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【新連載・SHOWROOMバーチャル列伝】バーチャルからアジアで活躍するアーティストへ―育成型Vタレント・吉七味の野望とは?

2018年の爆発的なブームを経て、いまや一般的なカルチャーのひとつに数えられつつある「バーチャルYouTuber/VTuber」。彼らが活躍する領域は、もはや“YouTube”に留まりません。

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2018年の爆発的なブームを経て、いまや一般的なカルチャーのひとつに数えられつつある「バーチャルYouTuber/VTuber」。彼らが活躍する領域は、もはや“YouTube”に留まりません。

そこで本連載は数あるプラットフォームの中でも、特にバーチャルタレントへの支援に注力している双方向コミュニケーションの仮想ライブ空間サービス“SHOWROOM"に着目! みんなが知っているようなアイドルやタレントと並んで、ディープな支持を集める「バーチャルSHOWROOMER」へ、インサイドちゃんと共にインタビューを敢行していきます。

コメント機能加え、配信者に有料・無料のアイテムをリアルタイムで送れるギフティング、アバター機能やイベント企画への参加など、"SHOWROOM"ならではの要素を彼らはどのように活かしているのか――第2弾のお相手はアニメ『賢者の孫』で声優&エンディングテーマ歌手デビューしたばかりの育成型バーチャルタレント・吉七味。(よしななみ)さんです。

――ついに4月19日、アニメ『賢者の孫』で担当されたエンディングテーマ「圧倒的Vivid Days」が放送されましたね。おめでとうございます!SHOWROOMでリアルタイム同時視聴の生配信もされていましたが、ご自身の歌が流れた時の感想はいかがですか?

吉七味。:ありがとうございます!配信では、恥ずかしさをごまかすために絶叫しちゃったんですけれども……。自分の歌声がテレビから聴こえる初めての体験に「キャー!!」って(笑)

インサイドちゃんMark2:あはは!でもすごく感動しそうですよね!

吉七味。:まだちょっと恥ずかしくて。感動するのは多分、最終回になってからかなあ。

インサイドちゃんMark2:折角だから色んな人に聴いてもらいたくないですか?

吉七味。:な、七味が知らないところでこっそり聴いてほしい(笑)

――それでの絶叫だったんですね。さらに今回はEDアーティストに加え、声優デビューも果たされていますよね。SHOWROOMのイベントで権利を勝ち取ってのデビューでしたが、それはどのような内容だったのでしょうか?

吉七味。:バーチャルタレント限定で参加できる、エイベックス・ピクチャーズさんとSHOWROOMさんのコラボレーションイベントでした。アニメ『賢者の孫』のエンディングテーマ歌唱&声優出演をかけ、予選・本戦が行われたのですが、七味は予選で3位に残ったんです。私を含めた5人が、予選から本戦のオーディションへと通過しました。

――何人くらいで競われていたんですか?

吉七味。:予選の段階で20人弱くらいでしたね。

――そこから勝ち残り、本戦の実技オーディションで本権利を勝ち取られたんですね。

吉七味。:はい、そうです。それと実は、七味がSHOWROOM配信を始めたのがそのイベントと同じくらいのタイミングで……。SHOWROOMの使い方、たとえば星投げやカウントの仕組みすら知らなかった新参者だったのですが、色んな方に教えていただきながら、毎日歌ったりおしゃべりしたりして、予選は楽しみながら参加させていただきました。

インサイドちゃんMark2:デビューしたてのイベントで!?すごいなぁ、それは!

――その右も左もわからなかった頃のことを、もっと詳しく教えていただけますか?

吉七味。:最初はリスナーさんも少なくて、体操服で呆然としていましたね。それから、自分が好きなアーティストの楽曲のほか、たまにリクエストをいただいたりして、だんだん歌を歌わせていただくようになりました。イベントの配信では、ちゃんと審査員の目に留まるよう意識しましたね。アニメ主題歌のオーディションで、エイベックス・ピクチャーズさん主催だったので、イベント期間中はアニソンや、もともと好きだった大塚愛さんなど、エイベックスさん所属のアーティストの曲を積極的に歌うようにしたんです。SHOWROOMさんにはカラオケ機能があるので、それを活用しましたね。

――今までもシンガーとして活動されていたんですか?

吉七味。:いえ、私結構ずっと引きこもり気味で……。

――そうでした!たしか少し前まで違うお姿で活動されていましたよね。たしか瓶底眼鏡みたいな……。


吉七味。:それに体操服だったのに、こんなに制服を着崩しちゃってるよ、みたいな感じになりました(笑)

――引きこもり気味だった頃も、歌うのは大好きだったのでしょうか?

吉七味。:はい。小さい頃から歌うことが大好きでした。それを一つの作品として世に出すことは、ごくわずかな人にしかできませんので、チャンスをいただけたのは大きな「自分の証」になったと思います。SHOWROOMを始めてからファンの方とコミュニケーションを取っていくうちに、七味が自分を表現したり歌うことで、喜んでくださる方がいらっしゃるのに気付いたんです。なのでイベントには「歌いたい」というよりリスナーに「喜んでほしい」という気持ちで臨みましたね。

――そうだったのですね。引きこもり気味とおっしゃっていますけど、エンディングテーマを拝聴すると、全くそれを感じさせないパワフルさと、抜群の歌唱力を発揮していますよね。歌については何か特別な練習などされていたのですか?

吉七味。:小学生の6年間は合唱団に入っていました。その時は毎週レッスンに通っていたのですが、その後は独学でした。最近はちゃんとボイストレーニングを教わっています。自分の中では歌唱力はまだまだだと思っていて……。

インサイドちゃんMark2:ヒエェ……それでまだまだ?


吉七味。:プロと素人はやっぱり全然違いますから。七味も早く「プロですッ!」って胸を 張って言えるまでのレベルに上げていきたいなと思っています。

――今回歌われている「圧倒的Vivid Days」は水樹奈々さんや『バンドリ!』の楽曲なども担当されているElemental Gardenさんが担当されていますよね。とても難しい歌だと感じましたが、七味さんはいかがでしたか?

吉七味。:歌詞が七味の心境ととても合っていたんです。始まりの歌でもあり、エネルギーを爆発させる歌でもあるので、自分の気持ちとマッチングして感情移入しやすかったです。あと単純にとてもリズミカルでアップテンポな曲なので、歌っていてすごくアガれます。なので是非みなさんにカラオケで歌って欲しいな。

――小学生の時に続けられていた合唱とはガラっと変わってロックソングですよね。

吉七味。:合唱団では童謡を主に歌っていたので、あまり感情を込めることがなかったんです。元々引きこもりだった私が、SHOWROOMを通じて初めてみなさんと会って、これからは強くなりたい……!と思う気持ちが歌に出てちゃったんだと思います。ロックを歌うの、七味は好きです。

インサイドちゃんMark2:おー!なんかエモいねえそれは!

――そんなロックな気持ちが爆発した「圧倒的Vivid Days」の聴きどころはどこですか?

吉七味。:最後のサビに入るまでの滑走です。そこが一番の盛り上がりどころなんです。「ぐんぐんぐん……ドォーン!」みたいな。

インサイドちゃんMark2:あはは!擬音がさあ!

――七味さんの擬音、面白いですよね。レコーディングはおそらく初だと思いますが、いかがでしたか?

吉七味。:はい。もう興奮して「こ、これがスタ……ジオ……は!これがマイク!お、おお……」みたいな。

インサイドちゃんMark2:なんか、初めて文明に触れた人間みたいになってる(笑)

吉七味。:原始人みたい(笑)。セッティングはスタッフさんがバッチリしてくださったので、レコーディング自体は安心でした。


――慣れたスタッフさんに囲まれてサポートもバッチリだったんですね。何かアドバイスをもらったりしましたか?

吉七味。:はい。感情の入れ方とか、聴きどころの最後のサビ前の盛り上がり部分も「全力でぶつかって来てください!」と。それで七味も「うぉお゛お゛おおおぉおおおぉおお!」みたいな。冒頭からアップテンポで、すごく楽しく収録させていただきました。アトラクションに乗っているような気分で歌わせていただきました。

――初めてのレコーディングで楽しめたのはすごいですね!カップリング曲「Heart×Nexus」も同時収録だったのですか?

吉七味。:そうです!「Heart×Nexus」はとっても明るい曲なんです。今後ライブをするときに、一番最後に歌って、みんなでこうやって(腕を横に振る)歌えるような曲になっています。途中にも「タンタン!」ってクラップできるところもあるので、ライブで一体になってみんなで盛り上がれる曲です!

――今後はライブにもバンバン出られる予定ですかね!

吉七味。:バンッッッバンにライブしたいです!

インサイドちゃんMark2:わー!いいなー!ライブ行きたいー!

吉七味。:わーい!来てください~!7月6日に、秋葉原のソフマップさんで「圧倒的Vivid Days」のリリースイベントがあって、そこで歌わせていただきます。是非たくさんの方に来ていただきたいです!

――ライブといえば、東京ビッグサイトで行われていた「AnimeJapan 2019」でも歌われていましたよね!

吉七味。:はい、歌わせていただきました!人がすごくて、めちゃくちゃ緊張しちゃったんですけれども。主演の小林裕介さんや若井友希さんが場をほぐしてくださって、いつもの感じで歌うことができました。

――主演の小林さんたちとは一緒に『賢者の孫』のWEB番組にも出演されていましたね。MCアシスタントでしたよね。

吉七味。:はい!この前、配信が始まりました。

――七味さんの歌っている時とおしゃべりしている時のギャップに驚いた視聴者さんも多かったのでは?パワフルな歌唱に対して、トークで「シシリーちゃ~ん」と連呼し続ける姿のギャップが面白く映っていました。

吉七味。:確かに驚かれる方が多いですね(笑)。今まではトーク配信を中心に活動してきたので、その雰囲気を知っている方が多かったんです。『賢者の孫』に参加させていただいてからは、歌を聴いてから初めて喋っている姿を見た方もいらっしゃって、「な、なんだこの子は」「ちょっと様子がおかしいぞ」って……(笑)

――『賢者の孫』で声優出演もされていますが、今まで声優さんのようなお仕事やお勉強をされたことはありますか?台本の読み方など、特殊ですよね。

吉七味。:初めてでした!台本をいただいた時も「だ、台本だ……!」って。

インサイドちゃんMark2:やはり初めて文明に触れた人みたいになる(笑)。

吉七味。:読み方も、現場で声優さんたちに教えていただいたんです。キャラクターに入り込みすぎて自然な演技をするのに苦戦していたのですが、主演の小林大先生からも直々にアドバイスをいただいて、無事に収録することができました(笑)。すごく贅沢な体験でしたね。出演部分は全て完了していて、6話と7話に登場予定です。6話のエンディングにはサプライズも仕込んでありますので、楽しみにしていてください!

インサイドちゃんMark2:わー!楽しみー!

吉七味。:収録中はみ、耳が……耳が幸せすぎて(興奮)

インサイドちゃんMark2:あのええ声でアドバイス、羨ましかー!

吉七味。:んみ、耳が……(限界)

――七味さんの時々限界オタクみたいになるところ、とても良いですよね(笑)

インサイドちゃんMark2:すこー!

吉七味。:つーちゃんもかわいくて……ハァハァ。

――ところで、七味さんは育成型バーチャルタレントですが、「これをしたい」「こうなりたい」といった方向性はあるのですか?

吉七味。:今、4曲自分の持ち曲があるのですが、曲の数を増やしつつ、ライブ活動を積極的にしていきたいと思っています。

――目指すライブ会場はどこですか?

吉七味。:武道館で!中華圏にも行きたいです!

――いただきました、武道館。七味さんは中国語も勉強されていますよね。海外デビューも遠くはないのではないでしょうか?中国語はどのように勉強されているのですか?

吉七味。:教室に通っていますね。

インサイドちゃんMark2:すごいね!色んなことにチャレンジしているね!

吉七味。:小籠包と上海蟹を食べたいなあと思って。お仕事だったら無料で行けるじゃないですか!

インサイドちゃんMark2:どういう目的(笑)

――ライブも食べ物も楽しみですね。

吉七味。:アジアで活躍できるバーチャルロックシンガーになりたいです!我餓了!

――それはどういう意味ですか?

吉七味。:お腹空いた!あと我想吃小包装。

インサイドちゃんMark2:小籠包食べたい!今のはすぐ分かった(笑)

――七味さんはSHOWROOMをメインに配信されていますが、そもそもSHOWROOMを選んだきっかけはなんだったのでしょうか?

吉七味。:SHOWROOMはバーチャルタレントの活動に力を入れて応援してくれていたので、ここしかないなと思って決めました。バーチャル限定の楽曲提供イベントなんてものもあるのは、SHOWROOMならではですしね。


――実際にSHOWROOMの外のお仕事に繋がりますよね。

吉七味。:はい!今回の『賢者の孫』も本当にその通りだと思っています。このしがない体操服女が世に出て……。

インサイドちゃんMark2:しがない(笑)。そんなことないと思うけど、チャンスの場があることは嬉しいよね!

吉七味。:いっぱい出口を用意してくださっているので、芸能で「私は歌が歌いたい!」「モデルになりたい」とか、明確にやりたいことが決まっている方は絶対にSHOWROOMがいいと思います。ガチのイベントからゆるいイベントもあるし、私が参加しようか迷ったなかには「某おそうじロボットがもらえる」というイベントもあって……私が配信している和室に動かない某おそうじロボットがあるんです。だから動く本物のが欲しいな~って(笑)

――ネタになりますね!『賢者の孫』のイベント以外にも「Re:Animation」出演権をかけたイベントなどに参加されていましたよね。

吉七味。:そうですね。これまで他には「Re:Animation 13 in ageHa」出演権と、オリジナル楽曲制作権のイベントの2件に参加したことがあります。

インサイドちゃんMark2:「Re:Animation 13 in ageHa」のイベントはつーちゃんも参加してたの!でも七味ちゃんは絶対に勝てない子だなと思って、時々配信観に行ってたの。絶対に強いから敵に回したくないなー!と思って観ているよ~。

吉七味。:ええ?そうだったんですね!でも、私その時は2位だったんですよ。審査員特別賞をいただいて出演できることになったんです。

――七味さんはつーちゃんと会うのは初めてですね。

吉七味。:そうです!かわいい……!

インサイドちゃんMark2:やだー!かわいいだってー!七味ちゃんもかわいいよォ~!

吉七味。:幸せ……。


――二人の共演を楽しみにしています(笑)。同じSHOWROOMで活躍されているバーチャルタレントさんで、気になっている方はいますか?

吉七味。:はい!今回『賢者の孫』イベントでご一緒させていただいて声優としても共演させていただいている「雛乃木まや」さんです。まや様とは一緒に番組に出させていただいたり、コミュニケーションを取らせていただく機会が多くなったので……孤独気味なわたしの唯一の……。

インサイドちゃんMark2:友達、友達ー!つーちゃんも友達だよー!(汗)

――(笑)。それでは最後に読者へメッセージをお願いします。

吉七味。:先程もお伝えさせていただいたのですが、7月8日に秋葉原のソフマップさんで「圧倒的Vivid Days」のリリースイベントがあって、歌唱とトークと2ショット写真を撮影させていただきます。是非遊びに来てくださいね。今日はありがとうございました!




SHOWROOMの配信やイベントを通じて、ファンと楽しみながら強さと自分らしさを手に入れた吉七味。さん。明確な目標と共に、SHOWROOMから海外へ飛び出す日も遠くないかも?これからの吉七味。さんの活躍に注目です。
《アネモネ・モーニアン(アニモ)》

ボーカリスト アネモネ・モーニアン(アニモ)

"アニモ"の愛称で親しまれるボーカリスト。カナダで培ったグローバルな感性を駆使した歌唱・音楽制作を得意とする。 その多様性を尊重する精神、そして英語力、また、映像作品・ゲームに対する愛から、時にライター・通訳・翻訳家としても活動している。

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