ブシロードの代表取締役社長、木谷高明氏は2月2日(金)、自身のX(旧Twitter)にて“家虎”根絶に向けて努力していくと改めて表明しました。
◆ライブで疎まれる「イェッタイガー」とは
ブシロードは『BanG Dream!(バンドリ!)』や『D4DJ』の展開に加え、グループ会社であるブシロードミュージックを中心に、ライブ・コンサート事業を手掛けています。その代表取締役社長である木谷高明氏は、ちょうど4年前の2020年2月2日に「お知らせ。家虎根絶する方向で動きます。今後、明らかにライブの妨害に当たるものは退出に留まらず、ブラックリスト化。場合によっては損害賠償請求など法的手段の検討もさせて頂きます。ご理解よろしくお願いします」と投稿していました。

「家虎」とは、ライブにおいて楽曲のサビ前などに「イェッタイガー」と叫ばれる掛け声(コール)のひとつで、ライブイベントを中心に活動するいわゆる地下アイドルなどの現場でファンの間で親しまれていました。2010年代後半からは声優を中心としたイベントでも散見されるようになり、「家虎」を迷惑とするファンが度々SNS上で自身の気持ちを綴るなど、問題視されていました。
これを見かねた木谷氏は、前述の投稿で家虎を根絶すると宣言。その後当該のポスト(当時のツイート)をTシャツにプリントし揶揄したユーザーの投稿を引用する形で「おっと肖像権の侵害だな」と述べるなど、戦いを繰り広げていました。
2020年1月ごろから新型コロナウイルスの流行によりライブイベントが中止され、戦いは休戦となったものの、2023年1月には再び声出しを伴うライブイベントが解禁。そこから約1年経ったこのタイミングで「まだまだ不十分かも知れませんがコロナ禍の期間も通じてスタッフや業者の方々は根絶に努力して頂いています。お客様の協力にも感謝します。引き続き根絶に向けて努力して行きます」と改めて宣言しました。
家虎派と木谷氏の戦いは依然として続くようです。
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