「フローティングペン」は傾けると中の小さなパネルが移動して、絵が動いて見えるボールペンである。ペンの中の人や猫が歩く様子にはアニメーションのプリミティブな楽しさが詰め込まれており、その世界観の虜になってしまう人も多い。
プロジェクトを立ち上げた遠藤諭も「フローティングペン」の面白さに魅了された一人だ。2010年には実際にペンを製作し、フランクフルトの文具見本市「Paperworld 2012」でアジアデザインエクセレンスを授与されるなど高い評価を得た。
新規プロジェクトでは3種類・計7本のペンを製作する。タイプAは2010年に製作したバージョンの復刻版。バリアグリッドアニメーションという錯視を用いており、猫が歩く「A Cat in a Pen, Walking」と人が歩く「A Man in a Pen, Walking」の2本がセットとなっている。
タイプBはフットステップアニメーションという錯視を採用。人間の目が強いコントラストに引きずられることを利用しており、ドット絵のようなシンプルなデザインが特徴的だ。パソコンのグラフィックのような見た目のため、8-bitバージョンと名付けられており、黒猫の「A Cat in a Pen, 8-bit version (black)」と、白猫の「A Cat in a Pen, 8-bit version (white)」が用意された。
タイプCもバリアグリッドアニメーションの一種だが、キャラクターが縞模様の幅の変化に応じて向きも変えるという、独自の仕組みを開発した。これは従来のバリアグリッドアニメーションでは実現できなかったアイデアである。波が動く「Wave」、タンクがアヒルに変化する「Tank2Duck」、三角形が万華鏡のように変化する「Kaleidoscope」の3本を製作する。
支援者にはリワードとして製作したペンが発送される。プロジェクトの募集期間は1月18日まで。1月7日時点で目標額を超える60万円に達しており、どこまで数字を伸ばすのかも注目だ。
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