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『エースコンバットINF』コトブキヤ1/144「XFA-27」レビュー…航空機プラモの革命児

コトブキヤによる『エースコンバット インフィニティ』登場のオリジナル機体プラモデル1/144「XFA-27」。組みやすさやプロポーション、そして塗装にまで注目した、ゲーム系プラモデルレビューをお届けします。

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『エースコンバットINF』コトブキヤ1/144「XFA-27」レビュー…航空機プラモの革命児【ゲーム系プラモって実際どう?】
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コトブキヤが10月25日から出荷を開始した、バンダイナムコエンターテインメントの『エースコンバット インフィニティ』登場のオリジナル機体プラモデル1/144「XFA-27」。組みやすさやプロポーション、そして塗装にまで注目した、ゲーム系プラモデルレビューをお届けします。

■航空機プラモデルで素組みでも楽しめる期待のプラモデル


スケールモデルの、特に航空機プラモにおいて多色成型プラ+スナップフィットという構成は、2010年にフジミの1/72「F-35B ライトニングII STOVL」と、トミーテックの1/144航空機シリーズ「技MIX」で一足先に実現していました。

しかしながら、フジミは2011年に発売した1/72「F-15E ストライクイーグル」のオーバースケール騒動以降に新製品が途絶え、トミーテックの「技MIX」は2014年の1/144 「F-14」の発表以来発売には至っていません。

今回のXFA-27は、現用航空機プラモにおいて主流の1/72より小さい1/144スケールであるものの、一部彩色済みパーツを同梱することで、疑似的な色プラを再現しています。このため、ゲーム中の彩色を完全再現するにも完璧に塗装する必要はなく、一部分を塗装すればゲーム仕様になる優れたキットです。

■『エースコンバット2』と『X』、そして『INF』とそれぞれ微妙に違う「XFA-27」



XFA-27は、『エースコンバット2』の2週目EXTRA終盤に初めて登場するオリジナル機体で、再登場したのはPSP向け『エースコンバットX』からです。『X』では、グレー2色のロービジカラーを基本色に、『2』カラーを含めた4種類が現れたことでカラーバリエーションが大幅に広がりました。


『X』仕様のXFA-27は『INF』版と小さな相違点があり、主な部分はコックピット左下部の機銃有無です。キット化された『INF』版は、F/A-18のように機首に機銃とピトー管が設置され、F-14のようなミサイルラックも装着しています。なお本機は『INF』の他にも、『X2』と『3D』にも登場しています。

■1/144という小ささと、簡単に完成まで進められる手軽さの衝撃




1/144「XFA-27」は、そのスケールから必然的に箱が小さく、他のコトブキヤプラモデルと比べても小さいですが、ドイツレベルの同スケールの「F-14D」箱と比べてみると多少大きいのがわかります。


1/144「XFA-27」はパーツやランナー数も少ないため手軽に制作できます。組み説のキット制作手順は、ミサイル→機体下部→機体後部→機体上部→上下張り合わせ→パイロット+キャノピーという順番です。



通常版「XFA-27」は、胴体のカナードと可変翼、垂直尾翼、そしてベルドラルフィンにそれぞれタンポ印刷での塗装が施されていることに加え、エンジンとコックピット部が黒で成型されておりそのまま組み上げてもイメージ通りのものを作り上げることが可能です。



接着剤を使用する必要がなく、パーツを切り出したらすぐ組み上げられることから、1時間もかからずに完成させることが出来ました。これは衝撃と言ってもよいもので、以前筆者が制作したドイツレベルの1/144 F-14Dと1/144 F/A-18Eは完成までに塗装を含めると1週間以上費やしたからです。



また前述の通り、本キットはスナップフィットと一部塗装パーツで構成されていますが、パーツを切って取り出し、そのまま取り付けることだけで理想の形を作れるのは心的負担が低く、モチベーションが途切れずに作り上げられます。


『エースコンバット2』や『エースコンバットINF』などで登場したXFA-27を飾るだけなら、通常カラー版を選ぶだけでその形とおおよそのカラーが手に入るので、プラモデルに触れることの少ないユーザーにもおすすめできます。


このページでは素組みをご紹介しました。なおコトブキヤ公式には部分塗装+スミ入れを行い、少ない労力で見栄えのある姿へ簡単に制作できる作例が紹介されています。そのため次ページでは、付属のデカールを使った完全塗装を目指して制作していきましょう。


次ページ: 「XFA-27」の完全塗装に挑戦!

『エースコンバットINF』コトブキヤ1/144「XFA-27」レビュー…航空機プラモの革命児【ゲーム系プラモって実際どう?】

《G.Suzuki》
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