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【そそれぽ】第20回:3DSの本気!シリーズ最高傑作かもしれない『マリオカート7』をプレイしたよ!

任天堂 3DS

  • 秒間60フレームはiPhoneのカメラでは追いつけません!
  • ドライバー視点はこんな感じ
  • コミュニティはまったりと対戦できます
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。ついに第20回を迎えてしまいました【そそれぽ】のお時間です。

第20回を迎え、これまでレポートさせて頂いてきたタイトルは号外も含めて20本以上。最初は「こんな連載大丈夫か?」とも実は思っていたのですが、やってみれば続くものです(笑)。最近は【そそれぽ】を読みに来て下さる方も増えているみたいで、本当にありがたく思っています。拙いレポートも多いと思いますが、時間をかけてしっかりとプレイして、心を込めて、ゲームの制作スタッフはもちろんゲームそのものに敬意を払って、これからもレポートをお届けして参ります!

というわけで、今回は第20回を記念するに相応しいビッグなタイトル、任天堂のニンテンドー3DSソフト『マリオカート7』をプレイします。

小学生の頃、「そんなバナナぁー」とCMを見て発売日に買いに走った初代『スーパーマリオカート』。「マリオサーキット1」のタイムアタックや、友人との「バトルゲーム」に明け暮れていた日々。気付けば三十路も目の前に見えるおっさんになってしまいました。しかし、年月を重ねても、何度やっても新鮮な気持ちで挑める『マリオカート』シリーズの新作に心が躍ります。自分と同じような気持ちの人も多いのではないでしょうか。

それでは、早速プレイしていきましょう。
(写真は筆者がiPhoneで無理矢理撮影したもので、マリオカートのスピードに全くついていけませんでした・・・実際の画面はめちゃくちゃ美しいですよ!)


■最初は2つのグランプリと8人のキャラクター
50cc、100cc、150ccのスピード(≒難易度)は最初から選択可能。カップは新コースで構成された「キノコカップ」と懐かしのコースで構成された「こうらカップ」の2種類が最初から選択可能です。隠されたグランプリは、ゲームを進行することで解放されていきます。上段4つは新コースのグランプリ、下段4つが懐かしコースのグランプリです。

公式サイトには出ているのに、ウチのソフトにはいない!というキャラクターたちもゲームを進行すると増えていきます。本作はマシンのカスタマイズもかなり「性能」に影響するので、キャラクター性能にこだわらずお気に入りのキャラクターで楽しむのも良いですね。Miiが選べるようになったら、お気に入りのMiiや変わったMiiで遊ぶのも楽しそうです。


■カートのカスタマイズ
「フレーム」「タイヤ」「グライダー」の3種類のパーツの組み合わせで、カートの見た目や性能をカスタマイズすることができます。これらのパーツはレース中に「コイン」を集めることで徐々に解放されていきます。過去のシリーズではキャラクター性能に依存していた面が強かったので、好みのキャラクターを選びやすくなったのは嬉しいですね。

パーツが増えてくると更に奥深さが増します。コースに合わせたセッティングなどを試せば、より有利にレースを展開できるかもしれません。とは言え、そんな難しいことは考えずに見た目で選んじゃうのもアリです。お気に入りのカートの組み合わせを見つけましょう。


■1位ほど不利、8位ほど有利
シリーズの伝統。良いアイテムは順位が低いほど出易くなっているので、1位で走っていても緊張感は最後まで途切れません。普通のレースゲームは一度ぶっちぎってしまうとそれでほとんど結果が見えてしまうのですが、「サンダー」「トゲゾーこうら」などを喰らうと一気に逆転されてしまうことも。ゴールするまでが『マリオカート』です。

実力があるにこしたことはありませんが、運も実力の内。上手い下手に関わらずアイテムで逆転したりされたりがあることで、レースゲームが苦手な人でも完走できるぐらいプレイできれば、どんなに上手い相手でも勝てる可能性が十分にあります。諦めないで!


■3D立体視が超ナチュラル
これまで【そそれぽ】やプライベートでかなりの本数の3DSのソフトをプレイしてきましたが、立体視がここまで「ナチュラル」に感じられたタイトルは無かったと思います。立体感が弱いというワケでもなく、むしろ立体感は他のゲームと同等かそれ以上。しかし見え方が極めて「ナチュラル」なのです。

筆者は3DSでゲームをプレイする際、例え任天堂のタイトルであっても立体視「させられている感」というのは、少なからずどこかに感じていて、いわゆる「目が疲れる」といった感想が出てきてしまう部分も納得していました。しかし、なぜか『マリオカート7』は立体視「させられている」というより、立体視「している」と感じます。技術的な面ではわかりませんが、この「ナチュラル」な立体視は、今後の3DSにおいて大きな一歩になるかもしれません。店頭試遊やお友達からのダウンロードプレイなど、ぜひ実一度実際にプレイしてこの「ナチュラル立体視」を体感してみてください。


■音楽に涙する
書き下ろされた新曲、既存の他ゲームからのアレンジ曲、過去のシリーズからのアレンジ曲、ステージやレース中にさり気なく含まれている音のギミック、どれを取っても素晴らしい仕上がりです。3DS本体のスピーカーは携帯ゲーム機やモバイル機器の中でも特に音が良いので、音楽の心地良さが更に際立ちます。

当時リアルタイムで初代『スーパーマリオカート』をプレイしていた筆者は、「マリオサーキット2」で流れる「あの曲」に、コースの懐かしさも相まって軽く涙ぐんでしまうほど。あの時の曲を「思い出補正」してくれた、原曲重視のナイスアレンジです。皆さんの思い出の『マリオカート』ミュージックもきっと収録されているのではないでしょうか。


■ドライバー視点とジャイロ操作
ドライバー視点の『マリオカート』は非常に斬新。別のゲームをやっているような感覚に陥ります。秒間60フレームの描写や3D立体視も相まって、スピード感は通常のプレイ以上。視点はスライドパッド下の十字キー上下で簡単に切り替えられます。

しかし、ジャイロ操作はお好みでという感じでしょうか。細やかな操作を求めるのはなかなか難しい上、3D立体視を維持しながらのジャイロ操作はほぼ不可能です。(本体の傾きと一緒に首も傾けなければならないので!)ルールしばりなどのときに、皆でやると楽しいかもしれません。逆にジャイロでの操作を極めるのもひとつのやり込みとなってきそうです。


■ゆるくて楽しいネット対戦「コミュニティ」
コミュニティを作っていざネット対戦!と思ったら、最初からコミュニティは作ることはできない仕様になっていて、おそらく1回以上、誰かが作ったコミュニティに参加してゲームをプレイしなければなりません。コミュニティのつながりは非常にゆるいものなので、積極的に参加しても苦になりません。オンライン特有の気まずさも全くありません。

そして今度こそコミュニティ作り。コミュニティを立ち上げる際には、対戦の方式(グランプリやふうせんバトルなど)、目印となるアイコン、「アイテムしばり」などのルールが設定可能です。(この設定は一度立ち上げると変更出来ないので注意)ヘタレな筆者は、アイテムのしばりもなく、無難に100ccのグランプリで作ってみました。


■Twitterのフォロワーさんとネット対戦してみた
早速コミュニティを利用して筆者のTwitterで参加者の募集をかけたところ、すぐに何人か集まって対戦することができました。筆者のネット接続環境はWiMAX(いわゆるモバイルルーター)だったのですが、ラグなどが発生することもなく、非常に安定して楽しむことができました。

ネットごしとは言え、対人戦ならではの駆け引きもあり、恥ずかしながら部屋で一人で笑ったり、「うわー!」とか声をあげたりしてしまいました(笑)。さまざまなアプローチから好きな方式を選択できるインターネット通信対戦は非常に魅力的で、敷居も低く参加し易いものになっています。


■友人と二人でローカル対戦してみた
友人と二人でローカル対戦もしてみました。「せかいのだれとでも」では楽しめない「VS」ではアイテムしばりのルール設定などができるほか、1対1での勝負はもちろん、グランプリ形式でCPUをまじえての対戦、赤チームと青チームに分かれたチーム戦なども楽しめます。

今回は1対1でしたので、チーム戦の際はCPUを3キャラクターを引き連れての対戦となったわけですが、CPUとの間に謎の絆も生まれ、フォローしたり足を引っ張ったり、まさに「チーム戦」をやっている感覚でした。大人数でのチーム戦を行ったら、もっと熱い対戦になりそうです。


■1位確定後、ちょっとヒマ
ネット対戦・ローカル対戦ともに、1位のゴールから30秒でレースがタイムアップとなり、その時点での順位で確定してしまうシステムが採用されているのですが、自分が1位になった際は、その30秒も案外手持ち無沙汰でちょっと退屈でした。

まだ他のプレイヤーは一生懸命レースしているので、応援したりヤジを飛ばしたりもしたいのですが、走っている様子は、ローカル対戦時でも相手の画面を覗き込むしか方法がなく、ちょっともどかしい感じです。ゴール後は「待ち」ではなく、他のプレイヤーの様子をこちらの画面からがっつりと見れるシステムが欲しかったです。


■総評:過去最高傑作かもしれない
『マリオカート』シリーズは細かなバージョンアップの積み重ねで今に至っていると思います。足しては引き、足しては引き・・・しかし「引かれたもの」の中には「良かったもの」も沢山あり、人それぞれに好きな『マリオカート』があって、プレイする全ての人が納得する「完全」な『マリオカート』は、ひとつも存在しなかったのではないでしょうか。

その中で、『マリオカート7』は最も「完全」に近いバランスの取れた『マリオカート』かもしれません。上級者も初心者も、シリーズをずっとプレイしてきた人も、それぞれに楽しさを見出し、一緒になってプレイでき、更にインターネットを介することで世界中の人と、とにかく気軽に遊ぶことができます。

ニンテンドー3DSを持っている全ての方にオススメです。立体視から通信機能まで、3DSの魅力をここまで揃って引き出しているタイトルは、もうしばらく出ないのではないかと思ってしまうほど。間違いなくニンテンドー3DSというハードを代表するタイトルになっていくと思います。

本来負けて悔しいのが対戦ゲームなはずなのですが、負けても素直に楽しかったと思えてしまう不思議な魅力。レースゲームが苦手な人ほど、是非プレイしてほしいです。アイテムによる運要素も強いので、上級者に勝つチャンスは沢山あります。逆に、タイトなやり込みを求めている人には辛い面もあるかもしれませんが、そのハチャメチャ感の許容こそ『マリオカート』の醍醐味です。

1人プレイもよし。敷居の低いさまざまな対戦プレイもよし。陸海空に広がる新しい『マリオカート』を皆で楽しみましょう。


【そそれぽ】第20回、いかがでしたでしょうか?20回記念ということでついついボリュームアップした内容となってしまいました。さて、12月8日までにバージョンアップされるらしい3DS。『モンハン3G』やPSVitaの発売も近付いてきていよいよ加熱する年末商戦の中、【そそれぽ】は変わらずまったりとお送りしていきたいと思います。次回もどうぞお楽しみに!


『マリオカート7』は、好評発売中で価格は4,800円(税込)です。

(C)2011 Nintendo


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》

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