プレミアスクリーニングは松倉と木村への質問からスタート。
「『ハイスコアガール』について紹介してください」というMCを受けて、松倉は「この作品は“ストリート・ファイターII”が流行った1990年代を舞台にしています。みなさん、“ストII”はプレイしたことがありますか?」と観客に投げかける。しかし、意外にもプレイ経験者があまり多くなく、松倉は「なるほど、恐らくみなさん僕よりちょっと若いからですね(笑)。でも大丈夫です」と笑いを誘いつつ内容やキャラクターを紹介した。
また木村からは「漫画の英語翻訳がまだ北米で出版されていないにも関わらず、作品を知っているファンがいたことに感銘を受けた」とのコメントが飛び出した。
原作者・押切蓮介について聞かれると、これには木村が「押切先生はクリエイターであると同時にゲームの大ファンでもあります。日本で大会に参加して優勝するほどの腕前。だからこそ、アニメには先生からのアドバイスが沢山反映されていますね」という情報を披露。
制作陣については、松倉が「監督は“ダンまち”で大成功をおさめた山川さん。そして音楽は数々のゲーム音楽を手掛けてこられた下村陽子さんにお願いをすることができ、最高のスタッフが集結しました」と紹介した。
「J.C.STAFFのアニメーションとSMDEの3DCGの融合」に関する質問には、松倉が「ゲームのシーンについて、当時のアーケードゲームの雰囲気を忠実に再現したかったんです。私自身ゲームが大好きで、自分が体験してきた大好きなものをどうにかしてアニメにしたかった」と回答。
「当時のアーケードゲームを知らない若い世代にも、リアルな雰囲気を伝えたいと考え、実際のゲーム画面をアニメに入れ込むという手段に至りました。そのためには、CGIというのが欠かせない技術だったわけです」と、自身の情熱を交えて制作の裏側を語った。
その後はサプライズ映像が上映され、1本目では原作者の押切が「この作品は90年代のゲームが沢山登場しますが、ゲームを通じた男女の恋愛模様も描かれています。ゲームを愛する人にもラブストーリーを愛する人にも楽しんでもらえる作品になっています」とアピール。
2本目にはハルオ役・天崎滉平と晶役・鈴代紗弓が登場し、北米のファンに向けてメッセージを送った。
最後に行われた1話のスクリーニングでは、忠実に再現されたゲーム筐体や実際のゲーマーがプレイしたゲーム画面に会場中が釘付け。ハルオが晶に殴られるシーンや、言葉をまったく発しない晶の表情などに笑いが起こったが、意外にも一番大きな笑いを誘ったのは、ゲームのコマンドが映し出されるシーンだった。
リアルに再現されたゲームと、少年少女のラブストーリーの始まりをファンは大いに楽しみ、USプレミアは大盛況の内に終了した。アニメ『ハイスコアガール』は、海外では12月より配信される予定だ。
TVアニメ『ハイスコアガール』
(C)押切蓮介/SQUARE ENIX・ハイスコアガール製作委員会
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