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【そそれぽ】冬休み増刊号 3DS体験版特集(2):『バイオハザード リベレーションズ』体験版をプレイしたよ! ― 携帯ゲーム機ってレベルじゃねえぞ!

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート【そそれぽ】。年末年始は冬休み緊急増刊号をお送りしております。

任天堂 3DS
  • iPhoneカメラの無茶撮影でも画面のキレイさが伝わります
  • 下画面。右のメニューは親指が届いてボタン操作的に開けます
  • タッチパネルを使ったこんな要素もありました
  • オプションで3Dボリューム最大深度が設定できます
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート【そそれぽ】。年末年始は冬休み緊急増刊号をお送りしております。

ニンテンドー3DSソフトの体験版が配信スタートしたけれど、沢山配信されていて全然遊び尽くせない!そんなあなたの道標になるべく、ニンテンドーeショップで配信されている体験版のプレイレポートをバンバンお届けしていきたいと思います。ダウンロードする際の参考にしてみてくださいね。

というわけで、今回プレイするのはカプコンのニンテンドー3DSソフト『バイオハザード リベレーションズ』体験版です。

実は筆者、プレイステーションの初代『バイオハザード』をちょっと嗜んだ程度で、シリーズはほとんど未プレイ同然だったりします。だって怖いじゃないですか!(笑)。サウンドノベルのように脳内で想像して味わう恐怖は大丈夫なのですが、直接目で見て伝わってくる反射的な恐怖はあまり得意ではないのです・・・。近年のシリーズは、表現もよりリアルになって、ぐはぁ。

ちょうど「原点回帰」を謳っている本作なので、シリーズを改めて体感するには良いタイトルかもしれません。皆さんも、この体験版をきっかけに、筆者と一緒に『バイオハザード』デビューしましょう(笑)。それでは早速、恐る恐るプレイしていきたいと思います。

※画像は相変わらずiPhoneで無理矢理3DS本体を撮影したものです。実際の画面はめちゃくちゃキレイです。


■こだわりの立体視
以前『マリオカート7』のレポートで、「3D立体視が超ナチュラル」と書いたことがあるのですが、本作も負けず劣らず立体視が素晴らしい出来です。かなり強く立体を感じても目が疲れることはほとんどありませんでした。『バイオハザード』と立体視は相性抜群です。

やはり「奥へ進んで行くゲーム」と相性が良いのでしょうか。「人間がゲームプレイ中に行う視点移動」について調べていたら論文がひとつ書けてしまいそうなので、「ナチュラル立体視」の研究は省略します(笑)。とにかくナチュラルに、しっかりとした奥行きを体感することが出来ます。

更に本作では、オプション設定「3Dボリューム最大深度」から立体視の深さを調整することができます。「標準」「強い」「非常に強い」の3段階から好きな「奥行き」を選びましょう。MAXにした際の奥行きを調節できるので、強い立体感を感じたい人は強めに設定してみてください。「標準」と「非常に強い」ではかなりの差があります。このオプション設定はすごく便利なので、今後ぜひ他のタイトルにも採用してもらいたいぐらいです。


■そりゃあクリーチャー出てきますよね
限られた環境で、状況からの脱出を試みるシリーズ伝統のゲーム性は、実は「脱出ゲーム」的。部屋に隠された謎を解き、先へ進んでいくことで状況が変化、物語が進行します。そこに「ゾンビ」や「クリーチャー」という恐怖エッセンスと、生き残りをかけたサバイバルアクションエッセンスを加えたゲームこそ、間違いなく『バイオハザード』で、本作も間違いなく『バイオハザード』してます。しかも外伝的ではなく、極めて本流的であると感じました。

クリーチャーと対峙した際の武器は、小さな威力だけど弾数の多い「ハンドガン」か、大きな威力だけど弾数が少ない「ショットガン」か、ゆっくりとこちらに向かってくるゾンビを目前に頭の中で葛藤し、選択を迷っていたら速攻でやられます。更には、まだそんなにダメージは受けていないはずだけど念のために手持ち少ない「グリーンハーブ」を使って回復しておくか、強そうな敵が出てきたからもったいないけど「手榴弾」を使うか・・・この体験版だけでも、シリーズの最も基本となる部分はしっかりとプレイすることができます。


■ボタン操作は少々複雑
武器を構えたり、並行移動したり、「痒いところに手が届く」操作が可能なので、プレイ中はほぼ全てのボタンを使用します。そのため、操作は少々複雑かもしれません。しかし、ゲーム性を損なわないようにこれ以上わかりやすくは出来ないだろうなとも感じます。オプションで、ボタン操作方法が細かに変更できたり、「拡張スライドパッド」を使用できたりするので、好みの操作方法を設定しましょう。

また、タッチパネルでの武器やサブウェポンの切り替えも可能なので、より直感的に遊びたい人はぜひ下画面をタッチしながらプレイしてみてください。筆者も十字キーに割り振られた切り替えに慣れるまではタッチパネルで切り替えていました。


■イイところで!
クリーチャーに何度かやられながら、操作にも慣れ、物語が動き始め、いよいよ!!・・・というところで終わってしまいます。すごく「体験版」です(笑)。しかし、この体験版は、ストーリーよりも、むしろグラフィックやシステムの全体的な出来栄えをチェックするために存在すると言っても過言ではありません。このあと「ジル」はどうなってしまうのか・・・洋館のような場所になぜクリーチャーが出現するのか・・・ストーリーも気になるところですが、まずは3DSの『バイオハザード』の出来栄えを実際に体験してみてください。

体験版にも関わらず、難易度「NORMAL」をクリアすると「HELL」が解禁されたりしましたが、速攻で「You Are Dead」。途中手に入る「バイオスキャナー」は倒したクリーチャーもスキャンすることが可能で、スキャンすると何やら「%」が上昇します。「100%」になったらどうなるのでしょうか?体験版ですがけっこうな歯応えのやり込み要素もあるようです。腕に自信がある方はぜひいろいろやりこんでみてください。


■総評:携帯機向けに甘んじないフルスペックの『バイオハザード』
操作方法や画面構成は『4』以降のシリーズで採用されている、斜め後ろからの視点のTPS(サードパーソンシューティング)と、FPSの組み合わせを踏襲していますが、操作出来るキャラクターが「ジル」で、洋館のような場所を探索する雰囲気から、初代『バイオハザード』を彷彿させます。まさに「原点回帰」といったところでしょうか。

これまで公私共々けっこうな本数のニンテンドー3DSソフトをプレイしてきましたが、グラフィックは間違いなく最高峰です。現在据え置き機でリリースされている『バイオハザード』シリーズにも決して劣っておらず、「携帯機だから」という妥協は一切見受けられません。製品版では、このグラフィッククオリティでしっかりとしたストーリーを楽しめるとなると、もはやナンバリングタイトルにしても良いぐらいかもしれません。「外伝」だと思っていると、後悔することになりそうですよ?(笑)

購入を検討している方の背中を押す「体験版」だと思うので、「購入の決め手」としてオススメです。特にシリーズファンの方は、その出来栄えをぜひチェックしてみて下さい。また、『バイオハザード』の美味しい部分がコンパクトにまとまっているので、筆者のようにプレイ経験のない方も入門編としてオススメです。

せっかく無料で遊べる体験版ですので、この3DS最高峰のグラフィックだけでもぜひ一度見てほしいと思います。ホラーゲームが苦手な方も、今回の体験版ぐらいならギリギリセーフだと思うので、ぜひどうぞ!(笑)気になった方は、ぜひ『ニンテンドーeショップ』から体験版をダウンロードしてみてくださいね。


【そそれぽ】冬休み増刊号 3DS体験版特集(2)、いかがでしたでしょうか?次回もどうぞお楽しみに!


『バイオハザード リベレーションズ』は2012年1月26日発売予定。価格は通常版が5,990円(税込)、LIMITED EDITIONが8,990円(税込)です。

(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》
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