【そそれぽ】第36回:癒し系お姫様が大剣を振り回すアクションRPG!『CODE OF PRINCESS』をプレイしたよ!

【そそれぽ】第36回:癒し系お姫様が大剣を振り回すアクションRPG!『CODE OF PRINCESS』をプレイしたよ!

2012年4月21日(土) 21時00分
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インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第36回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

突然ですが皆さん、ゲームは積んでますか?(笑)今週、インサイドに「積ゲーをしないコツや秘訣」が掲載されていて、筆者もなかなか考えさせられました。決まった小遣いしかなかった子供の頃は、どんなに微妙なゲームでも1本を大事に遊び尽くしたものですが、大人になると欲しい物をどんどん買えてしまい、つい購買欲優先で、結果的にプレイする時間がなく積んでしまう、と・・・。子供の頃のように、1本1本を大事にする感覚を忘れないようにしたいですね。

というわけで、今回プレイするのはアガツマ・エンタテインメントのニンテンドー3DSソフト『CODE OF PRINCESS』です。

『ストリートファイター』シリーズのイラストや、『極限脱出ADV 善人シボウデス』などでもお馴染み、イラストレーター・西村キヌ氏がキャラクターデザインと原案を手掛けている本作。王道ファンタジーな世界観のゲームは数あれど、グっと印象に残るようなオリジナリティの強い新作タイトルはちょっと珍しい感じです。プロモーション映像などの印象から、爽快感があって面白そうなサイドビュー式のアクションRPGのように見えるのですが、「完全新作」ゆえになかなかわからない点も多いぞ、と。そうなったら自分でプレイして確かめるしかないじゃないですか!やってて良かった【そそれぽ】!(←恒例の流れにしたい)それでは、早速プレイしていきましょう。今回はシングルプレイを中心にお伝えします。


■姫で戦士で癒し系
ストーリーモードは、王女「ソランジュ」をはじめ、「アリー」「ゾゾ子」「アレグロ」の4人を中心にシナリオが進みます。「ソランジュ」はお姫様なのに服装の激しい露出度ときたら!・・・しかし、アクションパートでは、さすが戦士タイプの主人公。キャーキャー言いながらも豪快な戦いっぷりを見せてくれます(笑)。

それでも癒し系。シナリオも緊迫した戦闘中も、常にまったりとした空気を作り出します。そんなわけで、まずは「ソランジュ」をプレイヤーキャラクターに選んでシナリオを進めていくことにしてみましょう。


■名もない村人までしゃべるフルボイス
いきなり名もない村人たちまで喋り出してビックリしました(笑)。ゲーム起動時に主題歌&アニメが用意されていたり、取扱説明書のキャラクター紹介で1キャラ1ページ使用したりと、登場キャラクターたちをすごく大事にしているゲームなんだなぁと感じていたワケですが、まさか村人をはじめとするモブキャラたちまで完全にフルボイスとは・・・。恐れ入りました。


■ワンプレイは早ければ1分
アクションパートは、早ければ1分、長くても5分程度で終わることがほとんど。サクサク進んで携帯ゲーム機向けの設計になっています。操作は、ほぼボタン操作のみ。技のコマンド表を確認する際のみ下画面タッチを使います。画面表示もほぼ上画面のみにまとまっていてわかりやすいです。

十字キーとスライドパッドは同じ役割を果たすのでお好みで、といった感じなのですが、コマンド入力が「→→A」といった感じなので、個人的には十字キーの方がプレイし易く感じました。


■ガチャプレイでもそこそこイケる
奥・中央・手前の3列のラインが存在し、それらを巧みに駆使してワラワラと出てくる敵の攻撃をかいくぐり、連続ダメージを狙って通常攻撃や必殺技を繰り出していくのがおそらく正解プレイなワケですが、いわゆるガチャプレイでもそこそこにイケます。

敵に対して確実に攻撃を当てていくこと、狙った敵へのダメージが増量する「ターゲットロック」、MPを消費して一定時間ダメージを2倍にする「バースト」、そして「ガード」の動作さえ出来ればけっこう様になったプレイができ、これらの基本アクションに慣れている頃には、自然と3列を使った巧みなプレイも身についてきているはずです。


■レベルアップで出る個性
キャラクターはレベルアップ時、ボーナスポイントをパラメータに割り振って成長させていきます。割り振り方は完全に自由なので、意外な性能のキャラクターに育てあげてみるのも全然あり。納得いかない感じで成長してしまった場合の救済措置として、育て直す手間はかかりますがレベルのリセットも用意されています。


■別キャラクターを使うと別世界
「ソランジュ」を使い込んできた筆者ですが、登場する各キャラクターの見た目はもちろん、性能的な個性もかなり強く、使用キャラを変えてプレイするだけでまるで別のゲームをプレイしているような感覚なほど印象が変わりました。特に近接戦闘キャラと魔法キャラでは戦い方がまるで異なります。手に入れた装備は別キャラクターでも使用することできるので、気軽に気分転換に他のキャラクターもぜひ使用してみてください。

また、フリープレイでは、条件を満たすことで更に4人のキャラクターが選択可能になるほか、マルチプレイでは更に、ゲームに登場するさまざまなキャラクターを使用してプレイすることができます。まさかのあんなキャラまでプレイアブルです(笑)。ゲーム中に手に入るお金を使ったキャラ成長など、マルチプレイはかなり懐の深い仕様となっているようなのですが、掘り下げたらきりが無くなりそうなので今回は割愛します・・・申し訳ないです!(汗)


■わかる人にしかわからないネタ満載
シナリオは、今時のゲームには珍しい底抜けに明るい雰囲気で進みます。中でも目立つのが、本作の特徴とも言える「わかる人にしかわからないネタ」。ネット上の用語から、アニメの名台詞ネタ、はたまた昭和の芸人ネタなどなど、かなり幅広いジャンルからオマージュされた「ネタ台詞」が仕込まれています。わからない人はきっとスルーしてしまうほど自然な形で溶け込んでいるので、わかる人だけヒヤヒヤする「ネタ台詞」をぜひ楽しみましょう(笑)。


■やや大雑把な印象も
「チュートリアル」では実例を見せつつ説明がなされるだけで実践プレイさせてくれなかったり、「引火」による連鎖ダメージが放った自キャラにも通るせいで自キャラが巻き込まれた大連鎖は落ち着くまで為す術がなくなってしまったり、大量の敵をなぎ払って派手なエフェクトで爽快感を感じたいときに微妙に処理落ちしたり、そういうときに自キャラがどこにいるのかわからなくなってしまったり、シナリオを進めていると急にボスが強かったり、よくわからない大ダメージでボスを倒してしまっていたり・・・と、細かな点がやや大雑把にまとめあげられている印象です。

また、装備による見た目の変更がないこと、細部まで描き込まれてしっかりとしたモーションの付いたアクションパートのキャラクターグラフィックをじっくり見る機会がほとんどないなど、もっともっと堪能したい部分が沢山ありました。


■総評:(横スクロールACT+格ゲ+アクションRPG)÷3・・・×西村キヌ氏
登場するキャラクターや、ワクワクする明るい冒険活劇、ワンプレイの手軽さや爽快感など、総じて良作ゆえに、特に細かなシステムの面で「こうだったら良かったのに」という「かゆいところ」に手が届かない点が目立ってしまった印象です。しかし、そのどれもが目を瞑って許せる程度の「かゆいところ」であって、致命的な不快感ではありません。

西村キヌ氏が描くキャラクターと世界設定に惹かれた人には強くオススメです。キャラクターや背景、ACEが手掛ける音楽などなど、とにかく作品の世界観が徹底して作られていて魅力的です。

また、アクションゲームが好きな人にはもちろんオススメですが、『無双』的な爽快感や、格闘ゲームのような緻密なコンボ感を期待していると、ちょっと違うかもしれません。強いてあげれば『スマブラ』的な爽快感を得られるのですが、それとももちろん違っていて、ベルトスクロールアクションと格闘ゲームとアクションRPGを足して3で割ったような独特のゲームデザインとなっています。

やや大雑把なところを許せたら、やり込みやWi-Fi対戦を含めてかなり長く楽しめるゲームです。気合の入った新作タイトルにこういった良作があるのは嬉しい限り。魅力的なこの世界観の、更なる展開を期待したいと思います。


【そそれぽ】第36回、いかがでしたでしょうか?さて今回は20代最後の【そそれぽ】でした(笑)。まさか自分が三十路になるときに、ゲームをプレイする連載を持っているとは夢にも思っていませんでした。三十路になっても心は中学生で頑張ります。次回もどうぞお楽しみに!


『CODE OF PRINCESS』は、好評発売中で価格は6,090円(税込)です。

(C) Agatsuma Entertainment Co.,Ltd. (C) empty/西村キヌ


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity

(Article written by 津久井箇人 a.k.a. そそそ)
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機種 3DS
ジャンル ACT/RPG
発売元 アガツマ・エンタテインメント
開発元 アガツマ・エンタテインメント
発売日 2012年04月19日
プレイ人数 1〜4人プレイ対応
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