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名作STG『パンツァードラグーン』シリーズの足跡を「ねらえ」! 現代に蘇った初代から最新作まで、更なる未来にも迫る【リメイク版配信記念】

2020年内には、更なる新作が登場予定。また、次のリメイクについても期待度が高まります。

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◆STGとして正統進化を果たす一方で、まさかのRPGも登場!



初代の他機種版やリメイクに続き、『パンツァードラグーン』シリーズ全体の展開についても迫りたいと思います。本シリーズは正統進化のみならず、STG以外のジャンルにも進出するなど、意欲的な動きを見せてユーザーを驚かせました。こちらでは、家庭用機向けに展開したシリーズ作を、まとめて紹介いたします。

■『パンツァードラグーン ツヴァイ』
初代と同じくセガサターン向けに、『パンツァードラグーン ツヴァイ』が1996年3月22日に発売。ロックオンによる「ホーミングレーザー」や特徴的な世界観などを受け継ぎつつ、ステージ進行の分岐や「バーサーク」といった新要素が加わります。

ナンバリングとしては2作品目に当たりますが、ゲーム内世界の時間軸としては1作目の過去を描いており、ドラゴンと主人公の関係も異なる形に。本作のドラゴンは当初飛ぶことも出来ず、主人公を乗せて地上を走るのみ。ですが、展開に伴って空を飛び、フォルムもドラゴンらしいものへと変化。その成長過程も、プレイヤーにとって感慨深いばかりです。

全体的なプレイ感も向上し、本シリーズの基本形が『パンツァードラグーン ツヴァイ』で完成した、と見るファンもいるほどです。

■『パンツァードラグーン ミニ』
セガの携帯ゲーム機「ゲームギア」ソフトとして、1996年11月22日に『パンツァードラグーン ミニ』をリリース。本作の登場で、パンツァードラグーン作品を“いつでもどこでも”楽しめるようになりました。とはいえ、当時の携帯ゲーム機で3D表現はハードルが高く、『パンツァードラグーン』の世界をアレンジして再現に挑戦した作品、と称するのが正しいかもしれません。

■『アゼル -パンツァードラグーン RPG-』
これまでSTGとして展開してきた本シリーズは、しかし1998年1月29日に発売された『アゼル -パンツァードラグーン RPG-』で、新たな世界を切り開きます。タイトルにもある通り、本作のジャンルはRPG。大きく舵を切った展開は、まさに驚愕の一言でした。

しかしRPGとなっても、『パンツァードラグーン』の軸ともいえる要素は継承され、時間経過を用いたバトルはドラゴンとの一体感を味わえるゲーム性を提供。また、360度に広がる戦闘は「位置取り」による戦略性をもたらします。

そしてRPGになった恩恵として、『パンツァードラグーン』の世界観がより濃く描写された点も外せません。この世界を自由に飛び回り、住人たちと会話を交わすことで、今まで断片的にしか分からなかった情勢や社会形態が浮き上がってきます。本シリーズの世界を広げ、また分かりやすく伝えた本作は、シリーズ全体から見て非常に重要な役割を果たしました。

ちなみに、本作の中心人物のひとりである少女「アゼル」の声を担当したのは、今も活躍を続けている坂本真綾さん。アゼルのバトル台詞のひとつ「ねらえ」は、プレイヤーの心を見事に撃ち抜きました。「アゼル ねらえ」でGoogle検索をすると、本作関連が上位を占めており、今も根強く残る影響の一端を覗けます

■『パンツァードラグーン オルタ』
マイクロソフト『パンツァードラグーン オルタ』紹介ページより

『アゼル』の発売から5年近い月日が経ち、ゲームハードの世代も移った2002年12月19日に、Xboxソフト『パンツァードラグーン オルタ』が登場。ジャンルはもちろんSTGで、当時の性能を充分に活かしたシリーズ最新作は、ファンから大きな注目を集めました。

期待度が高ければ、超えるべきハードルも上がるもの。約5年ぶりの新作ともなれば、その高さはかなりのものです。しかし『オルタ』は、その期待に見事応えました。グラフィックは大きな進化を遂げ、その発展ぶりは一目で分かるほど。独特ながら素晴らしい世界観を、より美しく描くことに成功しました。

またシューティング面もブラッシュアップされており、視点変更やホーミングレーザーをはじめとするシリーズ作の各要素をそれぞれ継承しながら、STGとしての心地よさも両立。状況に合わせてドラゴンの形態を切り替えるバトルは、その描写力の高さも相まって、まさに『パンツァードラグーン』の正統な進化だと好評を博しました。

そんな本編に加え、更に世界観を掘り下げる設定資料集や、前述した1作目の収録、別視点で展開する「帝國少年編」のプレイなど、楽しめるコンテンツも多種多彩。後方互換に対応しているので初代Xbox以外でも楽しめますが、もっと多くの方に是非遊んで欲しいタイトルです。

余談ですが筆者は、『オルタ』と『HALO』が遊びたくてXboxを購入。文字通りの意味で、キラーソフトでした。




《臥待 弦》
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