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初出し情報がザクザク!出会いや共演のきっかけも 作曲家・伊藤賢治氏、成田勤氏「FACE to FACE」ライブ直前インタビュー

メーカーの垣根をこえた日本最大規模のゲーム音楽ライブイベント「JAPAN Game Music Festival」のスピンオフイベント「FACE to FACE」の第1回目開催に向けた伊藤賢治氏、成田勤氏へのインタビューです。

その他 音楽
作曲家・伊藤賢治氏、成田勤氏「FACE to FACE」ライブ直前インタビュー
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メーカーの垣根をこえた日本最大規模のゲーム音楽ライブイベント「JAPAN Game Music Festival」(以下「JGMF」)の流れを汲んだスピンオフライブイベント「FACE to FACE」の第1回目が2019年1月19日に行われます。

「FACE to FACE」の記念すべき第1回目の出演者は、”イトケン”の愛称で親しまれる伊藤賢治氏率いる「伊藤賢治スペシャルバンド」と、成田勤氏率いるスマホRPG『グランブルーファンタジー』(以下『グラブル』) の楽曲を演奏するバンド「Stella Magna」(ステラマグナ)の2バンドです。

原点であるライブイベント「JGMF」は2013年6月にZepp Tokyoで、2018年1月にディファ有明で開催され、メーカー公式のバンドや作曲者本人によるバンドなど10組以上が集まり、それぞれ2日間続けて行われた大規模イベントでした。今回行われる「FACE to FACE」は伊藤賢治氏と成田勤氏が率いる2バンドが1対1で顔を付き合せる、それぞれのバンドをよりディープに楽しめるライブイベントです。

今回、伊藤賢治氏と、成田勤氏にインタビューさせていただき、「FACE to FACE」に向けた思いや、それぞれの出会いなどについてお伺いさせていただきました。インタビュアーは伊藤賢治氏と上倉紀行氏とのユニット「Trimonia」に所属し、「JGMF Band」のコーラスと、同じく「JGMF」のスピンオフイベントである「オカジモネ~JGMFへの道~」でMCを担当するアネモネ・モーニアンです。

【取材・構成】アネモネ・モーニアン

「FACE to FACE」のきっかけは「笑っていいとも」!?


――本日はよろしくお願いいたします。早速ですが「FACE to FACE」はどのような経緯で始まったのでしょうか?名付け親はイトケンさんとお伺いしておりますが、込めた意味など教えていただけますか?

伊藤賢治氏(以下伊藤 敬称略):
はい、名付け親は自分です。”もし自分がイベントを企画するとしたら?”という話題になったとき、自分だったらオーガナイザーとして旗を持って「笑っていいとも」のテレフォンショッキング的な感じで”一緒にイベントをしたい”と思った方をご紹介していきたいと話していました。

今回、1対1のライブイベントを開くことになり、成田くんの「Stella Magna」にお声掛けさせていただいた形です。1対1で顔を付き合せるので「FACE to FACE」という名前をつけました。

――そうなのですね。では「FACE to FACE」は、今後もイトケンさんが主体となって対バン相手を決められるのでしょうか?

伊藤:
自分の中では、あくまでも「JGMF」を作り上げた稲垣くん(*1)と上倉くん(*2)のコンビは外せなくて、僕の役割は両名の切り口や発想をサポートさせていただくという形だと思っています。なので、あくまでも上倉稲垣のコンビが主体ですね。
(*1)編集注: (「JGMF」の総合イベントプロデューサー)
(*2)編集注: (上倉紀行氏、「JGMF」の音楽プロデューサーであり「伊藤賢治スペシャルバンド」のメンバー)

――上倉さんと稲垣さんが主となって作り上げた「JGMF」の流れを継いで、イトケンさんが旗を持って「FACE to FACE」を続けていくのですね。ということは、第2回目の「FACE to FACE」ではイトケンさんはバンドで出演ではなく、オーガナイザーとして参加される可能性もあるのでしょうか?

伊藤:
どうだろう(笑) ちょっと未定です。もしかしてMCになるかもしれないね。

インタビューに同席していた稲垣P:
タモさんですね(笑)


白羽の矢が立った成田氏、引き寄せ合う二人



――成田さん、イトケンさんに白羽の矢を立てられて出演が決まったとのことですが、それまでの経緯をお聞かせください。

成田勤氏: (以下成田 敬称略)
稲垣さん経由でお話しをお伺いしたのですが、ちょうど「Stella Magna」のメンバーで”対バンのライブに出たいね”という話をしていたところだったので、ありがたかったです。以前別件で稲垣さんとライブ企画をやりたいねという話になり、チラッと”どなたかとの対バンライブをしたいなあ、特にイトケンさんと…”とお伝えしていたこともあったりして…。

――イトケンさんは成田さんのラブコールはご存知だったのでしょうか?

伊藤:
いや、全然!

――引き寄せ合っていますね!


「Stella Magna」誕生秘話、生みの親はイトケン氏!?


――成田さんがイトケンさんの「伊藤賢治スペシャルバンド」のメンバーを”お借りした”という経緯があったとお伺いしましたが、どのようなきっかけだったのでしょうか?

伊藤:
元々「Stella Magna」のメンバーは自分の「伊藤賢治スペシャルバンド」のメンバーでもあったのです。成田くんがメンバーを見初めて、自分のものにして、もっとウケちゃったっていう…(笑)

成田:
『グラブル』でバンドプロジェクトをやるときは、ギターの宮﨑大介さんと一緒にやりたいと思っていて、そこから上倉さんや稲垣さんと話し合ってメンバーを一人一人決めていったのですが、結果的にイトケンさんのバンドと全く同じになってしまって…。なので決定する前、一度イトケンさんに「いいですか?」ってお電話でお伺いをしました。

――「オカジモネ」でもお伺いしましたが、実は「Stella Magna」は「JGMF」キッカケで結成されたバンドだったんですよね。(*)
(*)編集注: 「Stella Magna」のライブデビューは2017年12月の「グランブルーファンタジーフェス 2017」(以下グラフェス)ですが、元々2018年1月の「JGMF」に向けてバンド結成・メンバー決定をしていました。

成田:
そうです。なのでイトケンさんも上倉さんも生みの親みたいな存在なんですよね。バンドメンバー集合の秘話については1月19日のライブMCでもお話ししますのでお楽しみに(笑)


2人の出会いとはじめてのお仕事


――お2人が最初に出会ったタイミングはいつだったのでしょうか?

伊藤:
最初は植松さんの「犬耳家」で成田くんをご紹介してもらいました。(*)その当時成田くんはアニメ『グイン・サーガ』の編曲をやられていたので”アニメの人”という認識でした。
(*)編集注: 植松伸夫氏のレーベルDog Ear Records主催のイベント「犬耳家 親族会議 vol.4」

成田:
そうですね。「犬耳家」の打ち上げご挨拶させていただいたのが出会いでした。

――あの渋谷duo MUSIC EXCHANGEの「犬耳家 親族会議」ですか!イトケンさんのゲストボーカルに長谷川明子さんが出演されていた回ですね。私もDog Ear Recordsスタッフとして参加していました。ちなみに最初にご一緒されたお仕事は?

伊藤:
最初はPCゲーム…『CroXino -クロシーノ-』だったかなあ?メインテーマだった気がする。

成田:
そうですね。イトケンさんがアレンジまでほぼ終わらせていらっしゃったものをマニピュレートというか、自分が触らせていただいて。

――成田さんは緊張しましたよね。はじめてイトケンさんとお仕事される際に特に心掛けた点はありましたか?


成田:
そりゃあもう緊張しましたよ。心掛けた点は、そのときはオーケストラ物だったので、頂いた原曲に対してオーケストレーションの細かい部分でどれくらい自分のカラーを出すか、という点ですね。


――イトケンさんは成田さんにお仕事のお願いをしたときの決め手はなんだったのでしょうか?

伊藤:
アレンジに新しい血を入れたくなって、何人かお声掛けをさせていただく候補をあげていたとき、ひょっと成田くんを思い出して。実際にお声掛けしたら、ちょうど植松さんとの『グイン・サーガ』のお仕事がひと段落したとのことでいいお返事をいただいたので。タイミングもよかったみたいです。

――当時から成田さんはオーケストレーションがお得意だという印象がありましたもんね。

伊藤:
『グイン・サーガ』の印象が強かったね。


ズバリ聞く、お互いに対する印象


――実際にお仕事でご一緒されて、お互いへの印象は変わりましたか?

成田:
元々イトケンさんは自分にとってもレジェンド的存在なのですが、直にやり取りをさせていただいていると、大ベテランなのに、常に”進化していこう”とか、”次はこうしていこう”というエネルギーが途切れないんですよね。”次は新たにこれをやりたい”というビジョンがハッキリしていて、それがすごいなあと思います。

自分はまだ10年目くらいで、それでもこの先ずっと続けていくのは大変なのに、イトケンさんは最前線でその姿勢を実践していらっしゃって、すごいなと。

――イトケンさんは音楽面でもイベント面でもチャレンジされていますもんね。

成田:
そうなんですよ。意欲があるだけでももちろんすごいのに、それを実行していくっていうのは中々できないですよね。

伊藤:
恐縮です。

成田:
本心ですよ!(笑)

――イトケンさんは成田さんとお仕事されてみていかがでしたか?

伊藤:
自分が作曲で、成田くんを編曲に起用させていただいたのですが、成田くんも、同じく編曲でご一緒した上倉紀行くんや関美奈子さんも、自分にない物をみんな持っているので、自分の曲をどう拡げてくれるんだろうとワクワクさせてくれる一人です。そういう意味で期待感をとても持っています。

成田: (恐縮で距離が離れていく)あとずさり…。


伊藤:
先日タイムシフト配信で「グラフェス」の「Stella Magna」のライブを見ました。
この世代で、曲によって変化もできて、Vocal曲もあって、『グラブル』みたいなビッグタイトルのRPG音楽のバンドって、自分の中では唯一無二だと思うんです。

バンドメンバー同士の年代も近いし、それぞれの見せどころやアピールポイントも分かっているし、単純に格好いい。アイドル性もあるし…と、自分なりに分析をしています。アイドル性を持ったバンドはゲーム音楽業界の中でも中々ないので、そういう意味でももっと人気が出るんじゃないかなと思っていますよ。

成田:
みんなは格好いいけど、バンマスはただのひきこもりなんですけど…。(*)
(*)編集注: バンマスはバンドマスターの略称でバンドのリーダーのこと。成田氏は重度の『グラブル』プレイヤー。

伊藤:
そのギャップがいいんじゃないの?(笑)


これからも刺激し合って音楽を作っていきたい


――今のゲーム音楽界についてのこれからの展望や、思いを教えてください。

伊藤:
自分はゲームとか、アニメとか、歌モノとか特にこだわっていないです。作り出すものが結果的に歌モノだったり、ゲーム劇伴だったりしているけれど、どれも作り方は特に変わっていなくて、意識もあまり分けていません。

成田:
自分は若造で、たくさんすごい方がいらっしゃる業界であまり大それたことはいえませんが、メーカーさんが求められる中でどれだけ自分のテイストを出していけるか、ひとつひとつ命をかけていくしかないなと思っています。

――発注ありきの制作ですものね。

成田:
最近、自分と同世代の方が大きなタイトルを担当することも増えてきて、格好いい仕事をする方がたくさんいるなあとはたから見ても思っています。『オクトパス トラベラー』の西木康智さんとか。そういう人たちとも一緒に何かお仕事をしていきたいなあと。実際に西木さんとはアニメ版『グランブルーファンタジー』でご一緒させていただきましたし、お互いに刺激し合いつつやっていきたいですね。

――その点では、イトケンさんの新しい血を入れて化学反応を見るという部分と似ているのでしょうか?

伊藤:
そうですね。楽曲にしろ、プロジェクトにしろ、自分が根本なんだけれども、その上でいろいろな人と組んで化学反応を試す部分は似ていますね。結果をある程度自分の中でイメージをして、イメージと合うものもあれば、予想どおりにならないものもあって、でもその外れ具合が逆によかったりして…そんな感じでコラボレーションを続けていきたいです。

――思いもよらない結果でプラスになることもあるのですね。

伊藤:
それも味があって面白いなというか。分業で、自分にないものを認め合って、ひとつのものを作り上げることを面白いと感じるタイプかもしれないです。


本邦初公開曲も!新情報がザクザク出てくる「FACE to FACE」の見どころについて


――「FACE to FACE」の演目とゲストボーカルの発表がありましたが、見どころや楽曲ピックの理由などお聞かせください。

現在までの既出情報
「Stella Magna」
ゲストボーカル: STEVIE(44magnum)、CHICO(ACE)、霜月はるか
演奏曲: 『グランブルーファンタジー』より「ジ・アルティメット」
同上「新世界秩序」
同上「ローズクイーン」、他

「伊藤賢治スペシャルバンド」
ゲストボーカル: MICHI
演奏曲:
『パズル&ドラゴンズ』より「Fight The Fanatics」
『聖剣伝説~ファイナルファンタジー外伝~』より「最後の決戦」
『ロマンシング サ・ガ 2』より「七英雄バトル」
『あかねさす少女』より「いけない世界」、他

伊藤:
先日Twitterで演目とゲストボーカルを発表させていただいたのですが、実はもう1曲あります。

初発表なのですが『ブレイブ フロンティア2』(以下『ブレフロ2』)からも1曲、新曲を演奏します。『ブレフロ2』には2曲書かせていただいたのですが、その内の「闇との決戦」というバトル曲で、本イベントで初公開です。しかもゲーム内で実装される予定の曲は成田くんがアレンジをしています。

――初情報ありがとうございます!これはライブで成田さんがイトケンさんバンドでゲスト演奏するところが見たくなりますね…そういったコラボも今回あるのでしょうか?

成田:
それは来ていただいてのお楽しみということで…。

伊藤:
ご期待ください。

――楽しみです!


伊藤:
他の楽曲については『聖剣伝説~ファイナルファンタジー外伝~』の「最後の決戦」は稲垣くんからのリクエストで、『ロマサガ2』の「七英雄バトル」は、『SaGa THE STAGE~七英雄の帰還~』の影響も大きく自分の中では外せない地位の曲になりました。

MICHIさんをゲストボーカルに迎える「いけない世界」は、バンドで一緒にという意味では初披露です。

今回の「FACE to FACE」では半分近くの曲が本邦初公開で、今まで自分でも演奏したことがない曲なので、自分にとっても実験です。

――ほかにも予習のヒントをいただけますか?こういうライブだと”あの曲やるのであれば行きたかった”という方もいらっしゃるかと思いますので…。

伊藤:
自分の曲ながら演奏が難しいので迷っていたのですが…でも演奏したくて…いいや、いっちゃえ!

原曲を水樹奈々さんに歌っていただいた『乖離性ミリオンアーサー』の「Million Ways=One Destination」をインストゥルメンタルバージョンで演奏します。…という感じで、本邦初公開楽曲の多い、バラエティに富んだセットリストになっていると思います。

――これは楽しみですね!成田さんも是非セットリストについての見どころ、聞きどころを教えてください。

成田:
「新世界秩序」は前からずっとやりたくて、ようやく先日の「グラフェス」で実現できて、その流れで今回も演奏させていただきます。男声と女声のデュエット曲で、CHiCOさんはあの高いキーで透き通った声も張った声も歌いこなしてくれて、「44MAGNUM」のSTEVIEさんもロックな歌声で聴かせてくれます。CHiCOさんとは「EARTHBOUND PAPAS」でもご一緒させていただいたのですが、STEVIEさんはご紹介いただいて、英語の曲の多い『グラブル』では助かっています。

「ローズクイーン」は霜月はるかさんが造語でボーカルを担当してくれていて、2015年のレコーディングのときから”ライブでやりたいね”とお話ししていたのですが、今回やっと機会がめぐってきてお声掛けさせていただき、ようやくライブで披露できることになりました。
「グラフェス」の会場をうろうろしていたときにユーザーさんからも”ローズクイーン是非ライブで聴きたいです”とお声掛けいただくことの多い楽曲だったので、今回はよろこんでいただけるのではないでしょうか。

「ローズクイーン」は作曲当時、妙に気合いを入れすぎて、1番と2番が全然違う歌詞に。リピートできない仕様にしてしまい、大変な思いをさせたなあという思い出もあります。

――では「グラフェス」でもずっと披露できていなくて、今回「FACE to FACE」で初披露なのですね。霜月はるかさんと成田さんは、2012年川崎CLUB CITTA’での「ファンタジーロックフェス」で共演されていましたね。

成田:
そうですね。「ファンタジーロックフェス」のときは出演者同士で共演させていただくことになって、すごく緊張しましたね。

「ジ・アルティメット」は遠藤フビトさんに歌っていただいていて「Stella Magna」ではすっかりお馴染みのナンバーになりました。遠藤フビトさんとは「EATHBOUND PAPAS」での共演がきっかけでお会いしたのですが、だからということではなくて、Cygamesの福原さん(*)と曲のイメージを固めていっている段階で”フビトさんしかないな”と思い、お願いさせていただきました。
(*)編集注:『グランブルーファンタジー』ディレクター Cygames福原哲也氏。楽曲の発注も担当している。

この曲は本当に体力を使うんです。うちのバンドではついに体力消費を表す単位になりました。「今日のリハ、多分3アルティメットくらいかな~」とか…。

「Stella Magna」は1曲1曲の尺が長いのですが、他にもできるだけ詰め込もうと思っています。今回実現できるかどうかわかりませんが、是非Twitterのリプライなどでもリクエストお伺いしたいなと思っています。


必要なのは筋力トレーニング!? 「FACE to FACE」に向けてお2人からのメッセージ


――最後に「FACE to FACE」に参加する方へ向けてのメッセージをお願いいたします。

成田:
2バンドともテンションの高い曲目白押しなので、是非ペンライトを振るなど、楽しんでいただきたいです。「FACE to FACE」では『グラブル』公式のペンライトも使用可能ですよ!

伊藤:
自分のファンも、成田くんのファンも、お互いのファン同士で融合・共有してほしいと思っています。

今回ゲストボーカルに来てくれるMICHIさんも普段はアニソンシンガーとして活動されていて、ゲーム系のイベントに出られるのも、もしかしたらはじめてじゃないかな? MICHIさんご自身も、MICHIさんのファンも新鮮な気持ちで楽しんでいただけるイベントになるかなと思っています。

自分は『ロマサガ』の印象が強いといわれるのですが、他の楽曲も聴いてもらいたいし、成田くんのいろいろな曲調やVocal曲にも触れてもらいたいですね。自分と成田くんが共感しているメロディの共通点の発見もあるかもしれないので、そういう体験をファン同士してもらいたいですね。

――同席いただいた稲垣プロデューサーからも是非メッセージをお願いいたします。

稲垣P:
それぞれのファンになってくれたらいいなと思っています。あとは、筋トレしてきた方がいいよ!とお伝えしたいです。椅子はあるけど、MC以外の時間以外は立っていたくなると思うので。立ちっぱなしでペンライトも振るので、腕と足の筋トレをおすすめします。

成田:
多分5アルティメット分くらい体力を用意してきてもらうといいと思います。

稲垣P:
ドラムのオカジこと岡島俊治さんは走り込みをしていると言っていました。

伊藤:
うちらが一番鍛えられていないかも(笑)

成田:
…5アルティメット、できるかなあ。



以上、見どころ盛りだくさんになりそうな1月19日開催の「FACE to FACE」に向けた伊藤賢治氏、成田勤氏へのインタビューでした。

「JGMF」のスピンオフイベントとしては、小規模開催のアコースティックライブ&トークエンターテインメントショー「オカジモネ~JGMFへの道~」に続き、バンドサウンドでライブをさらに楽しめる中規模開催の対バンイベント「FACE to FACE」の2本柱が立った形となります。

偶然にも、伊藤賢治氏、成田勤氏はどちらも「オカジモネ」へゲスト出演いただいたお2人でした。「オカジモネ」では両者ともにアコースティック編成でのライブでしたが、今回は「JGMF」ライブのようなバンドサウンドを炸裂させてくれます。

この2バンドを同時にここまで堪能できる機会は中々なく、それぞれが満員の会場でワンマンライブを行うほどのゲストボーカルの参加に、本邦初公開楽曲の披露、そしてお互いのバンドでのコラボレーションなど、ここでしか観られない内容が盛りだくさん。
前売券はローチケで1月16日(水)23:59までご購入可能です。お見逃しなく!

イベント概要
「FACE to FACE vol.1 ~Kenji Ito & Stella Magna~」

ゲームミュージックライブイベント「JAPAN Game Music Festival」のスピンオフ企画が始動!「JGMF」に出てほしいバンドなどを集め、対バン形式でのライブを行います。
第1弾となる今回は「サガ」シリーズや『パズドラ』などの作曲家「伊藤賢治」さんと、『グランブルーファンタジー』などの作曲を手掛ける「成田勤」さん率いる「Stella Magna」
ロックな音に酔いしれて熱くなれ!

開催日: 2019年1月19日(土) 開場 17:00 開演18:00
会場: 日本橋三井ホール
出演者: 伊藤賢治(Key.)、 成田勤(Gt.&Key.)、上倉紀行(Gt.&Key.)

「伊藤賢治スペシャルバンド」
伊藤賢治(Key.)、上倉紀行(Gt.&Key.)、宮崎大介(Gt.)、アベノブユキ(Ba.)、岡島俊治(Dr.)、 伊藤友馬(Vn.)
ゲストボーカル: MICHI

「Stella Magna」
成田勤(Gt.&Key.)、宮崎大介(Gt.)、 アベノブユキ(Ba.)、 藤岡久瑠実(Key.)、 岡島俊治(Dr.)、 伊藤友馬(Vn.)、 遠藤フビト(Vo.)
ゲストボーカル: STEVIE(44MUGNAM)、CHiCO(ACE)、霜月はるか

チケット代: ¥6,480(税込)
※全席自由 整理番号順入場 ※ワンドリンク代別途500円要 ※未就学児入場不可

ローチケにて11/25(日)12:00~1月16日(水)23:59まで前売券販売中!
URL: https://l-tike.com/facetoface/
主催: 株式会社ナウ


■著者紹介:アネモネ・モーニアン

愛称 アニモ。ボーカリスト。作曲家 伊藤賢治・上倉紀行とのユニット「Trimonia」や、小寺可南子とのツインボーカルユニット「コテアニ」として活動中。ドラマー岡島俊治氏と共にMCをつとめる「オカジモネ~JGMFへの道~」の次回開催もお楽しみに。
Twitter:https://twitter.com/animo_miyusic

《アネモネ・モーニアン(アニモ)》

ボーカリスト アネモネ・モーニアン(アニモ)

"アニモ"の愛称で親しまれるボーカリスト。カナダで培ったグローバルな感性を駆使した歌唱・音楽制作を得意とする。 その多様性を尊重する精神、そして英語力、また、映像作品・ゲームに対する愛から、時にライター・通訳・翻訳家としても活動している。

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