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『ニーア リィンカーネーション』以前の「ニーア」「ドラッグオンドラグーン」シリーズを振り返り!―「知らなくてもいいの?」…そんな声にまるっとお答え!

スマホ向け最新作『NieR Re[in]carnation(ニーア リィンカーネーション)』をプレイする方へ。振り返りを兼ねて『ドラッグオンドラグーン』シリーズと『ニーア』シリーズ、各作品の個性や特徴について、物語面のネタバレ抜きでご紹介!

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『ニーア』シリーズの1作目『ニーア レプリカント/ゲシュタルト』は、『ドラッグ オン ドラグーン』からの派生なので、全ての原点が(今のところ)『ドラッグ オン ドラグーン3』にあるとも言えます。

前2作からアクション性が向上し、関連作を紐解く重要な位置を占め、コメディ要素とシリアスな展開を両立させた『ドラッグ オン ドラグーン3』。PS3をお持ちでしたら、まずこちらに触れてみるのはいかがでしょうか。ただし、1作目を上回る凶悪なリズムパートが待ち構えているので、その点だけはお覚悟を!

■『ニーア レプリカント/ゲシュタルト』(2010年4月22日)

『ニーア』シリーズの1作目を飾った『ニーア レプリカント/ゲシュタルト』は、2010年4月に発売されました。関連作の順番で言えば、『ドラッグ オン ドラグーン2』の後で、『ドラッグ オン ドラグーン3』より前のリリース。そして設定的には、初代『ドラッグ オン ドラグーン』からの派生と、関連作の中でも大きな分岐点に位置する作品です。

関連作はいずれも、特徴的な主人公を据えていますが、その点は本作も踏襲しており、非常に珍しい主人公が用意されました。というのも、本作はPS3版とXbox 360版が同時発売されましたが、PS3版の主人公(いずれもニーア)は青年、Xbox 360版では壮年の男性と、年齢設定が大きく異なっています。


また本作の主要キャラクターとして、病を患った病弱な少女「ヨナ」がいますが、PS3版だと兄妹、Xbox 360版では親子と、その関係性も変化します。主人公のタイプを選択できるゲームは数多くありますが、プラットフォームに応じて関係性も変化するケースはかなり稀で、ここでも独自の特色が感じられます。

設定的に繋がりのある関連作とはいえ、『ニーア』と『ドラッグ オン ドラグーン』は別のシリーズ。時間軸の上でも、『ドラッグ オン ドラグーン2』と1000年以上離れているため、ゲーム開始時点の雰囲気はかなり異なります。


裕福ではなく、「ヨナ」の病を治したいとあれこれ手を尽くしつつも、一見する世界は危機的状況からはほど遠く、『ドラッグ オン ドラグーン』シリーズに漂っていた絶望感や退廃性、終末期な空気などはありません。

ゲーム構成も『ドラッグ オン ドラグーン』シリーズのステージ制から大きく変わり、フィールド上を直接駆けめぐり、この世界を自分の足で隅々まで探索できます。好奇心を刺激する未知の土地への歩みは、冒険心を心地よく刺激してくれました。


ですが、不穏な影や世界の闇は、気づかぬうちに忍び寄っており、ある時期を境に怒濤の展開を見せます。繰り返しプレイによって様々なエンディングへと辿り着くので、1周目を終えた程度では、まだ序の口程度。むしろ2周目からが、『ニーア レプリカント/ゲシュタルト』の本気と言えるでしょう。

本作は特にネタバレ要素が強いので、詳しく語れないのがもどかしいばかりですが、突きつけられる絶望と、屈せずに抗うキャラクターたちのドラマは、記憶に刻まれるほど強烈な鮮烈さを放っています。この衝撃は、ぜひプレイ体験として味わって欲しいところ。


そんな『ニーア レプリカント/ゲシュタルト』のパワーアップバージョンとなる『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』が、2021年4月22日に発売! PS4/Xbox One/Steamと選択肢も多いので、『ニーア リィンカーネーション』にハマッた方は、新たな『ニーア レプリカント』をプレイ候補に加えてみてください。

■『ニーア オートマタ』(2017年2月23日)

『ニーア リィンカーネーション』以前としては、『ニーア オートマタ』が関連作の最新タイトルでした。発売からもうじき4年が経ちますが、今もなお高い人気を誇っており、昨年12月の時点で、世界累計出荷/DL販売本数が500万本を突破。世界に羽ばたく大ヒットを、『ニーア オートマタ』が成し遂げました。

本作の欠かせない魅力のひとつは、シリーズ中でも抜きん出た完成度を持つアクション性。爽快感、手応え、心地よさと、アクションRPGに欲しい要素が高いレベルで仕上がっています。また、ジャスト回避による反撃や、チャージアタックを併用したコンボアクションなども、プレイ意欲を力強く後押ししてくれました。


これだけスタイリッシュなアクションが楽しめるようになった理由のひとつは、プラチナゲームズが開発を担当したため。『ベヨネッタ』シリーズなどで培われた手腕が、この『ニーア オートマタ』でも存分に振るわれており、発売から4年経った2021年現在においても、そのアクション性に古くささは感じません。

ゲーム性が優れている点は、間違いなく『ニーア オートマタ』の個性ですが、もちろんこれだけではありません。ネタバレしない範囲で強く推したいポイントは、主人公たちと敵の関係性です。

本作の舞台は、異星人の侵略によって、人類が月へと逃げ延びた後の時代。地球は、異星人が繰り出した「機械生命体」によって占拠されており、その奪還を目指すべく、人類側はアンドロイド兵士たちを送り出します。


主人公である「2B」も、そんなアンドロイドのひとり。戦闘用歩兵「ヨルハ」部隊に所属し、激しい戦場にその身を投じることに。

アンドロイドゆえに、感情を持つことを禁止されていますが、逆に考えれば「感情を持つことが可能」とも言えます。実際に作中では、感情を抑制する場面があり、だからこそ秘めようとした彼女たちの感情に興味が惹かれてしまいます。

しかも本作の戦いは、当事者同士の戦いではない点もユニークです。かたや、異星人の侵略兵器である「機械生命体」、かたや人類側が生み出した「アンドロイド」。いずれも、当事者の代理として戦場に立たされた存在です。


しかも、どちらも“作られた存在”で、命なき無機物。「命もないのに、殺しあう」といったキャッチコピーも掲げられており、状況の皮肉さが語られているようにも感じます。

命を奪うはずの戦場で、命なきものが戦い合う。そこに、禁じられた“感情”が交差した時、“命なき、人のような存在”たちの物語が産声を上げるのです。アンドロイドだからこそ、生々しいほど真っ直ぐな感情とその行く末は、時代は違えども、人類のひとりとして、胸を打たれるものがありました。


今回取り上げた関連作の中では、まだ未発売の『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』と同様に、幅広いプラットフォームで遊べる『ニーア オートマタ』。単体の作品として見ても高いクオリティなので、時間に余裕があればぜひプレイを。




『ニーア リィンカーネーション』関連作品について、個性や特徴といった切り口で紹介してみましたが、いかがでしたか。

いずれも特色があり過ぎるほどなので、共通する魅力などは挙げにくいところですが、個人的な実感としては、「世界の残酷さに抗う物語」と捉えています。

実際に抵抗するのは、もちろん作中のキャラクターたちですが、コントローラを握るあなたがいることが、彼らの希望そのものになる。そんな体験を、味わわせてくれるように思います。


果たして『ニーア リィンカーネーション』は、どんな感情をかき立て、衝撃を与えてくれるのでしょうか。幕開けしたばかりの世界を、どうかじっくりとお楽しみください。そして興味が湧いたら、関連作にも手を伸ばしてみましょう。まずは、『ニーア』シリーズがお勧めです!

《臥待 弦》
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