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「先行特許がある」―米国特許庁長官、2025年9月に任天堂が取得した「サブキャラクターを呼び出し戦わせる」『ポケモン』特許の再審査を指示

米国で任天堂が申請した特許について、米国特許庁長官は再審査を命じました。

ゲーム ビジネス
「先行特許がある」―米国特許庁長官、2025年9月に任天堂が取得した「サブキャラクターを呼び出し戦わせる」『ポケモン』特許の再審査を指示
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2025年11月3日、今年9月に任天堂と株式会社ポケモンが取得した「サブキャラクターを呼び出し、戦わせる」内容に関する特許に関する再審査を米国特許庁長官が命じたと海外メディアgames frayが報じています。

2つの先行特許の存在が指摘。そのうち1つは任天堂自身によるもの

任天堂と株式会社ポケモンは、2025年9月2日に「12403397号」(以下、「397号」)の特許をUSPTO(米国特許商標庁)によって承認されていました。同特許には「サブキャラクターを呼び出し戦わせる」内容が含まれています。

この特許に関しては、一部メディアで「あらゆる"モンスターを召喚する"要素のあるゲームに影響を及ぼしかねない」と報じられていました。



海外メディアgames frayによると、ドナルド・トランプ大統領によって米国特許庁長官に任命されたジョン・A・スクワイアズ氏は先述の「397号」特許を個人的な判断で再審査を指示したと伝えています。米国特許庁長官による特許の再審査命令が下されるのは2012年以来ということです。

この背景には米国で申請される特許が第三者の申し立てなどで無効化されることの多い現状を受け、今まで通ってきたような中途半端な特許の申請を退けて「より強い特許」を目指す米国の思惑と、ゲームを巡る法律争いに怒りを感じている米国在住ゲーマーの思惑が重なっていると報じられています。

今回特許の再審査が下された根拠となったのが、2つの先行特許があるという点です。1つは日本で2001年に出願(2002年に審査拒絶)、米国では2002年に出願・公開されたコナミの特許(J-PlatPatリンク)、もう1つは2019年に出願・2020年に公開された、他ならぬ任天堂自身の特許(J-PlatPatリンク)です。

これらの特許が先行して存在することを理由に、ジョン・A・スクワイアズ氏は「397号」特許の再審査を命じました。これは即刻同特許を取り消すことを意味するものではありませんが、任天堂は2カ月以内にこの命令に対する回答を用意する必要があり、海外メディアgames frayはUSPTOが「397号」特許を取り消す可能性は非常に高いと述べています。



2025年10月17日には任天堂の特許申請が日本の特許庁からも拒絶を受けており、任天堂からすると法的に不利な状況が続いています。

今回話題となった「397号」特許自体は、現在に至るまで連綿と続く任天堂対『パルワールド』関係の訴訟に直接影響するものではありませんが、主に先行の特許を根拠に『パルワールド』へ訴訟を行ってきた任天堂が、任天堂自身の特許が先行して存在することを理由として特許を見直される……という点については何とも皮肉なものです。

《ずんこ。》

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