「社長が訊く」は、任天堂社長自ら開発スタッフにインタビューすると言うもの。今回は『メトロイド』『ファミコン探偵倶楽部』、『カードヒーロー』『メイドインワリオ』などで知られる坂本賀勇さんがプロデュースするゲーム。残念ながらE3の関連で今回は登場出来ませんでしたが、別の形で登場するとのことです。
『トモダチコレクション』(略称『トモコレ』)開発のきっかけは2000年9月に、ゲームボーイカラー専用で発売された『とっとこハム太郎 ともだち大作戦でちゅ』がきっかけ。このソフトは占いソフト。名前や性別、年齢などを入力して仲良し度やラブラブ度をハム太郎が占ってくれるゲームです。
ゲームシステムはよく出来ていた『とっとこハム太郎 ともだち大作戦でちゅ』ですが、ハム太郎ファン以外には興味を持つことが難しかったのが正直なところ。「大人の女性でも遊べるバージョンをつくりたい」という話が出て、2005年10月に作り始めたのが『大人のオンナの占い手帳』という直球なタイトルのゲームを開発。
その頃は2Dで福笑い的なものを考えていたものの、どうせなら3Dでやりましょうという流れになり、Miiが生まれるきっかけになったという新事実が明らかに。そこで『似顔絵チャンネル』や『みんなで投票チャンネル』を制作後、開発が再開した時には『トモダチコレクション』となっていたと任天堂企画開発部の高橋さん。
開発が再開した時にはDSがブームになり、既に大人の女性などにも受け入れられる状態になっていた為、「大人のオンナ」では無く『トモダチコレクション』に名称が変わったと語っています。
『トモダチコレクション』は、Miiを作って眺めたり遊んだりするのがメインな訳ですが、当然Mii作るのが苦手な人はいると思います。そこで友達からMiiをもらったり、『Miiコンテストチャンネル』と通信して持ってくることで敷居を下げることにもチャレンジしている様子が伺えます。
インタビュー後半では坂本さんもインタビューに登場。『とっとこハム太郎』から『大人のオンナの占い手帳』、そして4年以上掛けて完成した『トモダチコレクション』の経緯や紆余曲折しかけたことなどが掲載されています。
もし『大人のオンナの占い手帳』を作ろうとしなかったら、今ある『似顔絵チャンネル』やMiiは無かったかもしれません。非常に興味深い内容なので是非チェックしてみてください。
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