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凶鳥?バニシング?『スーパーロボット大戦』に登場するオリジナルロボに迫る~「ヒュッケバイン」編~

『スーパーロボット大戦』シリーズに登場する「ヒュッケバイン」を大特集します。

任天堂 Nintendo Switch
凶鳥?バニシング?『スーパーロボット大戦』に登場するオリジナルロボに迫る~「ヒュッケバイン」編~
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ニンテンドースイッチ/PS4ソフト『スーパーロボット大戦T』が発売されて一ヶ月あまり。既にゲームをクリアされたという方はもちろん、この大型連休を使ってプレイされるのを楽しみにされていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これまでインサイドでは『スーパーロボット大戦T』に関して様々な特集記事を掲載してまいりました。特にゲスト参戦ロボット「ゲシュペンスト」についての特集記事では、予想を超えるたくさん反響をいただきまして、筆者も恐縮しております。誠にありがとうございました。

【関連記事】
『スーパーロボット大戦T』のスペシャル参戦ロボ「ゲシュペンスト」って何モノ?その歴史に迫る【特集】
https://www.inside-games.jp/article/2019/03/25/121305.html>


今回それを受けまして、近年の『スパロボ』へゲスト参戦したロボットの特集連を数回に渡ってお届けすることが決定しました。その第1回目として本稿では「ヒュッケバイン」を大特集。往年の『スパロボ』ユーザーも、最近プレイを始めたという新規ファンの方も、ぜひお付き合いいただければと思います。

画像はAmazon.co.jpより

さて、最近の「ヒュッケバイン」関連の話題と言えば……昨年発売された「METAL ROBOT魂 Ka signature <SIDE OG> ヒュッケバイン」の商品展開が記憶に新しいという方もいらっしゃるかと思います。いわゆる“初代ヒュッケバイン”としては久々の立体物となるため、待ちに待ったというファンも多かったことでしょう。

それまで設定止まりであったギミックが、立体物としては初めて再現されるなど、“Mk-I”の立体物としてはまさに決定版と言っても過言ではないクオリティでした。

ところで、このヒュッケバインなるロボット。昨今では、ひとたびメディアに登場すればファンが狂喜乱舞。大喜利が繰り広げられたり、はたまたネタコラ画像が作られたり……と、妙な盛り上がり方をすることも多くなりました。

往年のファンであればこそ、思い入れも一入。されど新規ファンには今ひとつピンとこない存在。そこで今回は、そんな謎の存在ヒュッケバインが辿ってきた歴史の、ほんの一面を振り返ってみたいと思います。

◆パーソナルトルーパー・ヒュッケバイン


画像はAmazon.co.jpより

古今東西、様々なロボット作品が一堂に会してクロスオーバーを繰り広げるシミュレーションRPG『スーパーロボット大戦』。「スパロボ」の愛称で知られるこのシリーズは、1991年に第1作目が発売されて以降、今なお新作が望まれ続ける人気長寿タイトルです。

その長い歴史の中で訪れた多数のターニングポイントの中に、一際後年に影響を与えたであろう作品がありました。1995年に発売されたスーパーファミコン用ソフト『第4次スーパーロボット大戦』です。

『第4次~』は、ファミコンソフト『第2次スーパーロボット大戦』から続く初期DC戦争関連作品の最終作として発売された、言わばシリーズ完結編。そこには、プレイヤーの分身となる主人公キャラクターの存在という、これまでの『スパロボ』にはなかった新要素が取り入れられていました。

これは、いわゆる「キャラメイキング」のようなもので、ゲームの主役キャラクターをある程度プレイヤーが自由に設定できるというもの。もちろん、パイロットキャラクターのほか乗機であるロボットにも後継機として選択肢が用意されていました。その中の一つとして登場したのがご存知、「ヒュッケバイン」だったのです。

初期主役機であるゲシュペンストを思わせるディテールを残しつつも、全体的にスマートに整ったそのスタイルは、「機動戦士ガンダム」シリーズのメカデザイナーも手掛けるカトキハジメ氏によってデザインされたもの。そんな、ガンダムシリーズのモビルスーツと並んでも違和感がないシルエットのオリジナルロボットをプレイヤーの乗機として、しかも「マジンガーZ」や「ゲッターロボ」などの名だたるスーパーロボットたちと共闘させられたのです。これが当時のロボットファンにとってどれほどのものであったか……というのは想像に難くないですね。

◆ブラックホール・ヒュッケバイン


画像はAmazon.co.jpより

『第4次』以降も、ヒュッケバインは複数のスーパーロボット大戦シリーズに登場。ある時はその改造機が、またある時はその後継機が……。登場回数を重ね、数多の作品を経ることでその存在感を深めていきました。

その中でヒュッケバインは、ある“特殊な設定”を付与されます。機体の主機として用いられている「ブラックホールエンジン」がいわくつきである、というものです。これは「エンジンの初回起動実験時に爆発事故を引き起こし多数の犠牲者を出している」という設定で、この事故以降ヒュッケバインは「バニシング・トルーパー」という不名誉な渾名で呼ばれている、ということになっています。

これに関連して、ヒュッケバインの技術的背景、開発経緯などのバックボーンも事細かに設定。『スパロボ』のオリジナルキャラクターのみで構成された『OG』シリーズでもこの設定は引き継がれており、ゲームボーイアドバンスソフト『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』では味方部隊の主力機として登場しています。

さらに、その後のストーリーを描いたOVAでは量産型のヒュッケバインが映像デビューを果たすなど、その渾名とは裏腹に華々しい活躍を見せることになるのです。

◆バニシング・ヒュッケバイン


画像はAmazon.co.jpより

2006年にはTVアニメ「スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ」が放映開始。「ORIGINAL GENERATION」を原作としたアニメとあって、ヒュッケバインも大活躍……するかと思いきや。その予想に反して登場シーンは1度のみ。しかも、画面には暗く影が落とされておりハッキリとヒュッケバインとわかるものですらありませんでした。このあまりに露骨な出番のカットには、当時一ファンであった筆者もさすがに違和感を覚えました。

しかし異変はそれだけに留まらず、発売済みの「スパロボOG」のプラモデルラインナップからはヒュッケバインシリーズのみが削除、関連書籍や設定資料集では名前すら出してもらえず型式番号に触れられる程度に留められるなど、その存在をあえて無視しているかのような扱いが続いたのです。

幸いにして、PS2ソフト『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』をはじめゲーム本編への登場こそ続いていましたが、そのPV映像を含めてほとんどのメディア展開からヒュッケバインは文字通りバニシング(消失)してしまったのです。

そんな状況で始まったTVアニメ第2期「スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター(2011年)」。原作にあたる『スパロボOG2』のストーリーでは、ヒュッケバインが重要な立ち位置にあるため、一部のファンはここで堂々復活を果たすのでは、と期待を寄せていましたが、第1話の時点で「量産型ヒュッケバインMk-II」のポジションが新設定の別機体に差し替えられるなどしており、ヒュッケバインの扱いが好転することはありませんでした。

◆エクストラ・ヒュッケバイン


画像はAmazon.co.jpより

そうして迎えた「ジ・インスペクター」の第8話。事態が急変します。原作のストーリーにおける「ヒュッケバインMk-III」に相当する機体として、「エクスバイン」なる機体が登場したのです。

ゴーグルを掛けたような頭部に、ヒュッケバインシリーズを強く思わせるその外装。その設定としては初代ヒュッケバインの改造機という位置付けで、名前も新たに「EX」……エクストラヒュッケバインの名前が与えられていました。後に公式サイトではエクスバインの機体解説も掲載され、メディアにおいて久しぶりにその名前が登場するなど、次第にヒュッケバインの存在が表に出るようになっていったのです。

『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』より

このエクスバインは後にゲーム本編にも逆輸入。発展機「エグゼクスバイン」の参戦に加え、新たに2号機が追加で設定されるなどしており、その活躍の場を広げていきました。

ヒュッケバインという凶鳥は、その眷属を次なるステージへと送り出すことに成功したのです。

◆リターナー・ヒュッケバイン


画像はAmazon.co.jpより

一方で、大元のヒュッケバイン自体にも再びスポットライトが当たる時がやってきます。2017年に発売されたPS4/PS Vitaソフト『スーパーロボット大戦V』にて、ヒュッケバインがゲスト参戦を果たしたのです。

その第一報がWEB番組「生スパロボチャンネル」で発表された当時のSNSは大騒ぎ。「ヒュッケバイン」がトレンド入りするなど、各地で大きな話題となりました。このサプライズ参戦はゲームニュースサイトでも次々と取り上げられ、約10年の時を経てヒュッケバインのビジュアルが再び公に出ることとなったのです。

そして現在では、この参戦を皮切りに次々とスパロボのオリジナルロボット達が新作スパロボに登場するにまで発展。ここで誕生したゲスト参戦枠は、現在好評発売中の『スーパーロボット大戦T』にも受け継がれていくこととなるのです。



タイトル: 「スーパーロボット大戦T」
対応機種: PlayStation 4/Nintendo Switch
ジャンル:シミュレーションRPG
発売日:好評発売中
希望小売価格:通常版 PlayStation 4 8,600円+税
Nintendo Switch 8,600円+税 (両ハードともダウンロード版同価格)
期間限定版 PlayStation 4 12,600円+税
Nintendo Switch 12,600円+税 (両ハードともダウンロード版同価格)
プレイ人数:1人
権利表記
(C)CLAMP・ST/講談社・TMS
(C)サンライズ
(C)ジーベック/1998 NADESICO製作委員会
(C)創通・サンライズ
(C) 東映アニメーション・ニトロプラス/楽園追放ソサイエティ
(C)永井豪・石川賢/ダイナミック企画
(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会
(C)BANDAIVISUAL・FlyingDog・GAINAX
(C)松本零士・東急エージェンシー
(C)1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会
(C) 2005 AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ
《ひびき》

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