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『アリスギア』今年の夏はフミシタ!キャラソン「PENETRATE」&「Long for…」に込められた想いを訊く

※本記事にはイベント「成子坂リコレクション」に関する若干のネタバレが含まれています。

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『アリスギア』今年の夏はフミシタ!キャラソン「PENETRATE」&「Long for…」に込められた想いを訊く
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※本記事にはイベント「成子坂リコレクション」に関する若干のネタバレが含まれています。

スマートフォンおよびDMM GAMES向けに配信されている、武装カスタマイズアクション『アリス・ギア・アイギス(以下、アリスギア)』。つい最近5周年を迎えたかと思えば、気づけばもう5.5周年です。

それを記念し、現在ゲーム内では、2年前の成子坂製作所を舞台に百科文嘉と兼志谷シタラの出会いを描いたイベント「成子坂リコレクション」が開催されている他、文嘉さんとシタラのファクターが実装、さらに恒例となっているコミックマーケットでのキャラソンCDにもフミシタの2人が抜擢されています。

文嘉さんとシタラのファクタースーツ設定画。文嘉さんは柳瀬敬之氏が、シタラは海老川兼武氏がデザイン

今回は、この一連のフミシタムーブメントから主にキャラソン「PENETRATE」「Long for…」に焦点を当てたインタビューを実施。『アリスギア』の楽曲を多く手掛け、今回も作曲を担当しているMASAKI氏(ZUNTATA)と、編曲担当のel氏、ピラミッドからは企画・キャラソン担当T氏&リードアウトゲームプランナー氏の計4人にお話を伺いました。

MASAKI
タイトーサウンドチーム「ZUNTATA」所属。
『アリスギア』ではバトルBGMや、バーベナ、伊戸倉音緒、ドクソン他キャラソンなど、数多くの楽曲を手掛ける。
他代表作にMUSIC DIVER(アーケード)、テトテ×コネクト(アーケード)、東方スペルバブル(Nintendo Switch)、「グルーブコースター」シリーズ(アーケード、iOS、Nintendo Switch)等。

el
作曲、編曲、マニピュレーター、レコーディングディレクター等。
アニメ、ゲーム、キャラクターソング等を中心に活動。
代表曲にNHK Eテレ アニメ「はなかっぱ」OP主題歌『ス・マ・イ・ル』(作詞共作・作曲)等。


――今回、文嘉さんとシタラのデュエットソング「PENETRATE」と、シ…ぞーさんの「Long for…」という2本立てでのキャラソンCD発売となりますが、キャラソンの人選っていつもどう考えられているんですか?

企画・キャラソン担当T:CDの販路とか流通とか色々あると思うのですが、ピラミッドはゲームデベロッパーなので、ゲームのプロモーションという視点から「コミックマーケット(コミケ)」に焦点を当てています。

となると、出す時期が決まっているのでそれを踏まえて(ゲーム内)イベントのスケジュールを引き、フォーカスするキャラを決めてから、その子を掘り下げていく一環として「この子が歌ったらどうだろう」と最終的に詰めていくような作り方をしています。純粋なキャラソンというよりかは、イベントのテーマソング的な側面もあるので、一般的なイメージのキャラソンとは少し違うかもしれませんね。

ただ、今回の「Long for…」に関しては、結構寝かせていたものでして、MASAKIさんには会うたびに「いつ『Long for…』を歌わせてくれるんですか」と言われていました(笑)。

――MASAKIさん、elさんとしては、今回のキャラソン(PENETRATE、Long for…)のお話を受けた際にどう思いましたか?

MASAKI:遂に来た!と思いました。後ほど触れますが、「Long for...」は『アリスギア』がリリースする前に作った楽曲ですので、感慨深いものがあります。

とはいえ、キャラソン自体は多数作らせて頂いてますので、基本的には今回も気合入れて良い曲作るぞ!という感覚です。

文嘉、シタラはゲームでも初期主要メンバーなので、ある意味主役ではありますが、コンポーザーとしてはどの曲も等しく全力で作ってます。隊長さんの一番の推しは皆さん違いますからね。

ただ、「Long for...」は唯一特殊な楽曲だった感じです。

el:有難いなぁ!と。これまでに、サントラの方に収録された「Axis Drive」を含め計5曲で編曲とレコーディングディレクターを担当させていただいており、今回またお話をいただけたのは率直に嬉しかったです。

ピラミッドさんともZUNTATAさんともコミュニケーションを深めてこれた状態になっていたので、非常に良い形で制作が出来るなと思いました。

――ではまず「PENETRATE」からお話を伺えればと思うのですが、こちらの楽曲のコンセプトは?

企画・キャラソン担当T:「PENETRATE」に関しては、完全新規のフミシタデュエットソングということで、比較的自由に作ることができました。MASAKIさんには、キャラソンだけど『アリスギア』の2ndオープニングソングになるくらいのスピード感やパワーを持った楽曲にしてほしいとオーダーさせていただきました。

――「PENETRATE」の作曲や編曲において、意識した事はどんなことですか?

MASAKI:『アリスギア』の2ndオープニングソングくらい…ということで、シリアスなバトル系アニメに合うようなイメージはありました。

また、「昔の成子坂をイメージしたタイアップソング」というテーマも提示されていて、最近のトレンドをなぞるのではなく、「我々の世界で言う所の2005~2010年頃の楽曲」を意識して作っています。フミシタのデュエットであることが栄えるよう、交互に歌う想定でメロを組み立ててますね。

el:これはこのあと話すことになる「Long for…」についても共通ですし、もっと言うと僕が編曲をする場合の全てに共通することなのですが、「歌のメロディと歌詞」です。

伴奏というのは「伴って奏でる」と書く通り、主役に「伴って」いる伴奏が良いと僕は思います。例えば「歌のリズムがこうだから、オケも同じにしよう」「歌のリズムがこうだから、オケは違うことをしよう」どちらの場合もありますが、共通して「歌がこうだから」という理由で考えます。
「PENETRATE」でも、歌のメロディと歌詞を一番に意識しました。

――タイアップソングというのは「成子坂リコレクション」での設定がまさにそれでしたよね。

企画・キャラソン担当T:ゲーム内には「成子坂の応援ソング」として存在している曲ですね。なので、文嘉もシタラもノリノリで歌えるという。

――「PENETRATE」の「ここを聴いてほしい!」というところは?

el:まずは何より歌!歌を楽しんでいただきたいです。その上で、この曲はハモリが、主線を文嘉がソロで歌っている部分はシタラがハモリ、主線をシタラがソロで歌っている部分は文嘉がハモリ、になっています。これはピラミッドさんのアイデアだったのですが、デュエット曲ならではの面白さだと思います。ぜひご注目ください!

MASAKI:全部です(迫真)

だと回答にならないので掘り下げますと、音楽的な所ではサビの解放感は大事にしました。Aメロ、Bメロでは刻みが少し多めで、その後のサビで刻みを減らし、伸びやかに広がるようなメロをイメージしました。普通に聴いていただくと、認識はしても意識はされない部分かと思いますので、少し意識して聴いてみると、なるほどと思ってもらえるかと思います。

あとはデュエットであることですよね。
文嘉、シタラの正反対に位置するようなキャラの二人が一緒に歌うことで初めて見える化学反応みたいなのがありますので、ぜひご堪能ください。石川由依さん、内田真礼さん共にとても歌唱力が高いので、最終的にとても良い作品に仕上がったと思います。

それと、超個人的な所で言うと、YouTubeにあがっているミュージックビデオ。サビ頭のシタラの切ないような、悲しい様な表情で悶えまして、ご飯3杯は余裕で行けます。

――MVすごく良かったです。

企画・キャラソン担当T:文嘉もシタラも思うところがあってアクトレスになり苦労しています。その2人が持つ葛藤や悔しさ、弱さへの苛立ちを描きたくて、切ないシーンを入れたりしていますね。MVの中で私服から汎用スーツ、そして専用スーツへと衣装が変わっていくのですが、この衣装の変遷から時系列や心境の変化を表現しています。

――作詞に関しては、どのような想いが込められているのでしょう。

企画・キャラソン担当T:あきらめない」というのが強いですね。どんなに苦難が襲いかかってきても、あきらめずに打破して成長していくという想いを込めています。歌詞の中に繰り返しの部分が多く入っているのですが、これも不撓不屈の精神を歌詞から伝えられればと思って入れています。

MASAKI:ちなみに、歌詞に「PENETRATE」というワードが入っていないのは意図してそうしているんですか?

企画・キャラソン担当T:実を言うと、出てるんですよ。「穿て」が「PENETRATE」なんです。「繰り返し」「いつまでも」「絆を穿て」こういったワードを意図的に多用することで、くじけずに意志を貫く不撓不屈の精神を表しているんです。

成子坂の全盛期を知っている文嘉もシタラも、一度落ち目になってしまった成子坂を蘇らせるという強い想いをオーバーラップさせながら歌ってくれているのかなと、私は思っています。ここはあくまで私の解釈ですが。

――ありがとうございます。ではもう一曲の「Long for…」についてもお伺いできればと思います。

MASAKI:謎の人物ぞーさんが、ゲーム内で「歌ってみた」を配信する時に歌ってる曲として作りました。その時のインゲーム用BGMは、サントラVol.1に「AEGIS」という曲名で収録されています。まだ『アリスギア』がリリースされる前での制作ということで、『アリスギア』との出会いの曲でもあり、その後YouTubeの「ZUNTATA NIGHT放送10周年記念祭」という放送ではピアノソロで弾いたりと、思い出が色々ある特別な楽曲です。今回のレコーディングでも、感極まって泣いてしまったほどに思い入れがあります。

謎に包まれたぞーさんには繊細で感受性豊かな部分があり、その部分にフォーカスして作りました。曲調は悲し気だけど、悲しいだけではなく、意思の強さだったりもテーマにありました。

また、これは私の当時の勝手なイメージですが『アリスギア』の「裏テーマソング」的なものも意識しています。ゲーム全体では「Over the Future」がとてもマッチしてると思いますが、果たしてそれだけなのだろうかと。

ゲーム中ではシリアスなシーンもありますので、「Over the Future」の対比になるようなものも表現したかったため、インストでは曲名を「AEGIS」と、ゲーム名から付けました。そんな重要な楽曲を歌うぞーさんとは、一体誰なんだろう……

この楽曲は「アリスギアマガジンVol.14」の「ライナーノーツじゃ収まらない」でも語らせていただいてるので、そちらも合わせて見て頂けると幸いです。

el:「PENETRATE」と同じなのですが、この曲は特に、間奏の楽器ソロの部分を何のソロにするかというのを、ぞーさん(CV:内田真礼さん)の歌を録った後でアコギのソロが良いだろうと思い付きました。

歌詞の内容を、実際のぞーさんの歌で聴いていたところ、アコギが合うなと思ったわけです。そういう意味で、メロディ、歌詞、歌表現、オケ、が一つの方向を向いてまとまったかなと思います。

――作詞の面ではいかがでしょう。

企画・キャラソン担当T:ぞーさんの想いが込められた曲ですね。歌詞を見ながら聴いていただけるとより分かるのですが、曲が進むに連れて時系列が変わるようになっています。1コーラス目は「視聴者として杏奈を見ている」、2コーラス目では「アクトレスとなり、見られる立場になった」、3コーラス目は「杏奈と肩を並べられるようになった」というように、特にぞーさんから杏奈への想いが込められた曲です。杏奈の苦労を知らずに憧れだけを持っていたことや、その苦労を身をもって知ったこと、最後は私に元気をくれてありがとう、と。杏奈へのリスペクトが多分に込められています

歌詞の中に「ガラスの瞳」というキーワードがありますが、これは1・2コーラス目では「カメラのレンズ」を想定しています。カメラのレンズを通して見ている、カメラのレンズに撮られて磨かれる自分、最後は自分自身の目がガラスの瞳として杏奈を見ている。そういうぞーさんの変遷というのを描いているので、最初はゆっくりと、最後は盛り上がって欲しいという無理難題をMASAKIさんにはお願いしました(笑)。

MASAKI:「AEGIS」から結構変わってますよね。「AEGIS」を作った当時のオーダーは、アコギを前に出して、ということだったのですが、今回は最初はピアノだけでなど。

企画・キャラソン担当T:盛り上がっていく過程でアコギを入れて、最後は全部お願いしますと(笑)。

作詞という面でいうと、「Universal Whisper」という杏奈のキャラソンとの時系列的な絡みというのを意識して作っています。特に1コーラス目「視聴者として杏奈を見ている」というのが、まさに「Universal Whisper」のときの杏奈の心理状態とリンクしています。杏奈自体はこのとき暗く落ち込んでいたけれど、視聴者としてはそれに気づかないと。

また「Universal Whisper」では「出会えた奇跡にありがとう」と曲が終わるのですが、「Long for…」では「出会えた奇跡とともに」と曲が終わります。「Long for…」が「Universal Whisper」に対するアンサーソングのようになるギミックが仕込まれているんですね。

――あぁ……それはまた……いいですね。となると、2コーラス目「アクトレスとなり、見られる立場になった」というのがちょうど「成子坂リコレクション」の頃と。

企画・キャラソン担当T:そうなってきますね。

そして、3コーラス目が今現在のぞーさんになってくると。

――こういうギミックを入れようというのは「Universal Whisper」の時点で考えていたんですか?

企画・キャラソン担当T:「Universal Whisper」の時点で、具体的なものではないですが(リンクさせようという)意識はしていましたね。なので、今回目立つのは「PENETRATE」なんですけど、実は「Long for…」もかなり時間をかけて作られた一曲になっています。

――いやぁ、いいですねこれ……。MASAKIさん、elさんは「Long for…」のここを聴いてほしいというのはありますか?

MASAKI:ぞーさんの繊細で複雑な思いの表現として、音楽的には、イントロの一部など部分的にsus4のコードを取り入れ、メジャーでもマイナーでもない響きのまま次の小節に移る、みたいな進行も入っています。サビも、1,2サビの終わりはマイナーコードで終わらせ、最後のサビはメジャーコードで終わらせていて、最後は希望に向かうイメージでした。悲しいだけではないというのを表現したかったんです。

elさんに編曲を進めて貰う上で、ギターやベースは生演奏に差し替えて貰っているのですが、そのフレーズはインストのものが踏襲されていたり、ドラムのループ素材は同じものが鳴っていたりしますので、サントラVol.1の「AEGIS」と聴き比べるのも面白いかと思います。

el:こちらもまずは歌!そして前述のアコギソロも含めて、1番、2番、ラストと展開していく流れを楽しんでいただけたら嬉しいです。

企画・キャラソン担当T:ギターの吉田さんが泣かせにくるんですよね……!

MASAKI:わかる!

――今回もキャラソンとは思えないくらいまとまったCDになってますね。

MASAKI:ですね。本来キャラソンってもうちょっと気軽に作るものじゃないんですかとは思いますけど(笑)。

企画・キャラソン担当T:私はMASAKIさんに気軽なお願いはしませんよ(笑)。いつも無理難題をお願いしていますし。

MASAKI:大丈夫です。慣れているので(笑)。

企画・キャラソン担当T:その分いつもいいものができていると思いますので、とても感謝しています。今でこそ通販などでも買えますが、元々はわざわざコミケのブースまで来ていただかないと買えないものでしたので。いいもの、聴き応えのあるものではないとダメだなという感覚で作っていますね。

◆イベント「成子坂リコレクション」

――ありがとうございます。今回キャラソンもそうですが、文嘉さん・シタラのファクター実装、そして「成子坂リコレクション」というイベントもありますので、そちらも少し伺えればと思います。まず、イベント内でもカラオケで歌っている「PENETRATE」ですが、ゲーム内の2人はどのような気持ちで歌っているのでしょう。

リードアウトゲームプランナー:文嘉は、両親がよく聴いていた曲のうちのひとつなので、幼少期から馴染みがあり、この歌から一番に想起するのは「車の中、旅行の帰りに夜の高速道路を走る情景」であるようです。大きくなってから改めて歌詞に向き合った結果、自分を元気づけてくれる曲として好んで聴き、また歌うようになりました。

シタラは、文嘉が成子坂愛の深い人だったので、言ってしまえば仲良くなるためにこの曲を聴いていたんです。きっかけはそれですが、シタラが歌に触れるときはその歌詞やバックボーンなどもふまえるタイプなので、当時の成子坂製作所のアクトレスに想いを馳せ、かっこいい歌として気に入っています。

そして二人で初めてこの歌を歌ったときは、ちょうどその頃に自分たちの置かれた状況が歌詞にリンクして感じられ、それぞれが壁に感じていたものを「この人となら越えていけそうな気がする」という実感を持ちながら歌っています。

――文嘉さんって(「PENETRATE」以外に)どんな歌をカラオケで歌うのでしょう

リードアウトゲームプランナー:自ら進んで曲を探し回るタイプではないので、両親がよく聴いているものや、TV番組や映画、コマーシャルソングなど受動的に聞く機会が多かったもの、友人がカラオケで歌ったものなどから、ジャンルを問わず「なんだかいいな」と感じたものを歌うことが多いようですね。

電車などのあいた時間は読書にあて、勉強中などは焚き火やひぐらしの声など環境音に近いものをかけているため、歌を聴く機会自体は少なめだとか。

――今回、「成子坂リコレクション」で文嘉さんが着ている衣装がfigmaの特典衣装で、衣装の説明にもちょうどイベントの時期に文嘉さんが着ていたものとのことなのですが、設定としては結構前から考えられていたのでしょうか。

リードアウトゲームプランナー:元々は文嘉の初期案のときに着ていた衣装ですね。

成子坂リコレクションでの私服(figma百科文嘉特典衣装)

――この衣装とてもかわいいので、figma買っておいてよかったです(笑)。何気に、文嘉さんのご両親って初登場ですよね?

リードアウトゲームプランナー:母親は「アリスギアマガジン Vol.4」の表紙にちらっと出ていたりします。父親は「アリスギアマガジン Vol.6」のマンガでひっそり登場しておりました。

文嘉さんのご両親、啓道(ひろみち)・典佳(のりか)に加え、シタラの母・アニカも登場

――成子坂のタイアップソングみたいなのは(設定上)他にもあるんですか?

リードアウトゲームプランナー:御蔵座咲々が在籍していたころを筆頭に、タイアップソングもいくつか存在していたはずです。

――シタラが自分の趣味を出すようになったのはここから?

リードアウトゲームプランナー:文嘉に対して趣味の傾向を明かすのはこのイベント後くらいからですが、成子坂製作所での立ち居振る舞いが現在のようになっていったのはもう少し後となります。

――「成子坂リコレクション」拝見しましたが、最初はこんな感じだったんだなぁ…と。良いイベントでした。

企画・キャラソン担当T:今回のキャラソンにはコミケの来場者特典として別バージョンのジャケットがありまして。実は特典のジャケットには「文嘉とシタラが出会った頃のぎこちなさ」が出ているんです。こちらにも「成子坂リコレクション」の仕込みがしてあります(笑)。

通常版ジャケット
会場限定購入特典ジャケット

――これは会場に行きたくなりますね……。では最後に、締めのコメントをいただけますでしょうか。

リードアウトゲームプランナー:「成子坂リコレクション」も、今回のキャラソンも、フミシタファンもそれぞれのファンでも大満足いただける一品となっていますので、ぜひ聴いていただけるとうれしいです!

企画・キャラソン担当T:フミシタの尊さもそうですし、キャストの石川由依さん・内田真礼さんのデュオというのも珍しいと思いますので、ぜひ聴いてください!

el:「PENETRATE」「Long for…」ともに、ギターは吉田穣さん、ベースは蛇石徹さん、ミックスは大串浩彰さんに担当していただきました。各楽曲に合った素晴らしい演奏とミックスになっていると思いますので、お楽しみいただけたら何よりです。

MASAKI:「Long for…」1コーラス目で僕は泣いてしまったので、みなさんも一緒に泣いてください(笑)!

前述の通り「Long for…」には「AEGIS」という前身となった曲もありますので、聴き比べていただくのも面白いかと思います。また、今回のCDには各曲のインストバージョンも入っていますので、ぜひ歌ってみていただければと思います!

――ありがとうございました。キャラソン発売、楽しみにしています!

今回お話いただいた「PENETRATE」「Long for…」が収録された「C102 百科 文嘉&兼志谷 シタラ キャラクターソングCD」は、8月12日~8月13日にかけて東京ビッグサイトにて開催される「コミックマーケット102」のアリスギアブース(南展示棟 企業ブースNO.2331)にて販売予定です。また、受注生産商品として通販も予定されています。

『アリス・ギア・アイギス』コミックマーケット102特設サイト

楽曲の視聴は、アリスギア公式YouTubeにて試聴動画および「PENETRATE」MVが公開されている他、8月1日からは『アリスギア』のホーム画面にて「PENETRATE」が流れています。他にも、シタラファクターの絆エピソードでは「Long for…」が流れるとのこと。

また、インタビュー中でも度々話に挙がっているイベント「成子坂リコレクション」は8月28日14時59分まで開催中。今年の夏はフミシタ!ということで、ぜひイベントとキャラソンで尊さを感じてください!

すえなが

ソウルシリーズ大好き すえなが

1990年3月、神奈川県生まれ。パズル誌の編集を経て、イードへ。「Game*Spark」「インサイド」の編集業務に携わり、同社のアニメ情報サイト「アニメ!アニメ!」も経験。幼少期よりゲームに触れ、現在はCS機・スマホを中心にプレイ中。好きなジャンルはアクションやFPS・TPSなど。『デモンズソウル』を始めとしたフロム・ソフトウェアの「ソウルシリーズ」や、2020年にサービスを終了した『ららマジ』に特に思い入れがある他、毎年の『Call of Duty』に一喜一憂したり、『アクアノートの休日』『FOREVER BLUE』の新作を待ち望んでいたりする。

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