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『あつ森』手持ちカメラを使えば博物館が「別世界」に!これがゲームだなんて、信じられる…?

『あつまれ どうぶつの森』に追加された手持ちカメラ機能を使えば見慣れた博物館が別世界に変わります。

任天堂 Nintendo Switch
『あつまれ どうぶつの森』
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2021年11月4日に無料アップデートが実施された『あつまれ どうぶつの森』。アップデートで博物館に喫茶店が併設されたことを知っている方も少なくないでしょう。しかし、同じくアップデートで追加された手持ちカメラ機能を使えば、博物館がさらに魅力的な場所に変わることは知っていますか。

手持ちカメラを使うには、案内所のマルチメディア端末「タヌポート」でカメラアプリPROを入手する必要があります。一度入手すれば、その後はカメラアプリの起動中に手持ちカメラに切り替えるだけで画面がプレイヤーの一人称視点に変わり、博物館のコレクションをこれまでにない角度や距離から鑑賞したり、迫力ある写真を撮影したりできるようになります。

百聞は一見にしかず。ここからは手持ちカメラを使って実際に博物館で撮影した写真を紹介していきます。

◆カメラを傾けるだけで大迫力になるサカナの展示室

最初は博物館の右手、サカナの展示室です。入ってすぐの部屋には観賞用の小型淡水魚と池のサカナが展示されており、いずれもカメラを近づけるとサカナの美しさが際立ちます。

部屋の奥には川魚の水槽が並びます。上流に生息するサカナを撮影する際にはカメラを傾けてみましょう。急流を上っているような効果が出ます。

アマゾン川に棲むサカナはもともと大きな体躯をしていますが、カメラをズームするとその巨大さが一段と強調されます。

場面は変わって、コバルトブルーの海を泳ぐ色とりどりの熱帯魚を撮影。ここまで来ると、ひと目見ただけではゲームの写真なのか本物の水中写真なのか区別がつきません。

手持ちカメラを使うとクラゲの群れですら幻想的な光景に変わります。

以前は水槽の外から遠目に見るだけだったサメも、手持ちカメラを使うと大迫力で迫ってきます。目が死んでいるように見えるのが、なんとも恐ろしげです。

深海魚もカメラを傾けて接写するだけで、これまでとはまったく違った印象になります。サメのように襲ってくることはありませんが、その姿かたちからは底知れぬ不気味さを感じます。

深海魚の展示室にある潜水艇と潜水服も間近で撮影できます。こんな機材も使わず、釣り竿一本で深海魚を釣り上げてしまったプレイヤーはただ者ではありません。

◆昼の顔と夜の顔を持つムシの展示室

次は博物館の左手、ムシの展示室です。ヤシの木には所狭しと珍しいカブトムシがとまっています。いずれも警戒心の強いムシなので、通常のプレイで至近距離まで近づくのは至難の業です。

さらにカメラを近づけてみましょう。カマキリが鎌首をもたげて威嚇してきました。普段のプレイでは気にもとめない威嚇行為ですが、間近で見ると大迫力になります。

続いて向かうはチョウの展示室。噴水の周りを無数のチョウが乱舞するさまは、さながら楽園のようです。本作を持っている方は、ぜひその目で実際にチョウが舞う姿を確かめてください。

ムシの展示室には昼の顔と夜の顔があります。本作ではゲーム内の時刻が現実世界の時刻と一致していますが、ムシの活動も現在時刻によって変化します。例えば、チョウは夜になると水辺や植物にとまって羽根を休めます。

対照的に夜になると活発になるムシもいます。典型的なのは危険生物のサソリやタランチュラで、昼は物陰でじっとしていますが、夜になると盛んに動き回ります。プレイ中、夜の暗がりで遭遇したタランチュラに一撃で気絶させられた方もいるのではないでしょうか。

時間帯による変化は細かい箇所にも起きます。展示室の一角には樹液の出る木が植えられていますが、昼間に見てもムシは一匹もいません。

しかし、深夜や早朝には様子が一変します。樹液に様々なムシが集まり、甲虫同士が縄張り争いを演じる一幕も垣間見えます。

ムシの展示室の一角には研究室があり、ポスターが掲示されています。その左下の写真は古くからのファンにはおなじみのカメヤマさん。本作で新たに登場したレックスの父親です。

◆太古のロマンを感じずにはいられない化石の展示室

次は博物館の地下にある化石の展示室です。室内の照明は暗く抑えられ、化石の白さと相まって時間から取り残された墓場のような印象を受けます。入り口の通路には脊椎動物の祖先の化石がずらりと並びます。

通路を抜けると恐竜の化石が展示された大ホールです。最初に出迎えてくれるのは巨大な草食性恐竜の化石。化石の巨大さを演出するには、上を見上げるように撮影するのがコツです。

こちらはトリケラトプスを襲うTレックス(別名ティラノサウルス)。様々な角度から撮影して、太古の昔に繰り広げられた死闘に思いを馳せるのも面白いでしょう。

恐竜の時代の最後を飾るのは、翼竜と首長竜の化石です。下の写真には恐竜たちの頭上に迫る巨大隕石の姿が見え、その過酷な運命が暗示されています。

恐竜の展示室を抜けて奥に進むと、マンモスなど氷河時代の化石が展示されています。化石の背後にはどうぶつのシルエットが描かれており、この世界のどうぶつがたどった進化の軌跡が垣間見えます。

◆芸術の秋を堪能できる美術品の展示室

最後は博物館の2階にある美術品の展示室です。2階には喫茶店もあるので、コーヒーを飲んだ帰りに立ち寄りやすい場所です。この部屋には古今東西の美術品の本物だけが収蔵されており、偽物はありません。いずれも有名な作品なので、どこかで見たことがあるのではないでしょうか。

美術品は怪しい商人のつねきちから購入して博物館に寄贈しますが、その際には偽物を見分けるために以前から作品をズームアップしていました。その意味では、美術品を間近で見ること自体は新しい体験ではありません。しかし、薄暗いつねきちの船で見る美術品と、博物館の落ち着いた照明の下で見る美術品では印象がまったく異なります。

ゲーム内では好きなだけ美術品を撮影できますが、現実世界の博物館では撮影が禁止されている場合もあります。本物の美術品を鑑賞する際は、ゲームの感覚でついシャッターを切ってしまわないよう気をつけましょう。

ここまで絵画はあえてカメラを傾けずに撮影してきましたが、彫刻は角度をつけて撮影すると雰囲気が変わります。


あなたも喫茶店に足を運んだら、手持ちカメラを片手にちょっと寄り道をしてみませんか。思わぬ発見があるかもしれませんよ。


《FUN》

遊ぶより創る時間の方が長いかも FUN

元ゲームプログラマー。得意分野はストラテジーゲーム。ゲームライターとして活動する傍ら、Modの制作や有志日本語化に携わっています。代表作は『Crusader Kings III』の戦国Mod「Shogunate」。

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