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『FGO』駆け抜けた第1部、立ち上がりの躓き、改善・改修の継続……10年目に突入した人気アプリの“遥かなる道のり”

9周年を迎えた『FGO』は、これまでどんな歩みを重ね、そしてこの10年目を進んでいくのか。過去と今の『FGO』を辿ってみましょう。

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『FGO』駆け抜けた第1部、立ち上がりの躓き、改善・改修の継続……10年目に突入した人気アプリの“遥かなる道のり”
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スマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』(以下、FGO)が、今年の夏に9周年を迎えました。

基本無料型のゲームは浮き沈みが激しく、サービス開始から半年を待たずに終了する作品も少なくない中、『FGO』は9年間もの期間を駆け抜け、今も高い人気を誇っています。

今や10年目に突入し、更なる展開にも期待が集まっている『FGO』が、これまでどのような旅路を歩んできたのか。この節目に、その歴史を振り返ってみましょう。

■サービス開始前から注目集まる『FGO』

『Fate/stay night』から始まった本シリーズは、続編にあたる『Fate/hollow ataraxia』や、格闘ゲーム『Fate/unlimited codes』、そしてRPGシリーズの『Fate/EXTRA』『Fate/EXTRA CCC』など、ゲームだけでも多数の作品が、『FGO』の正式サービスより早く登場しました。

書籍も視野に入れるなら、小説では「Fate/Zero」「Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ」「Fate/Apocrypha」「ロード・エルメロイII世の事件簿」、マンガなら『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』に『氷室の天地 Fate/school life』など、こちらも枚挙に暇がないほどです。

こうした作品群でファン層が拡大した『Fate』シリーズが、スマートフォン向けのゲームになる──そんな話を聞けば、注目が集まるのも無理のない話です。例えば実装サーヴァントの発表など、正式サービスを前に新情報が出るたび、その話題で盛り上がりました。

公式YpuTubeチャンネルで視聴できるもっとも古い動画「『Fate/Grand Order』トレーラー」の再生回数は、なんと200万回超え。第1弾のTVCMも120万回を上回っており、こうした数字だけでも当時の盛り上がりぶりを窺うことができます。

■不具合、メンテ、iOS版の延期……暗雲立ち込めた正式サービス直後

注目が集まる中で正式サービスの幕を開けた『FGO』は、しかし順風満帆な旅立ちとはいきませんでした。

まずは、2015年7月30日にAndroid版の正式サービスが開始しましたが、キャッシュ削除によりセーブデータが消失する恐れなどが発生。また、不具合の影響を受けてiOS版配信の開始時期が延期されたり、長時間のメンテンナンスが実施されたりと、トラブルやその対処と平行した運営となりました。

また、ゲームシステム上の問題やユーザーが感じた不満点も少なからずあり、一時期は「気持ちよく遊べない」「この調子だと早々にサービス終了するのでは」といった声も上がるほどでした。

しかし、こうした不具合や問題点と真摯に向き合い、『FGO』の改修が少しずつ進んでいきます。同年8月末には、AP回復の間隔が5分で1APに改善されたり(当初は10分でAP1回復だった)、プレゼントボックスの上限を100枠から200枠に変更するなど、ユーザーが直接実感できる利便性の向上が図られます。

2015年の代表的な改修・変更の一部を振り返ると、バトル中の高速モード、コマンドフェイズの選び直し機能、種火集めの「超級」、令呪の「宝具解放」などが追加されたほか、保存できるパーティ編成枠やプレゼントボックスから受け取れるアイテムの上限などが変更されています。

いずれも、現在のプレイ環境では当たり前すぎる機能ばかりですが、サービス開始当初には実装されていなかったものも多く、年月をかけて少しずつ改善されていった結果が、今手元にある『FGO』なのです。

こうした地道な改善の継続や、魅力的なシナリオとサーヴァントの実装により、当初失いかけていた信頼が徐々に回復。人気アプリの地位を獲得し、その躍進が始まります。



《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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