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これまでにない迫力のレースシーンが圧巻!シリーズ最新作『Winning Post 10』プレイレポ―育成もシンプルに奥深く【特集】

馬の内面を描き出す新要素、日本競馬界の歴史に残る調教が登場。シリーズ最新作は新たな進化を見せる!

ゲーム Nintendo Switch
これまでにない迫力のレースシーンが圧巻!シリーズ最新作『Winning Post 10』プレイレポ―育成もシンプルに奥深く【特集】
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コーエーテクモゲームスは、競馬シミュレーション「ウイニングポスト」30周年記念作品『Winning Post 10』をPC/PS5/PS4/ニンテンドースイッチ向けに2023年3月30日発売予定です。

競走馬の3Dモデルやレース演出を大幅にパワーアップ。馬の内面的な個性を表現する「ウマーソナリティ」、日本競馬界に影響を与えた調教技術を再現する「史実調教」などの新システムを搭載したほか、これまでのシリーズで好評だった「開始年シナリオ」「結婚」「海外牧場」などの要素を採用しています。

本稿では、4年ぶりの新規ナンバリングタイトルとして登場する『Winning Post 10』の発売前プレイレポートをお届けしていきます。

“夢の時代”から始める馬主生活

本作はゲーム開始時に舞台となる年代を決定する「開始年シナリオ」を選択しなければなりません。開始年は“1976年”からまだ見ぬ未来である“2024年”まで7つが用意されていて、選択画面ではその時代に活躍した競走馬が紹介されます(2024年シナリオは2023年までに現役で出走・活躍した馬)。

初期の設定画面ではプレイヤーと牧場の名前やレース時の勝負服、データ引き継ぎなどの項目を入力していきます。細かな用語やシステムの案内は秘書候補の2人が説明するので、特に悩むことはないと思います。諸々の項目を入力したら、最後にゲーム進行をしてくれる秘書を決定して馬主生活が始まります。

しかし、プレイヤーは新人馬主で所有している競走馬も持っていない状態。ありがたいことに最初に馬を1頭譲ってもらえることになるのですが、筆者は1991年スタートで始めていきなり3歳馬として、あの「ナイスネイチャ」を譲ってもらえました。いいんですか、6億円以上の賞金を獲得する名馬ですよ!

しかもすでに2勝しているオープンクラスでした。
2005年スタートにしたら「ダイワエルシエーロ」が。オークス馬もらえる!

ちなみに初期設定で過去の年代を指定した場合、登場する一部の実在馬に関して史実通りの年代に登場するかどうかを変更できます。リアルな時代の空気を楽しむか、各年代の名馬が入り乱れるオールスターなIF世界を楽しむか、それもプレイヤーの自由です。

プレイヤーは牧場を最初から持っているので、セリ市で幼駒を購入したり、繁殖牝馬を入手して種付けしたりと、これまでのシリーズ同様の牧場経営も楽しめます。配合理論なども前作から見やすいUIを引き継いでいるので、牧場経営はわかりやすくもしっかり楽しめますよ。

セリ市は重要です。
シリーズお馴染みの人物も続々登場。
最初に結婚相手を決めることも、ゲーム内で出会うキャラクターと結婚することも。

新要素で育成はシンプルに奥深く!

『ウイニングポスト』シリーズはプレイヤーと調教師、騎手、他の馬主、記者などさまざまなキャラクターとの絆が重要な作品。最初の数年は新人馬主なのでほとんどの競馬関係者との繋がりがなく、こちらから指示が出せるほどの親密度がないため、チュートリアルを兼ねて調教やレースへの出走登録などは調教師の方に任せる状態になります。

もちろんプレイヤーはただ見守るだけでなく、所有馬の特性を見極めていく必要があります。それが今回の新システム「ウマーソナリティ」です。ウマーソナリティとは「馬+パーソナリティ」の意味で、その馬ごとの性格やレースでの立ち位置、騎手との相性といった“個性”を視覚化するものです。

例えばナイスネイチャならライバル馬相手だと少し能力が落ちる「詰めが甘い」と、レースの出走間隔が短くてもデメリットが発生しづらい「使い詰め○」というウマーソナリティを持っています。中にはマイナス効果のものもあるのですが、これらは育成の成果や発生するイベントで克服したり、プラス能力に進化したりもするのです。

育成を支えるもう一つの新要素「史実調教」は、馬の能力や特性を成長させるもの。効果は絶大ですが、月に限られた回数しか選べず、疲労や調子にも影響するため、どの馬を成長させるか悩むのも本作の醍醐味と言えるでしょう。もちろん、育成に慣れてくれば自分で調教指示を出したりもできますよ。

ナンバリング新作ということで、前作にあった「絆コマンド」などの要素はありません。代わりに馬の個性と信頼度、視覚化されてわかりやすい能力などを伸ばしやすく、その成果によって更に馬が飛躍していく、“シンプルに奥深い”育成になっています。毎月の「史実調教」がとてもいいエッセンスになっている印象です。

史実調教はさまざまな条件で獲得可能。
能力と特性、そしてウマーソナリティを考慮した育成を。
馬と人の絆が力になる。

超進化したレース演出を見よ!

本作はこれまでのシリーズから競走馬の3Dグラフィックを刷新し、カメラ演出や風景描写なども大幅にパワーアップしています。その迫力は馬1頭1頭の持つ体格や躍動感をより印象的にしただけでなく、アップ画面での芝まで見えるような迫力につながっているのです。

特に、本作から搭載された新演出「ドラマチックカメラ」は圧倒的な雰囲気を醸し出します。個人的に一番好きなのは騎手の目線から見えるカメラで、そのスピード感や“競り合っている感じ”がダイレクトに伝わってきます。カメラはレース中にいつでも切替可能で、これまでのような実況カメラ画面で楽しむことも可能です。

公式サイトではどちらのカメラも確認できるので、まずはチェックしてみてください。自慢の愛馬がドラマチックカメラ画面で並み居るライバルを抜き去った時の“気持ちよさ”は、プレイしていても格別の瞬間ですよ。

もちろんレース自体を飛ばすこともできますし、最終コーナー部分だけを見るダイジェストも選択できます。牧場経営でもオート進行や出走ローテーションなどを駆使すればほぼ自動化できるので、自分のペースで遊べるのも嬉しいところです。

GI場を産み出す快感!

ここまで紹介してきた『Winning Post 10』。新規ナンバリングシリーズということで、新要素を中心としたシステムになっている本作はシンプルに遊びやすく、そして充実したデータでとても奥深いものになっています。一部のシステムやUIなど引き継がれた部分も洗練されている印象です。

ただし、どうしても前作まであった「絆」や「ライバル成立」などのシステムや演出がないため、少しシンプルすぎるところがあるのも否めません(ライバル馬要素自体はあります)。とは言っても決して簡素なわけではなく、しっかりとプレイヤーが主人公となり、新人馬主として競馬界に挑むロールプレイを楽しめます。

季節で着替えるのもおなじみの要素ですね。

なにより迫力を増したレースが見ていて楽しく、大舞台に挑む愛馬たちの雄姿をよりダイナミックに、よりドラマチックに見られることが、シリーズのこれまでにない魅力と言ってもいいと思います。

スパくんのひとこと


新ナンバリングシリーズらしい意気込みと演出面の進化を感じるスパ!


  • タイトル:Winning Post 10

  • 対応機種:PC(Steam)/PS5/PS4/ニンテンドースイッチ

  • 記事におけるプレイ機種:PC(Steam)

  • 発売日:2023年3月30日

  • 著者プレイ時間:25時間

  • サブスク配信有無:なし

  • 価格:PC/PS5:¥10,780 PS4/ニンテンドースイッチ:9,680円
    ※製品情報は記事執筆時点のもの


【PS5】Winning Post 10
¥9,162
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
【Switch】Winning Post 10
¥7,918
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《Mr.Katoh》
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