
任天堂の最新ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」(以下、スイッチ2)は、2025年6月に発売されました。ただし、この日に入手できたのは運に恵まれたユーザーのみ。ほぼすべての店舗で抽選販売が行われたためです。
発売以降も定期的に供給されるものの需要が大きく回っており、入手難の状況が長らく続きました。落選続きによる抽選の申し込みに疲れ、諦めてしまった人も少なくないほどです。
発売直後から高い人気と注目を得たスイッチ2。しかし、こうした状況だけでは、具体的にどれだけ好調なのか、把握しずらい面があるのも事実です。
また、長らく続いた入手難の状況は変化したのか。後継機に道を譲った「ニンテンドースイッチ」(以下、スイッチ)は、どうなったのか。スイッチ2を中心とする任天堂ゲーム機の“今”に迫ります。
■「スイッチ2」の販売台数が判明

発売以降、需要の絶えなかったスイッチ2は、入荷した分だけ即売れるという状況が続きました。その売れ行きは圧巻という他ありませんが、現物を目にする機会すら滅多になかったため、実際どれほど好調なのか消費者視点では掴みがたいところです。
しかし、2026年2月3日に任天堂が公開した「2026年3月期第3四半期 決算説明資料」を見れば、スイッチ2の売れ行きが明確に分かります。
スイッチ2は、発売日から同年12月末までの約7か月間で、累計1,737万台を販売。これは、任天堂のゲーム機史上、過去最速のペースです。

前世代機のスイッチも発売直後から好調な出足を見せましたが、最初期の販売台数、以降の推移のいずれも、スイッチ2が大きく上回っています。
ちなみに、同社のゲーム機・Wii Uの累計販売台数は1,356万台。Wii Uが何年もかけて積み上げた記録を、スイッチ2は1年もかけずに軽々と超えていきました。このまま勢いを継続できれば、Wiiのように1億台を超える活躍も夢ではないでしょう。
店頭でなかなか買えなかったスイッチ2は、その入手難に相応しい売れ行きを見せ、想像以上の成功を収めていた模様です。2年目・3年目の展開次第で失速もあり得ますが、現時点では理想的な展開と称しても過言ではないでしょう。
■後継機に道を譲った「スイッチ」が打ち立てた記録とは

発売から数えて10年目に突入したスイッチは、さすがに性能面で厳しい時代を迎えており、最前線で活躍する立場をスイッチ2に譲りつつあります。
しかし、不調気味だったWii Uの後釜として、不利な状況に真正面から立ち向かい、ゲーム市場を支える大樹のひとつとして成長し、誰もが認める躍進ぶりを見せました。
任天堂の屋台骨として長く活躍したスイッチは、今では円熟期に入っており、代替わりも進んでいます。その活躍と歩みがどれだけの結果を残したのか。同じく決算資料を紐解けば、スイッチが残した成果は一目瞭然です。

スイッチの累計販売台数は、2025年12月末時点で、驚異的とも言える1億5,537万台となりました。任天堂のゲーム機では、「ニンテンドーDS」が打ち立てた1億5,402万台が最多販売台数だったのですが、その記録をスイッチが塗り替えています。
第一線をスイッチ2に譲りこそしましたが、長年愛された人気ぶりに加え、ゲーム史でも指折りの実績を残したスイッチ。記憶にも記録にも残る名機は、最前線を退きつつあり、穏やかな時間を過ごしています。












