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『十三機兵防衛圏』で話題のヴァニラウェアの歩みは名作・良作の積み重ね! 『グリムグリモア』から最新作まで振り返り─先着購入特典はなぜ『プリンセスクラウン』?

『十三機兵防衛圏』の開発を手がけたヴァニラウェアは、これまでも数多くの魅力溢れるタイトルを生み出してきました。最新作の発売を記念し、その歩みを振り返ってみませんか?

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◆当時まだ珍しかった「リアルタイムストラテジー」に挑んだ『グリムグリモア』



ヴァニラウェア以前のタイトル紹介から始めてしまいましたが、ここからはヴァニラウェア公式サイトにある開発商品情報に記載されているものを順次紹介させていただきます。まずは、2007年4月12日に発売されたPS2ソフト『グリムグリモア』です。

原点とも言える『プリンセスクラウン』のみならず、以降のタイトルにもアクション性を含むものが多いため、「ヴァニラウェア=名作アクションの会社」というイメージを持っている方も少なくありません。ですが、この『グリムグリモア』のジャンルはリアルタイムストラテジー。今でこそ一般的に知られるようになりましたが、2007年のコンシューマ市場では珍しいジャンルでした。


ジャンルの知名度の低さは、ユーザーのプレイ意欲にも直結しやすい問題です。ヴァニラウェアが黎明期に選ぶジャンルとしては、勇気のある決断だったように思います。その勇気の源がどこにあるのかは推察する他ありませんが、ヴァニラウェアが歩んだ道のりを振り返ると、「作りたいものを作る」という強い意志があるように思います。この姿勢は無論、『グリムグリモア』からも感じられました。


同社が得意とするグラフィック面は、当時からその魅力を惜しみなく発揮しており、絵本のように描かれた美しい世界にユーザーの目は釘付け。また、魔法学校で繰り返される5日間を通して描かれる物語は、先が気になる訴求力を伴っており、ついついプレイを続けてしまう魔力を放っていました。

戦闘もRTSの楽しさや刺激的な要素が押さえられており、初めてこのジャンルを遊んだ方でもその醍醐味がしっかりと味わえる出来映え。難易度設定も用意されており、RTSが苦手な方でも遊びやすい作品でした。


ちなみに、最新作の『十三機兵防衛圏』のバトルパートも(コマンド選択中は全体の動きが止まりますが)RTS的な要素もあり、リアルタイムに進行してくる敵に対して、どのような対応をするのかが問われます。その意味では、『十三機兵防衛圏』の原点のひとつは、この『グリムグリモア』なのかもしれません。

『グリムグリモア』はPS2ソフトですが、2014年12月17日にゲームアーカイブス化。今ならば、このダウンロード版がPS3でプレイできるので、現在の環境で遊ぶならばこちらがお勧めです。

◆壮大な物語を、美しいタッチと魅力的なアクションで描く『オーディンスフィア』



神谷氏の存在を知らしめた作品のひとつが『プリンセスクラウン』ならば、『プリンセスクラウン』の魅力を受け継ぎ、ヴァニラウェアの名を大きく広めたのが『オーディンスフィア』と称しても過言ではありません。

美麗で繊細なタッチで描かれた世界、魅力的で愛らしいキャラクターたち、横スクロールで展開するステージと爽快なアクション・・・ヴァニラウェアがこれまで培った数々の要素とその進化を、2007年5月17日に発売されたPS2ソフト『オーディンスフィア』で、多くの方が味わいました。


『プリンセスクラウン』では4人のキャラクターが操作できましたが、『オーディンスフィア』では、魔王オーダインの娘にしてワルキューレの「グウェンドリン」、彼女との出会いで運命が大きく変わった剣士「オズワルド」、妖精の国を受け継ぐ姫「メルセデス」、プーカと呼ばれる別の種族の姿に変えられてしまった王子「コルネリウス」、滅ぼされた国の王女「ベルベット」の5人が主人公となり、破滅に向かう世界を舞台に、それぞれの物語を紡ぎます。


5人の主人公は、それぞれ別の主人公たちと深く関わっていき、群像劇としての側面も見せながら、『オーディンスフィア』の壮大な物語を描いていきます。この物語の見せ方は『十三機兵防衛圏』とも共通しており、ヴァニラウェアの歴史を振り返ることで最新作に至るまでの歩みが窺えます。


そしてこの『オーディンスフィア』は後に生まれ変わり、2016年1月14日にPS4/PS3/PS Vitaソフト『オーディンスフィア レイヴスラシル』として装いも新たに再登場。ビジュアルが更に美しくなったのはもちろん、ゲーム性もより爽快感のある方向に昇華されました。

オリジナル版となる『オーディンスフィア』は、今遊んでも充分楽しい完成度を誇っていますが、プレイ環境なども考慮に入れると、様々なハードでプレイできる『オーディンスフィア レイヴスラシル』が最適と言えます。「ヴァニラウェアと言えばアクション!」というイメージの片翼を担っている名作を、プレイ予定に加えてみてはいかがでしょうか。



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《臥待 弦》
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