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「『メタルマックス』の歴史を皆様と作り上げたい」と宣言! 開発陣の熱い想いと意外な裏話が交錯するイベントレポ─“ポチ”以外の犬が出るかも!?

『メタルマックス』シリーズ最新作が、トークイベントにて一気に3本も披露されました。しかも本イベントでは、初報で明かされなかった様々な裏話や想いなどを告白。会場に足を運べなかったシリーズファンは、こちらの記事で開発秘話などをチェックしてみて下さい!

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1991年5月に、記念すべき1作目が登場した『メタルマックス』シリーズ。硝煙を身に纏い、戦車と共に危険な荒野を駆け抜けるこのRPGは、自由度の高さや戦車のカスタマイズ性、世紀末的な世界観を生き抜くワイルドさなどで、多くのユーザーを魅了しました。

本シリーズは、2018年までにナンバリングタイトルを4本リリースし、リメイク作なども複数展開。また、『メタルサーガ』シリーズを生み出したほか、昨年は『メタルマックス ゼノ』といった新展開も行い、時代の折々で活躍を続けてきました。

そんな『メタルマックス』は、この2019年に28周年を迎えました。そして同時に、シリーズ30周年に向けた動きが既に始まっています。東京都渋谷区にて今月1日、プレミアムトークイベント「METAL MAX 2021 Road to 30th Anniversary ~賞金稼ぎの集い 2019 Autumn KICK OFF~」を開催。『メタルマックス』ファンに向けた嬉しい報告やシリーズの現状、そして今後の展開などを、関係者らが生の声でお届けしました。

本イベントは、『メタルマックス』関連の発表や、ヴォーカルのいつかさんとツインキーボードユニット「ELFI」によるミニライブなども行われましたが、今回は『メタルマックス』最新作に関する情報とその裏話を中心に紹介させていただきます。


イベントは19時30分からの開始でしたが、開場前から多くの来場者が集っており、開場後もさほど待たずに座席が埋まる盛況ぶり。世紀末が舞台のRPGシリーズなので、やはり男性がメインでしたが、まばらながら女性の姿も見て取れます。『メタルマックス』シリーズに期待と関心を抱くのに、性別の違いはなさそうです。


そして、いよいよイベントが開幕。『メタルマックスゼノ』プロデューサー・河野順太郎氏の合図で、登壇者たちがステージに集合します。真っ先に登場したのは、MCを務める男色ディーノ氏。登壇者の中で唯一、開発や制作に携わっていないディーノ氏は、「“賞金稼ぎ”(作中のプレイヤーの立場)寄りの目線で、色々聞こうと思います」と発言し、来場者からの期待を集めます。

さらに、『メタルマックス』シリーズと言えば外すことができない重鎮・宮岡寛氏や、『メタルマックス』シリーズの音楽を手がけてきた門倉聡氏、『メタルマックスゼノ』ディレクターの友野祐介氏、そして『メタルマックスゼノ』のヒロイン・トニ役を演じた石飛恵里花さんなども登壇。『メタルマックス』の今を語るに相応しい面々が、ステージという舞台に集結しました。


まずは、これまでの歩みを大きく4つの時代に分け、『メタルマックス』の歴史を振り返るトークコーナーからスタート。『メタルマックス』『メタルマックス2』『メタルマックス リターンズ』が発売された1991年から1995年までの「青春時代」では、その区分けにちなみ、宮岡氏の学生時代の写真を公開。しかも、こちらも『メタルマックス』シリーズと縁の深い山本貴嗣氏と並んでのツーショットです。


続いて1996年から2009年にかけては、『メタルマックス』シリーズは『メタルマックス2改』しかリリースされておらず、「暗黒時代」と銘打たれてしまいます。『メタルサーガ』関連の動きがあったとはいえ、『メタルマックス』シリーズとして考えるとファンにとって厳しい時代でした。しかもこの期間は13年に渡っており、ディーノ氏は「時代の半分くらい暗黒じゃないですか(笑)」とツッコミ。そう指摘したくなる気持ちは、来場者も同じだったことでしょう。


そして、『メタルマックス3』(2010年)から『メタルマックス4 月光のディーヴァ』(2013年)の期間を「(携帯機向け)復興の時代」とし、シリーズの再興を窺わせます。しかし、2014年から2017年の間は『メタルマックス ファイアーワークス』のみだったため、今度は「停滞の時代」に突入。この時代分けはあくまで、河野氏曰く「僕の勝手な解釈です」とのことですが、その自虐的な区分に会場も笑いに包まれます。

その後、2018年に『メタルマックスゼノ』をリリース。そして2021年には、大きな区切りとなるシリーズ30周年を迎えます。この記念すべきアニバーサリーを前に、「また少しくらい時代を迎えてしまうのか・・・否! ここは挑戦していきたい!」と河野氏が力強く発言。直後、新たなシリーズ展開を明らかとします。


『メタルマックスゼノ』を一新したリメイク作『メタルマックスゼノ リボーン』(略称:MMXR)、その続編となる完全新作『メタルマックスゼノ リボーン 2』(通称:MMXR2)、更にシリーズを原点から再構築する新プロジェクト『コードゼロ(仮称)』 と、3タイトルを一挙発表。その第一報は既にお伝えした通りですが、更に踏み込んだ話が本イベントで多数飛び出しました。

ですが、まずはこの3本を発表した現在に心境について、「つまり、年に1本作れ、と(笑)」と宮岡氏がこぼし、会場に笑いが広がります。そこでディーノ氏が「(30周年に向けて)3本作るとなると、スケジュールも大変では?」と尋ねると、宮岡氏は「しっちゃかめっちゃか」という言葉で表現。

また友野氏も、「万感の想いです」と胸の内を述べながら、ディレクターとしての立場で考えると「どうかしている(笑)」と返答。嬉しい一方で、本シリーズが大きな山場を迎える局面となりそうです。

門倉氏は、現時点で3年くらいのスケジュールを押さえられていると告白。そして、「今までと全く違うものを作ろうとしていらっしゃるので、音楽もだいぶ変わるかな」と、シリーズファンにとって気になる一言も。『メタルマックス』の音楽にどのような変化が訪れるのかも、注目すべき点となるでしょう。


こうして開発陣の想いが明かされた後は、ディーノ氏から早速「(プレイヤーとしては)“リボーンって、どの程度?”と思ってしまうんですが」と鋭い質問が。その疑問については、河野氏が『メタルマックスゼノ2』に向けた企画会議の内容を語る形で答えました。

会議では、新作に向けた話を進めていく上で、必然的に色々とやりたいことが挙がっていったとのこと。そして、「それって、(『2』からではなく)『ゼノ』から入れたほうがいいんじゃないの?」という意見が持ち上がり、そういった要素を備えた『MMXR』に結びついた模様です。

ちなみに、『MMXR』の新生度合いについては、「『メタルマックスゼノ』は原作。まったく違う、もう一回触ってもらうに足るリボーン」と発言。ゲームエンジンや各種システムの一新などは既に明らかとなっているので、この発言と合わせると、かなりパワフルな変貌を遂げるものと予想されます。


そして、『MMXR』に用意されている一例として、「戦闘犬“ポチ”」を発表! 『メタルマックス』シリーズのほとんどに登場し、主人公にとって頼れる仲間だったことも多い戦闘犬、通称“ポチ”は、シリーズファンにとって大きな存在です。残念ながら『メタルマックスゼノ』に戦闘犬の要素はありませんでしたが、『MMXR』では“ポチ”が見事に復活。この報告に、来場者は割れんばかりの拍手で応えます。


この“ポチ”の復活について、友野氏は「(やっぱりポチは)いつでも見たいよね」「今回も最初、“犬は無理なんじゃないか”という話があったんですが、(エンジンの一新などで)写実的なことが出来るようになったのに犬が描かれない、というのは誰にとっても最高にはならないと思う」との考えを示し、「スタッフには死んでもらった(笑)」「(開発が大変で)死ぬのであれば、一番可愛いポチで死んでくれ」と、なかなか強いワードも飛び出します。

無論、ここで言う“死ぬ”は、あくまで労力の度合いを示すバロメータのようなもの。3Dで犬を魅力的に描写するのは、それだけ大変という意味でもあります。ですが“ポチ”の登場については、スタッフ側も意欲的で前向きとのこと。他の作業をお願いすると難しい顔をされるものの、“ポチ”だったら受け入れてくれる──といった裏話も友野氏が披露します。ファンにとってはもちろんですが、作り手側にとっても“ポチ”の重要性は揺るぎないものがあるようです。


ここで、イベント限定公開の映像がスクリーンに登場。写真撮影も禁止のため、その映像は来場者だけの特典となりましたが、その動画内ではこちらに駆け寄ってくる可愛らしポチの姿が。背中には銃器を背負っており、勇ましさも感じさせますが、懸命に尻尾を振って駆け寄ってくる様子は愛らしいの一言。また、尻尾の動きに合わせて背中の銃も揺れており、3Dだからこそ表現に手を抜けないことが分かります。

ちなみに、“ポチ”とはベース内でコミュニケーションが取れるとも言及。その内容についてはまだ明かせないそうですが、“ポチ”との関わりを楽しむことはできそうです。



また、『MMXR』のリボーンに関する話は続き、物理演算とPBRを導入してモンスターをよりリアルに描き、車体も砂にまみれるといった演出が施されています。その一例として、巨大な顎で主人公を噛み砕かんとするスナザメや眼前に迫った巨大アリ、夜の砂漠などの映像を限定公開。現時点で公開できるのは画像のみですが、それでも迫力の一端は充分に伝わってきます。



戦車については操作系にも手が入っており、「こだわりをぶっこんでいく」とコメント。しかし、リアルさを追求し過ぎてゲーム面と齟齬が出てしまう点も憂慮しており、「(リアルを追い求め過ぎると)キャノンラッシュどうする?」といった問題を口にした場面も。

そのため友野氏は「新たなルール決め」が必要と述べましたが、それを踏まえた上で最も大事なのは『メタルマックス』であること。「緻密なことをやるゲームではない」「“戦車は最高だぜヒャッハー”を心がけている」といった発言は、ファンの安堵に繋がったことでしょう。

さらに『MMXR』は、シナリオの自由度についてもリボーンを果たす作品になると明かされ、「トニを助けない、といった選択も・・・」と河野氏が気になる一言をポツリ。この発言には、他ならぬ石飛さんが最も驚きの声を上げ、「ヒロインですけど!」と慌てた場面も。


シナリオ進行面の自由度がかなり高いというのも、『メタルマックス』シリーズが持つ特徴のひとつ。ですが、シリーズ最新作の『MMXR』のゲーム進行は一般的なRPGに近く、トニの救出も不可避の要素でした。しかしリボーンを果たすことで、より過去作に近い作品へと変貌するようです。

ちなみに友野氏は、「見捨ててもいいことはない」と、トニを助けない場合のメリットは特にないとも発言。仮に、トニを救わないことで手に入るアイテムがあった場合、「助けるor見捨てる」を選ぶのではなく、「トニorアイテム」の取捨選択になってしまいます。選択することそのものに意味を持たせるため、見捨てた場合のメリットはない、と設定したのでしょう。

「戦力が減って不利になろうとも敢えて見捨てる」という選択そのものが、一部のプレイヤーにとっては満足に足る報酬のはず。その一方で、トニを助けるのも大事な選択です。戦力も増えますし、石飛さんも当然その選択を切望。来場者に向け、トニの重要性を訴える場面が相次ぎました。


また開発の裏話として、発足当時に宮岡氏から「君が俺の編集者になるんだ」と言われたと、友野氏が明かしました。小学生時代に『メタルマックス』と出会い、大きな影響を受けた友野氏。それだけに宮岡氏へ対する想いは人一倍のようで、“編集”として時に厳しい言葉を投げかけながら開発を進める日々などを窺わせました。

そして音楽面では、エンディングテーマ「aube」に関する情報を門倉氏が報告。『メタルマックスゼノ』の「aube」を歌っていたボーカリストが諸事情で抜けたため、『MMXR』の「aube」ボーカルとしていつかさんを起用したと打ち明けます。今回のイベントで行われたミニライブは、ファンに向けたお披露目という意味もあったのかもしれません。


また、『MMXR』に向けた「aube」のレコーディングを行ったところ、「素晴らしかった」と門倉氏が力説。同時に、「素晴らしすぎて、これ違うな」と感じたため、いつかさんにもっと女性的な曲を歌って欲しい、トニ目線としての「aube」を歌って欲しいと考えるようになり、歌詞やアレンジに手を加えていると語りました。

「トニに寄り添ったaubeになりそう」と話す一方で、どこまで変わるのかはまだ確定ではないとも明かしており、どのような変貌を遂げるのかは製品版のお楽しみとなりそうです。

そんな『MMXR』の発売時期についても触れ、第一報では「今冬」と記されていましたが、この点について宮岡氏は「ちょっと暖かくなった頃かもしれません」と言及。そこでディーノ氏が、「大体どこのくらいの気持ちでいればいいですか?」と踏み込み、ケーキやお餅を食べている頃なのかといった話が持ち上がると、河野氏からは「どちらからと言うと・・・チョコレートくらい?」と発言。あくまで現時点の雑談に過ぎませんが、ひとつの目安になるかもしれません。



『MMXR2』の裏話や『コードゼロ(仮称)』のキーワードについても言及
《臥待 弦》

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