人生にゲームをプラスするメディア

Wakka、ゲーム向けイラストレーターの検索&制作管理システムを提供開始

ゲームビジネス 人材

Wakkaイラストオーダー
  • Wakkaイラストオーダー
Wakkaは、特にカードバトルタイプのソーシャルゲームで需要が高まっているイラストレーターを探したり、制作工程を管理するためのシステム「Wakka イラストオーダー」を22日から提供開始しました。同社の佐藤良司氏はゲーム会社や広告代理店を経て今年Wakkaを創業。複数の会社向けにソーシャルゲームの開発支援を行う過程で、煩雑となりがちなイラストの受発注を管理するためのシステムの構築に至ったと言います。

「イラストオーダー」には2種類の機能があります。まず1つは、ゲームのイラストなどを商業ベースで受託することができるイラストレーターのディレクトリという役割です。発注側は用意されたサンプルを確認して、望みのイラストを得意なイラストレーターを探すことができ、イラストレーターとしても仕事を得る機会が増すことになります。

もう1つは、イラスト発注後の制作工程を管理する機能です。この機能ではラフ、塗り、マスターといった工程ごとにイラストレーターがイラストをアップロードしていき、それを発注者がチェック、フィードバックを返していきます。マスター提出まで全てこのシステム上で完結させることができます。イラストの場合、データ量が大きくなってしまう場合もありますが、このシステムを利用すればファイル転送サービスなどを利用せずともファイルの納品まで済ませることができます。

佐藤氏はソーシャルゲームにおけるイラストの受発注には幾つか問題点があると指摘します。描いた後に事前の提示からかけ離れた額での納品を要求されたり、酷い場合には音信不通になるといった事件もありました。「そもそもイラストレーターさんへの尊敬が全くない業者も散見されます」(佐藤氏)といいます。また、商業ベースの仕事をする気の無いイラストレーターに対して一斉にPixiv等で仕事の依頼をかける、というようなマナーの悪い業者も指摘されます。こうした問題点は「イラストオーダー」を利用すれば解消されそうです。請求・支払い管理もシステムを利用する場合にはWakkaが仲介するため安心です。

発注者側にとっても「イラストオーダー」は多くの煩雑さを解決してくれそうです。多くのカードを発注する場合には、発注する先のイラストレーターの数も多くなる場合があります。こうした場合に、数十人を相手に、それぞれ進捗を確認し、フィードバックを返していくというのは大変な仕事です。そこに請求書や支払いの管理まで入ってきてしまうとお手上げ状態です。「イラストオーダー」ではウェブ上で案件ごとに進捗や、過去のやりとりを簡単に管理できるため、こうした仕事の煩雑さを解消してくれるでしょう。システムが「既に複数の会社に利用されていて、そこから上がった要望にも対応してきた」(佐藤氏)という点もポイントになりそうです。

「イラストオーダー」は本日から公開され、まずWakkaとこれまで付き合いのあったイラストレーターを中心に登録がされているほか、登録を希望するイラストレーターの受付もスタートしています。利用料金はイラストレーターの登録や登録されているイラストレーターの検索は無料。制作行程の管理システムの利用は発注側のみ月額210,000円(税込)となっています。現在は国内のイラストレーターのみが登録されていますが、ソーシャルゲームの海外進出も盛んになっている折で、今後は海外展開も含めて検討していくとのこと。
《土本学》

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 【レポート】未来のゲームクリエイターがApple Ginzaに大集合!Kids Developer Pitch Winter 2017

    【レポート】未来のゲームクリエイターがApple Ginzaに大集合!Kids Developer Pitch Winter 2017

  2. あのユークスが漫画連載!JKプロレス漫画「ロリクラ☆ほーるど!」作家インタビュー…プロレス愛からパンツのエンタメ性まで

    あのユークスが漫画連載!JKプロレス漫画「ロリクラ☆ほーるど!」作家インタビュー…プロレス愛からパンツのエンタメ性まで

  3. 【グリーカンファレンス2012】海外進出の鍵となる広告戦略、『Zombie Jombie』も積極的に活用

    【グリーカンファレンス2012】海外進出の鍵となる広告戦略、『Zombie Jombie』も積極的に活用

  4. 【CEDEC 2008】PixelJunk Edenにおける植物制御に関する技術解説

  5. 任天堂デザインの純金トランプを三菱マテリアルが発売

  6. プレイステーション3版『頭文字D EXTREME STAGE』・・・開発者に聞く

  7. 【CEDEC 2011】ゲームクリエイターのキャリアを考える/セガ石倉氏と専修大・藤原氏

  8. PSVR『クーロンズゲートVR』始動! あの「九龍城」が蘇る

  9. 国内ゲーム人口は4,336万人、家庭用ゲーム機所有者数も明らかに ― 2016CESA一般生活者調査報告書

  10. 「日本と海外におけるゲーマーにとってのリージョン制限」・・・イバイ・アメストイ「ゲームウォーズ 海外VS日本」第22回

アクセスランキングをもっと見る