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Live2D社が目論む未来の「Live2D」とは?―ソフトウェアから共創のプラットフォーム&マーケット市場へ【alive2021 レポート】

「ソフトウェアからプラットフォーム&マーケット市場をユーザーと共に作っていきたい」Live2Dが目論む未来の「Live2D」とは?スタッフによる座談会『Live2D社 基調講演「ネクスト・ヒーロー」』をレポートします。

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「Live2D」によるクリエイター向けイベント「alive 2021」が2021年12月4日に開催されました。2014年にスタートして今年で8年目を迎える本イベントは、昨年の「alive 2020」に引き続きオンラインイベントとして開催され、多くの関係者や業界志望者などが視聴することになりました。

本イベントの最後を飾ったのは、Live2D社の各セクション/プロダクトを代表するスタッフによる座談会『Live2D社 基調講演「ネクスト・ヒーロー」』です。Live2D社の事業の現在と今後の展望について和やかなムードでトークしていきました。登壇したのはCEOである中城さん、Cubism部門の佐藤さん、nizima部門の上島さん、Live2D JUKU部門のハカセさん、企画制作部門の石川さん、司会進行を東舘さんが務めました。

まずCEO(代表取締役)の中城さんから。2021年の会社実績を簡単ながらに発表しました。

まずは、2Dイラストを立体的に動かすソフトウェア「Live2D Cubism」について。詳細な販売数については触れていませんでしたが、海外での売り上げが爆増し、前年比300%を記録していることを発表。それに伴い、Live2D Cubism PROサブスクリプションの販売数も同じように堅調に伸びたことも明らかにしました。さらにLive2D Cubism PROユーザーの利用用途の7割がVTuber、次にゲーム/アプリ(動画)、アニメ/映像作品と続く格好に。ユーザー年齢層は20代が過半数を占めることも発表されました。




コロナ禍の影響もあり思い切って判断したというリモートワークなどの「新しい働き方」についても、出社する/しないの判断を社員個々人で判断させるような仕組みづくりを進めていくことを話しました。

ここでゲストであるVTube Studioデベロッパーでもあるデンチさん(本名:Vincent Diener)が登場。Live2D Cubism SDK(Cubism Editorで制作したLive2Dモデルを動かす開発キット)を使ったゲーム作りなどを通し、スマートフォンを使用して顔をトラッキングしLive2D Cubismモデルのアニメーション化を行えるアプリ「VTube STUDIO」を発表。『Live2D Creative Awards 2019』ではクリエイティブ賞インタラクティブ作品部門で賞を受けたことをきっかけに、現在は当アプリ開発のために独立しました。

VTube Studioが直近でアップデートしたのはハンドトラッキング。デンチさんは「SNSなどで歓迎はされるとは思ってはいたものの、実際に使う人がどれほどいるかは予想できなかった。3Dならまだ意味があるかもしれませんが、2Dではそんなにないと思います」と感じていたといいます。そんな中、フルートやギターなど楽器演奏をするユーザー動画がいくつか見つかり、実際に使ってみてくれて嬉しかったと率直に語りました。

続いてはCubismの佐藤さんから。Live2D Cubism Editorが今後搭載予定としている新機能の紹介がありました。かなりボリュームがあり駆け足ながらの説明でしたが、主に5つの機能が加わるとのこと。またCubism 4.2 alpha版が来春公開に向けて制作中と発表されました。

・ブレンドシェイプ

・メッシュ編集の強化

・組込み用モデル(MOC3トラック)

・パラメータポップアップ

・プロパティフリーズ

Cubism SDKの新作として、ゲーム開発アプリの統合開発ツールであるCocos Creatorとの共同開発製品となる「Cubism SDK for Cocos Creator」を発表しました。このほかにも映像専用の研究開発版「Cubism for Movie」の内容紹介や2019年からスタートしたAI研究についても発表がありました。

続いてnizimaの上島さんからの発表。Live2D社公式マーケットとして、イラスト/Live2Dデータの売買やオーダーメイド取引ができるnizimaは、今年でサービス3周年を迎え、アカウント数・クリエイター数・作品掲載数はすべて前年同期比200%を記録し、作品取扱高も大幅に成長。ハイクオリティな投稿作品が増加した点、オリジナルVTuberモデルの需要が拡大した点、この2点が大きな要因だと語りました。

2021年9月28日にはnizima LIVEを発表し、フェイストラッキングを使用し初心者にもわかりやすいアプリとして大きな反響を貰っているとのこと。今後はLive2D作品取引プラットフォームとして世界的な需要を受けてより市場拡大を狙っており、nizima LIVEも海外展開やVTuber以外での利用用途を拡大したいと語りました。


司会進行の東舘さんからも海外需要の高さについて、Live2DのDiscordコミュニティでは、オリジナルVTuberの案件・募集が毎日のようにあることが語られました。

続いて、月額990円でLive2Dを学べるオンライン講座「Live2D JUKU」のハカセさんは、同サービスの様々な内容をアピール。新サービスとしては英語字幕対応を予定することを発表、ここも海外需要の高さを受けてのアップデートといえます。企画制作の石川さんからは長編アニメーションの実現に向けて模索中であり、品質・費用・技術などまだまだ課題は山積みであることも明かしました。

ここ数年の盛り上がりの中で着実に知名度を高め続けてきたLive2D社。企業として今後の目論みを中心にしたトークは、日本はおろか世界中からの多彩かつ莫大なオファー/質問/要望に答えようとアップデートをしていく姿がありました。それは直近数か月内で叶うものだけではなく、今後数年以上を見越した長期計画としても姿をかたどっていくでしょう。

最後に、CEOの中城さんの言葉で締めたいと思います。

中城「Live2Dがただのいちソフトウェアとしてだけでなく、プラットフォームでありマーケットとして世界中に広がってきている。それをうちで独占するのではなくみんなと一緒に育てていき、世界中のクリエイターが良いものを作り稼いでいけるようにする。その輪をいかに大きくできるのか、それをここから5年~10年のなかで進めたい。いっしょにLive2Dを育てていきましょう」

本公演の詳しい内容については、YouTube上に動画がアップされているので、こちらに掲載させていただきます。

【alive 2021】Live2D社 基調講演「ネクスト・ヒーロー」

《草野虹》

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