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藤崎詩織、40歳 ~あるメモラーの追憶~ 【GW特集】

「『ときメモ』書いていいっすか?」「いいっすよ」という深淵かつ素早いやりとりの末に爆誕したのがこの記事です。インサイドさんの懐、超深いっす。というわけで中年ゲーマーの一人語り、始まり始まり……。

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合言葉はBee!(違う)



藤崎詩織さま、生誕40年おめでとうございます! 
詩織さまは1978年5月27日生まれなのでもうちょい先ですが!
アラフォーからジャストフォーへのステップアップはもう間もなくです!

どうもおはようございます。ライターの早川清一朗と申します。
藤崎詩織が誰か分からない? そりゃそういう人もいるでしょう。
何せ彼女が主役を張った『ときめきメモリアル』こと『ときメモ』が発売されたのは……。

1994年

実に24年前です。この記事を読んでいる方の中には、まだこの世に影も形も無かったよという方もいるでしょう。本来ならこんな古いゲームの昔語り、あんまり書く機会は無いのですが……。

GW用の企画でなんか書いて

と頼まれ、「『ときメモ』書いていいっすか?」「いいっすよ」という深淵かつ素早いやりとりの末に爆誕したのがこの記事です。インサイドさんの懐、超深いっす。というわけで中年ゲーマーの一人語り、始まり始まり……。

一緒に帰って、友達に噂されると恥ずかしいし



この藤崎詩織さま、実は主人公の幼馴染です。
にもかかわらず、好感度を上げないとこんな冷たい言葉を投げかけてきます。
幼馴染って言ったらもうちょっと甘い感じじゃないのかよと言いたいところですが……。

こういう相手だからこそ落とし甲斐があるんです

まあ、『ときメモ』っていうゲームはギャルゲーの皮をかぶった超硬派シミュレーションゲームなんですが、なんでそもそも私が『ときメモ』をプレイするようになったのか。まずは私と『ときメモ』の出会いから行かせてもらうことにいたしましょう。

「『ときめきメモリアル』っていうPC Engineのゲームがすごく面白いらしい」という話を聞いたのは、私が大学生だった1995年ごろだったと思います。
その話を聞いた私の最初の反応はとはいえば……。
「なにその恥ずかしいタイトル!? ていうか今更PC Engine?」
という感じだったのをはっきり覚えています。

PC Engineを知らない人のために書いておきますと、1987年にNECホームエレクトロニクスから発売されたゲームハードで、当時としては極めて美麗な画像を誇っていました。特に1989年11月発売されたCD-ROM2は家庭用ゲーム機の世界に、今では当たり前となったキャラクターの声を声優さんに吹きこんでもらうという新たな機軸をもたらした画期的なハードとして人気を博しました。筆者も高校時代お年玉をためて購入し、やはりどうにかして購入したメガドライブと共に遊び倒していた記憶があります。

しかしながら1994年11月にセガサターン。12月にプレイステーションという当時最新鋭のゲーム機が発売されると、キラータイトルを大量に生み出していた対戦格闘ゲームの導入がほとんどなされなかったこともあり、PC Engineの人気は急速に低下。あっという間にほとんど顧みられない存在となってしまっていたのでした。

筆者が所有していたPC-Engineも押し入れの中に仕舞いこまれており、『ときめきメモリアル』とかいうタイトルのためにわざわざ引っ張り出す気にもならずに、そのまま忘れ去ってからかなりの時間が経ったある日のこと。当時から付き合いのある友人が「『ときメモ』の限定版買っちった!」と話しかけてきた。何か知らない間にプレイステーションに移植されていたらしい。なんでそんなもん買うんだよと笑うと、「いやすげえおもしれえから!」とかなり強引に進められ、通常版を買ってみたところ……。

ドはまりしました(てへ)。

ときめきメモリアルのすごいとこ


まずオープニングがめっちゃすごかったんですよ。ゲームにアニメーションオープニングが付くという発想自体がほとんど存在しない時代、画面の中で生き生きと動きまわるキャラクターたちを見て呆然。更に詩織役の声優、金月真美さんが歌い上げるオープニングテーマ「もっと!もっと!ときめき!」のポップなメロディーを聞き唖然。


「なんだ!一体何なんだこれは!これは現実なのか!ゲームの世界はもうここまで来たっていうのか!」
という、とんでもないショックを受けたのです。

更に実際にプレイしてみれば、可愛らしいキャラクターたちとは裏腹に、かなり厳密なフラグ管理を要求される高度な育成シミュレーションゲームだったのです。

なんといってもまだインターネットが無い時代。雑誌に掲載される記事や、口コミによる不正確な情報に振りまわされながらも初めて伝説の木の下に詩織がいたのを見たときは、異様なまでの達成感を得た物です。地元の友人から頼まれて、晩飯を奢ってもらう代わりに攻略情報を指南するという、今からは考えられないようなこともありました。

暴走の始まり


『ときメモ』を知ったその日から、筆者の生活は一変しました。朝起きたら1回クリア。学校から帰ってきたら3回はクリア。最終的に何回クリアしたのかは全く覚えておりませんが、クリア回数を見た友人たちが、ドン引きしていたのはよーく覚えています。

特にお気に入りだったキャラクターは虹野沙希。サッカー部のマネージャーで「根性よ!」が口癖の、青ショートカットがよく似あう子でした。


後に発売された『ときめきメモリアル対戦ぱずるだま』では断トツの最弱キャラという不遇をかこつことになった彼女を使い、対戦相手をばったばったとなぎ倒していましたが、なんでそんなことが出来たのか、まったく記憶にございません。強いて言うならば「愛」でしょうか。当時の自分に聞いてみたい。

更にグッズにも金という金をつぎ込みました。バイトで稼いだ金をクレーンゲームにつぎ込み、入荷したときめもグッズを片っ端から掴み取り、ここのゲーセンを取り尽くしたら隣のゲーセンへ。台の設定がきつくなったら甘いところを探してあちらこちらのゲーセンを巡る日々。部屋の中にはときめもグッズが溢れ、押し入れもいっぱいになり、しまうところがなくなって、友人に配りまくる羽目にもなりました。当時はまだメルカリどころかヤフオクもなく、グッズの買い取りをやっている店もほとんどなかったので、今の方はこういう苦労をしないで済むのが羨ましいところです。

Mr.Skyが教えてくれたのは友情の苦い味でした


さて、今とは違いインターネットがほとんど存在しておらず、スマホなんて影も形も無い時代です。愛を叫ぼうにも叫べる手段が限られます。というわけで心の中で荒れ狂う『ときメモ』への愛は私の行動をあらぬ方向へと走らせます。ある日、藤崎詩織がCDデビューすると発表されたときには嬉しさのあまり雑誌をカラーコピーして大学の掲示板に張りまくり(犯罪です。決してやらないでください)、私の奇行を見かねた友人に全て回収され、捨てられたのでキレてつっかかったら張り倒されるという出来事もありました。

今も友人でいてくれるT君。当時は本当にありがとうございました。おかげで恥を晒さずに済みました。

もし当時スマホがあったら、一体どんな動画残されていたのか。想像するだけで背筋が凍ります。今見せられたら、発狂してそのまま走り出す……ような気がしますね。

Forever with you



さて、どんな熱もいずれは冷める物。私の場合はある日、部屋で目覚めて自分の周りがすべてときめもグッズで埋め尽くされているのを見て……。
「あ、もし地震起きたら俺、ときめもグッズに埋もれて死ぬのか……まあいいか」
と思った次の瞬間。

いいわけねえだろ。

と我に返ってしまったのです。その日以来、ときメモは断った……はずでした。しかしときメモは、私を決して離してはくれなかったのです。いや、私がときメモから離れることが、ついにできなかった……のかもしれません。

社会人になっても暴走メモリアル


そのころ、私は社会人になっていました。とあるSIベンダーにて慣れぬ生活に心身をすり減らしていたころ……ある知らせが飛びこんできたのです。

ときめきファンド発売。

これは『ときめきメモリアル3』及び『ときめきメモリアル Girl's Side』の開発資金にあてるため、投資信託として調達するというゲーム業界初の試みでした。1口1万円で10口以上から申し込み可能。たくさん売れれば元本以上のお金が償還されるとの触れ込み。特典としては10口以上で3のエンディングに名前が乗り、20口以上で特別限定版がもらえると知り……。

はい。20口申しこみました。

今回の記事のために発掘してきたファンド特典の『ときメモ3』。残念ながらファンド決算書類の発見には至らず

ちなみにファンドの結果は、そんなに悪い物ではありませんでした。少なくとも損失で首が回らなくなるということはなかったと明言させていただきます。ちなみに3に実装されている、主人公の名前をキャラクターが呼んでくれるEVSというシステムは、上手く声を作り上げると脳天直撃レベルの破壊力があるので、かなり楽しく遊ばせてもらいました。

そして現在では、『ときメモ』シリーズの最新作、『ときめきアイドル』を遊ばせてもらっています。自分はいったいどこまでときメモに付き合うことになるんでしょう?

多分、この命の尽きるまで。かなあ……。
《早川清一朗》

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