他にもマイクで拾った音の大きさでカラーやサイズなどが様々な変化を見せるというユニークなものでした。また照明もマイクが拾った音によって変化する仕掛けが取り入れられており光の演出が茶会を淡く照らしていました。

このように、茶道からはおおよそ関連性が想像できない光センサー、Bluetoothといった技術が多く利用されているのが印象的でした。

テラダナオさんは、「伝統文化というものは新しいものを積み重ねていってこそのものである」とされ、古き良きものを守る事も大切ではあるが、センサーやプログラムといった茶道とは一見関係のないものを取り入れていく事も伝統文化を継承していく上では大切なことである。ビデオゲームを伝統文化として長く続けていくためには、今存在しているものを保存してアーカイブを構築して次の世代に伝えていき、それを元に新しいものを生み出していくことが必要。この作品で伝えたい事とこのカンファレンスの趣旨は似ていると語られていました。
《ひびき》

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 【インタビュー】『シャドウバース』メインプランナーが今考えているコト―「バハムート降臨」からゲームデザイン論まで

    【インタビュー】『シャドウバース』メインプランナーが今考えているコト―「バハムート降臨」からゲームデザイン論まで

  2. VR空間でプラモ作りを楽しもう! 『Monzo VR』12月12日リリース

    VR空間でプラモ作りを楽しもう! 『Monzo VR』12月12日リリース

  3. 【レポート】「狼と香辛料」作者・支倉凍砂の新作VRアニメ『Project LUX』を体験 ― ヒロインの声・モーションは田中あいみが演じる

    【レポート】「狼と香辛料」作者・支倉凍砂の新作VRアニメ『Project LUX』を体験 ― ヒロインの声・モーションは田中あいみが演じる

  4. 狂気のホラー『Year Of The Ladybug』発売日、ストーリー、開発状況は?―現時点の情報まとめ

  5. 【CEDEC 2016】原作再現、フェイシャル誇張からフェチズムまで ─ これからの3Dアニメ表現について考える

  6. 『スペースチャンネル5』新作発表!時代が追いつきVR作品に

  7. グラビアアイドル×VR=けしからん!パノラマ動画「VRガール」公開

  8. ラーメン屋VRゲーム『カウンターファイト』に挑戦!大繁盛で店主ヘロヘロ…

  9. 【CEDEC 2014】ゲーム開発を最適化するアセットパイプライン、基礎知識と構築のポイントを解説

  10. カプコン川田Pと松江氏が明かす『バイオハザード アンブレラコア』のしくじり―反省から学ぶゲーム開発

アクセスランキングをもっと見る

オススメの記事だホ!

page top