人生にゲームをプラスするメディア

「死にゲー」をやめた『エンダーマグノリア』が出した答えとは─高難易度作品も多い「メトロイドヴァニア」に刻んだ新たな一歩を実体験

黎明期と比べると、キャッスルヴェニア作品は高難易度のものも増えました。そうした状況で『エンダーマグノリア』が挑んだのは、「死にゲー」ではない難しさと楽しさの追及でした。

ゲーム 特集
「死にゲー」をやめた『エンダーマグノリア』が出した答えとは─高難易度作品も多い「メトロイドヴァニア」に刻んだ新たな一歩を実体験
  • 「死にゲー」をやめた『エンダーマグノリア』が出した答えとは─高難易度作品も多い「メトロイドヴァニア」に刻んだ新たな一歩を実体験
  • 「死にゲー」をやめた『エンダーマグノリア』が出した答えとは─高難易度作品も多い「メトロイドヴァニア」に刻んだ新たな一歩を実体験
  • 「死にゲー」をやめた『エンダーマグノリア』が出した答えとは─高難易度作品も多い「メトロイドヴァニア」に刻んだ新たな一歩を実体験
  • 「死にゲー」をやめた『エンダーマグノリア』が出した答えとは─高難易度作品も多い「メトロイドヴァニア」に刻んだ新たな一歩を実体験
  • 「死にゲー」をやめた『エンダーマグノリア』が出した答えとは─高難易度作品も多い「メトロイドヴァニア」に刻んだ新たな一歩を実体験
  • 「死にゲー」をやめた『エンダーマグノリア』が出した答えとは─高難易度作品も多い「メトロイドヴァニア」に刻んだ新たな一歩を実体験
  • 「死にゲー」をやめた『エンダーマグノリア』が出した答えとは─高難易度作品も多い「メトロイドヴァニア」に刻んだ新たな一歩を実体験
  • 「死にゲー」をやめた『エンダーマグノリア』が出した答えとは─高難易度作品も多い「メトロイドヴァニア」に刻んだ新たな一歩を実体験

■「難しい」「易しい」だけじゃない、ユニークな難易度調整

便利なスキルを使っても、どうしても勝てない……そんな場合は、難易度を調整するという手もあります。

「死にゲー」の脱却で難易度調整を持ちだすのは邪道では、と考える人もいるかもしれません。確かに、「難易度は高いけど、設定で易しくできます」という手法は、「死にゲー」の脱却という観点から見るとあまりにシンプルな手段でしょう。

しかし、『エンダーマグノリア』における難易度調整は“単なるパラメーターの上げ下げ”に留まっておらず、見るべき価値のある提案となっています。

「イージー」「ノーマル」「ハード」といったプリセットな難易度設定もありますが、これらとは別に、細かく設定可能な「カスタマイズ」が可能です。具体的には、敵の「HP」「攻撃力」「行動頻度」「ダウン・異常状態耐性」などが項目別に分かれており、それぞれを個別に調整することができるのです。

ダメージが大きくて辛いなら「攻撃力」だけ下げるのもアリ。また、ちゃんと避けて戦いたいけど、攻撃が矢継ぎ早なので慌ててしまう……という人は、「行動頻度」を調整すれば、自分の許容範囲内で戦うことができるのでお勧めです。

単に下げるだけでなく、「敵の攻撃力は増やしつつ、ダウン・異常状態耐性を下げて、一撃が怖いけど絡め手で倒せるようにする」といった調整もできます。ただ易しくするだけでなく、最も気持ち良く戦えるように設定する楽しさもあるのが、『エンダーマグノリア』流の難易度設定です。

「難易度をカスタマイズして遊ぶ」というユニークな提案は、「死にゲー」からの脱却を目指したことで生まれた新たな切り口なのかもしれません。


「死にゲー」にも独自の楽しさや爽快感がありますが、その大部分を味わえるのは一定のハードルを越えた後の話です。しかし、無闇に難易度を下げただけのゲームでは、プレイは単調で味気ない体験になります。

こうした難しさのバランスに挑んだ『エンダーマグノリア』は、マップ機能の充実で「探索」の楽しさを継続させ、厄介な「道中の敵」には特徴的なスキルで対抗させてくれます。また「ボス戦」は、リピートスキルやオートスキルを活用すれば回避に専念しやすくなり、敵の弱体化ではなく操作の負荷を下げるという手法でプレイヤーを助けました。

さらに、難易度調整を細分化し、自分好みの「難しさ」にカスタマイズする遊び方もあり、「死にゲー」から離れたことで『エンダーマグノリア』は新たな自由を手に入れたのかもしれません。

難し過ぎることもなく、簡単でもない。そんなゲームを作るのは、典型的な「言うは易く行うは難し」に他なりません。しかし、成功例がここにあります。


ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist -Switch
¥3,818
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist -PS5
¥3,818
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム アクセスランキング

  1. 『ポケポケ』新パック「天空の支配者」7月30日追加!目玉の「メガレックウザex」はじめ、「メガメタグロスex」「フウロ」など11枚の新カード解禁

    『ポケポケ』新パック「天空の支配者」7月30日追加!目玉の「メガレックウザex」はじめ、「メガメタグロスex」「フウロ」など11枚の新カード解禁

  2. ホロライブ・宝鐘マリンを「To LOVEる」の矢吹健太朗先生が描く!豪華コラボの『ホロカ』特別カードが「Vジャンプ10月号」に付録

    ホロライブ・宝鐘マリンを「To LOVEる」の矢吹健太朗先生が描く!豪華コラボの『ホロカ』特別カードが「Vジャンプ10月号」に付録

  3. 『ポケモン』ロケット団のLINEスタンプが遊び心たっぷり!普段使いしやすい下っ端や労うサカキ、変装したコトネまで全40種

    『ポケモン』ロケット団のLINEスタンプが遊び心たっぷり!普段使いしやすい下っ端や労うサカキ、変装したコトネまで全40種

  4. 『ポケポケ』新パック「天空の支配者」最新情報が本日7月23日22時公開!メガレックウザほか、収録カード解禁に期待

  5. 「『アークナイツ』の3Dゲームが出るぞ!」って、最初は正直どう思った? 『アークナイツ:エンドフィールド』リリース半年を機に、4人のインフルエンサーに聞いてみたーシリーズを“奥深く”まで追ってきたからこその視点【座談会】

  6. 「また転売の餌食になりそう」8月発売の「Vジャンプ10月号」買い占めを危惧―『ワンピース カード』付録中止もやまぬ不安

  7. PS5ディスク版生産終了、ゲオホールディングスの見解は? 「パッケージソフトは重要な位置づけだが、ゲーム事業からの撤退は全く考えていない」

  8. マクドナルドで「ポケモン30周年バーガー」が7月22日より発売!歴代御三家やピカチュウの描かれたオリジナルパッケージが可愛い

  9. 全て最安値を更新!『サイレントヒル2』3,432円に『P3R』3,071円─『P3P』『P4G』各990円や『ニディガ』598円などがお手頃過ぎる【eショップ・PS Storeのお薦めセール】

  10. 早くも2027年は大作ラッシュ!? リメイク版『FF7』完結編や『VF』『DBゼノバース』最新作、新たな「ガンダム」ACTに『モンハン:ワイルズ』大型DLCも

アクセスランキングをもっと見る