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【レポート】和楽器で『桃太郎伝説』『モンハン』『ブレイブリーデフォルト』等のゲーム音楽を演奏!「ファミ箏」第四回演奏会

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【レポート】和楽器で『桃太郎伝説』『モンハン』『ブレイブリーデフォルト』等のゲーム音楽を演奏!「ファミ箏」第四回演奏会
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2016年12月17日、東京都文京区のトッパンホールにて、「ファミ箏(こと)」の第四回演奏会が開催されました。「ファミ箏」とは、生田流箏曲の演奏家・作曲家の沖政一志氏をはじめ、邦楽界で活躍するメンバーで結成された、和楽器によるゲーム音楽演奏団体です。

四回目の単独公演となる今回は、ゲストにHIDE×HIDE(尺八:石垣秀基氏、中棹三味線:尾上秀樹氏)のお二人と梅屋喜三郎氏を迎え、『ポケットモンスター 赤・緑』『平安京エイリアン』『桃太郎伝説』『モンスターハンター』『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』など多彩なゲーム音楽が和楽器で披露。本稿では、和の雅な演奏に包まれた本公演の模様をお届けします。

◆ファミ箏 第四回演奏会
■開催日:2016年12月17日(土)
■会場:トッパンホール
■主催:株式会社2083
■出演(敬称略)
【ファミ箏】
箏・十七絃:芦垣雪衣、沖政一志、神谷舞、小池摩美、平野寿里、藤原沙矢香、中嶋ひかる
三味線:浅野藍、田辺明
尺八:大賀悠司、神永大輔、三井闌山、吉岡龍之介

【ゲスト】
HIDE×HIDE(尺八:石垣秀基、中棹三味線:尾上秀樹)、梅屋喜三郎(鼓)

■演奏曲目
『ポケットモンスター 赤・緑』より ~オープニング~、戦い(VSトレーナー)

『平安京エイリアン』より 平安の夜明け、検非違使のテーマ

『桃太郎伝説』より
タイトルデモ、村、愛と勇気のマーチ、敵出現、戦闘1、力つきて、天の声、
仙人の修行、竜宮千年の舞、戦闘2、ユキのテーマ、かぐや姫との対面、
決戦!エンマ大王、エンディング、貧乏神のテーマ

『ファイナルファンタジーX』より ザナルカンドにて

『MOTHER』より MOTHER EARTH、POLLYANNA、EIGHT MELODIES

『モンスターハンター』より 英雄の証

『モンスターハンタークロス』より
秘湯を求めて~MHXver.、戦慄、妖艶なる舞~タマミツネ、
灼熱の刃~ディノバルド、未来への希望

『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』より
希望へ向う序曲、永遠の刹那、光と影の地平、砂と大時計の国、
来訪者、彼の者の名は、君は僕の希望、勝利の歓び、
風が吹いた日、内戦の国、不死の国、地平を喰らう蛇

[アンコール]
『大神』より 太陽は昇る


公演当日は、雲ひとつ無い気持ちのよい快晴。絶好のファミ箏日和で、開場時間を迎えるとともに、会場のトッパンホールにはたくさんの観客が詰めかけます。またロビーには物販コーナーが設けられており、各種CDをはじめ、箏、尺八などの楽器が販売されていました。

 


◆多彩なゲーム音楽が披露された第一部


公演の幕開けに披露されたのは、『ポケットモンスター 赤・緑』の「オープニング」。原曲よりもゆったりとしたテンポで、雅な旋律が響きました。続いては「戦い(VSトレーナー)」。尺八で熱いメロディが響き、箏がアップテンポにかき鳴らされ、ポケモンバトルが和の響きによって新たに生まれ変わります。

演奏後は、ファミ箏代表の沖政一志氏が登場。沖政氏は、今回『ポケモン』のオープニングとトレーナー戦を選曲した理由について、「演奏会のオープニングなので元気な曲をやりたかった」という点と、「ニンテンドーDSソフトの『大合奏!バンドブラザーズ』に収録されていた『ポケモン』メドレーにこの2曲が入っていて、そのつなぎ方が好きだったから」と語られました。


続いて演奏されたのは、『平安京エイリアン』という作品の音楽。このゲームは、碁盤の目のような平安京の街を舞台に、そこをうろうろしているエイリアンを、穴を掘って埋めていくという作品です。オープニング音楽の「平安の夜明け」はゆったりしたメロディが奏でられ、ROUND 1の楽曲「検非違使のテーマ」はリズミカルで楽しげな旋律が優雅に演奏されます。この曲の主旋律は文化箏、十七絃、二十絃箏という複数の和楽器によって奏でられており、同じ旋律をそれぞれ異なる響きによって堪能できました。

沖政氏はMCで、この作品について「平安京とエイリアンという、まったく結びつかない2つのものを結びつけているのがすごいですね」と語ります。また、沖政氏は箏についても説明。同氏によると、お箏は平安時代には日本にあった楽器とのこと。また、十七絃という楽器は大正時代にできたもので、明治維新以降に低音部分を弾く必要があったために生まれた楽器とのことです。(補足:二十絃箏はさらに新しく、1969年に生まれた楽器とのことです)

また、沖政氏は「小さい“文化箏”というのは、普通のお箏出身の楽器です。文化箏は小さくなって持ち運びが便利なんですけど、音の響きが変わっちゃうんです。……まるでゲームボーイですね(笑)。十七絃はスーパーファミコンになったようなものですね。あと、二十絃箏というのは、ゲームセンターで流れる音楽のような、その場でないと作れないような音色なんです。ああいうものが近いですね。でも、他のメンバーと相談していたら、“いや、メガドライブじゃないか?”なんて言ってました(笑)。普及率的にはそんな感じですね」とゲーマーらしいユニークな説明を行い、観客を笑わせ、楽しませていました。


(左から)沖政一志氏、田辺明氏

ここで、「だだだだぢぢぢぢづづづづででででどどどどど…………」と、次に演奏される『桃太郎伝説』における最強の術「だだぢぢの術」を唱えながら、三味線・箏奏者の田辺明氏が登場。これまでの演奏会では、激しめの曲を担当することが多かったため、“バトルの田辺”という異名が名づけられているそうです。


ここからは『桃太郎伝説』の演奏が始まります。まずは「タイトルデモ」が、やさしい尺八と三味線の音色で響きます。続いての「村」はのんびり穏やかな尺八をメインで奏でられ、続くフィールドマップの楽曲「愛と勇気のマーチ」は、箏と三味線でリズミカルな演奏に。曲の後半では、誰もが知る「も~もたろさん、ももたろさん」という童謡「桃太郎」のメロディも入って、ゆったりやさしい演奏が響きわたります。

……と思いきや、ここで突然敵が出現! 不穏な「敵出現」が響いたあと、通常戦闘曲の「戦闘1」では箏がアップテンポにかき鳴らされ、尺八も唸り、疾走感がある演奏が響きます。しかし、桃太郎はあえなく敗れてしまったのか、ゲームオーバーになってしまった際の楽曲「力つきて」が切ない箏の旋律で響いたあと、続いてパスワード入力画面「天の声」が、箏と尺八をメインにして神秘的に奏でられます。

続いて、箏と三味線で重厚に響く「仙人の修行」、優雅な音色で奏でられた「竜宮千年の舞」と続いたあと、ギャグ要素満載のエリア・ほほえみの大地での通常戦闘曲「戦闘2」が、尺八をメインにアップテンポで疾走感たっぷりに奏でられます。

続いての「ユキのテーマ」は尺八のしっとりしたソロ演奏で奏でられ、「かぐや姫との対面」は沖政氏の箏をメインに、ゆったり神秘的な雰囲気の演奏が繰り広げられます。そして迎えたラストバトル曲「決戦!エンマ大王」では、尺八・箏・三味線がフルパワーを出して荘厳かつ緊張感あふれる演奏が繰り広げられ、ラストバトルの激戦を表現します。続くエンディングの演奏では、箏のみの演奏から尺八と三味線がだんだん入ってきて美しい旋律が披露され、壮大なフィナーレが奏でられます! ……と、演奏が終わりそうになった瞬間、最後に登場したのは「貧乏神のテーマ」。ちょっととぼけた、でも憎めない可愛らしさのある演奏でメドレーは締めくくられたのでした。

ちなみに演奏後の沖政氏のトークによると、通常戦闘で死んでしまってパスワード画面になるという流れは、編曲を担当した田野村聡氏のこだわりなのだそうです(笑)。


続いて披露されたのは、『ファイナルファンタジーX』の名曲「ザナルカンドにて」です。原曲よりもゆったりとしたテンポで、しっとり切ない演奏が披露されます。味わい深い箏・十七絃・尺八・三味線によって紡がれる、切なくも美しいハーモニーが堪能できました。

第一部の最後に披露されたのは、『MOTHER』メドレー。まずは、タイトル画面の「MOTHER EARTH」。尺八をメインに、しっとりやさしい神秘的な旋律が会場に響きます。続いては、フィールドマップの楽曲「POLLYANNA」。箏のイントロに続いて、全員での元気な演奏が繰り広げられます。最後の「EIGHT MELODIES」では、奏者が1人ずつ順番にメロディを弾いてゆき、最後は全員での美しいハーモニーが紡がれます。その中でも特に、透明感のある尺八の音色は、心が洗われるかのように綺麗で絶品でした。

◆ゲストのHIDE-HIDE、梅屋氏を交えて奏でられるモンハン!


休憩をはさんで、第二部が始まります。第二部最初の『モンスターハンター』および『モンスターハンタークロス』の演奏では、ゲストにHIDE×HIDE(尺八:石垣秀基氏、中棹三味線:尾上秀樹氏)のお二人と、鼓の梅屋喜三郎氏が参加しての演奏が披露されました。


前列:HIDE×HIDE 尾上秀樹氏(左)、石垣秀基氏(右)


中央:梅屋喜三郎氏

まずは『モンスターハンター』のメインテーマ曲「英雄の証」。原曲は金管楽器の勇壮な響きが印象的ですが、このファミ箏バージョンでは、じつに雅な和のアレンジで奏でられます。高らかに響きわたる石垣氏の尺八、味わい深い中棹三味線を奏でる尾上氏。さらに梅屋氏は、「いよお~~~~~ッ」という掛け声に続いて「ポン!」という小気味よい鼓の音を響かせ、鮮烈な和の音色を紡いでゆきます。

続いては『モンスターハンタークロス』より、ユクモ村の楽曲「秘湯を求めて~MHXver.」が、ゆったり穏やかな尺八の音色をメインに響きます。続いてモンスター発見時の音楽「戦慄」が不穏な雰囲気たっぷりに響いた後、「妖艶なる舞~タマミツネ」、「灼熱の刃~ディノバルド」という二大モンスターのバトル曲が連続で襲いかかり、疾走感ある熱い旋律が響きます! 最後はクエストをクリアした時のジングル「未来への希望」が演奏され、見事にクリアしました。


演奏後HIDE×HIDEは、「まさかタマミツネとディノバルド、2頭同時に出てくるとは思わなかったですね!」と語り、観客を笑わせます。また、2人は去年のファミ箏の演奏を観客席で見ていたそうで、「今回、呼んでいただいてありがとうございます!」と嬉しそうに語りました。なお、2人はニコニコ生放送にて「HIDE×HIDEチャンネル」を毎週月曜の夜19時半より放送中です。また、彼らがカプコン作品の楽曲をカバーしたCDアルバム、『和楽器×ゲーマー×CAPCOM』も発売中です。このCDには、『モンスターハンター』をはじめ、『大神』、『逆転裁判』、『ロックマン2』などの人気ゲームの楽曲がお2人の演奏で収録されていますので、ご興味をお持ちの方はお聴きになってみてください。

続いて、鼓を担当した梅屋氏が、自身の演奏する鼓の仕組みについての紹介を行いました。鼓は、皮の部分が“馬の皮”で、胴の部分が“桜の木”で出来ているとのこと。また、鼓の正しい構え方は、「左手で持って右の肩に乗せて構え、右の手で叩く」とのことです。梅屋氏は12月25日に横浜で開催される「Wazaogui (ワザオギ)ウィンターコンサート」という公演に出演するとのことですので、ご興味をお持ちの方は足を運んでみてください。(詳細はこちら

◆圧巻の『ブレイブリーデフォルト』メドレー!



演奏会のラストを飾るのは、『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』メドレーです。じつに30分にもおよぶ、大ボリュームの演奏となりました。

まずはタイトル画面の楽曲、「希望へ向う序曲」。イントロから箏と尺八をメインにした美しいハーモニーが展開されてゆきます。また、曲の後半には箏奏者の1人である田辺氏が箏を手で叩き、パーカッションのような形で音を出していました。続くメニュー画面の楽曲「永遠の刹那」は、沖政氏らの奏でる箏のみでの演奏が披露され、じつに神秘的に響きました。フィールドマップの楽曲「光と影の地平」では、尺八の爽やかな高音が風のように心地よく響きます。原曲はティンホイッスルで奏でられていた楽曲ですが、それに引けをとらないほど爽やかで心地よい演奏でした。

続いては、大きな時計や風車を有した砂漠の街・ラクリーカの楽曲「砂と大時計の国」。三味線がメインメロディを奏で、原曲に入っている時計の音についても田辺氏が箏の裏の部分を叩くことで表現していました。続くアスタリスク(作中に登場する、ジョブの力を司るアイテムのこと)所持者が登場するシーンの楽曲「来訪者」は、箏をメインに不穏に奏でられます。そして、アスタリスク所持者とのバトル曲「彼の者の名は」。ここでは尺八の神永大輔氏がメインメロディを担当。激しく動きながら、まるで敵と戦っているかのようにアグレッシブな演奏を披露します。アップテンポに奏でられるサビのハーモニーがとてつもなく美しかったです!


スーパースターにジョブチェンジした神永大輔氏

さらに、主人公・ティズが必殺技を使用する際の楽曲「君は僕の希望」では、神永氏が赤いスカーフを首に巻き、作中に登場するジョブ・スーパースターのようないでたちになり、舞台の前方に出てきて演奏。舞台を所狭しと動き回り、ひざ立ちで奏者のすぐ近くに駆け寄って演奏するなどコミカルなパフォーマンスも交え、観客の笑いを誘います。

また、バトルに勝利した際の楽曲「勝利の歓び」では、神永氏が笑顔でスキップしながら楽しそうに演奏。これには思わず観客からも笑みがこぼれます。演奏が終わると、観客からは大きな拍手が巻き起こりました。

いったん演奏が落ち着いた後は、ラクリーカでの感動的なイベント楽曲「風が吹いた日」。この曲は、箏と尺八をメインに、しっとりと美しく演奏されます。続いてはハルトシルトの街で流れる楽曲「内戦の国」。複雑なフレーズが印象的な楽曲ですが、沖政氏はこれを見事に弾きこなしていました。続く北方の雪国・エタルニアの楽曲「不死の国」では、切ない雰囲気を帯びた美しい旋律が、箏をメインにせつせつと奏でられます。

そして、メドレーの最後に披露されたのは、生演奏するには非常に困難と思われるラスボス曲、「地平を喰らう蛇」です。ファミ箏はこの難曲にも果敢に挑戦し、ノーカット・フル尺で圧巻の演奏を披露しました! さらに驚きだったのが、奏者のみなさんが楽器の演奏とともにコーラスを披露したこと。原曲に入っているコーラスを、イントロの部分からすべて歌っており、原曲に限りなく近い形で演奏していました。また、曲の途中に入る、原曲でのエレキギターの部分は三味線奏者の浅野藍氏が見事な早弾きで表現しており、しびれるほどの格好良さでした。曲の中盤でいったん演奏がおちついた後、さらに盛り上がりを見せ、ティズ・アニエス・イデア・リングアベルという4人のキャラクターの必殺技メドレーもしっかり演奏し、盛り上がりは最高潮に!最後のフレーズまできっちりと演奏を終えてメドレーが締めくくられると、一瞬の余韻のあと、ひときわ大きな拍手が観客から贈られました。

演奏後、編曲を担当した田辺氏のトークによると、この『ブレイブリーデフォルト』メドレーの最後の曲「地平を喰らう蛇」は、この曲自体がもともとメドレーのため、入れるのをやめようと思っていたのだそうです。しかし、沖政氏から飲みの席で「最後までやりましょう!」という鶴の一声があり(しかもそれが11月末とのこと)、全編耳コピでフルに編曲を行ったそうです。さらに、この『ブレイブリーデフォルト』メドレーは全部で700小節ほどだそうですが、「地平を喰らう蛇」だけで、200小節もあるのだそうです(苦笑)。限られた時間の中でもこの超難曲にフル演奏で果敢に挑み、そして演奏しきってしまうその心意気、お見事でした。


アンコールとして披露されたのは、『大神』の人気楽曲「太陽は昇る」です!ゲストのHIDE×HIDEと梅屋氏も再び参加して演奏が始まります。石垣氏の力強い尺八から始まり、尾上氏の中棹三味線、梅屋氏の鼓、そしてファミ箏メンバー全員による渾身の和楽器の音色が織り合わさって、まさに太陽神・天照大神(あまてらすおおかみ)が戦う神々しい姿を思わせる、壮大かつ優雅な旋律が紡がれてゆきます。演奏が締めくくられると、ホール内は大きく温かい拍手に包まれ、公演は幕を閉じたのでした。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

日本生まれの伝統的な和楽器で、同じく日本で生まれた文化のひとつであるゲームの音楽を演奏するというファミ箏の活動は、非常にユニークで、かつ唯一無二の存在だと感じます。これぞ、純粋な「日本の音楽」のひとつの姿だと思いますね。特に『ブレイブリーデフォルト』メドレーの挑戦的な演奏は圧巻でした。前回の演奏会で『聖剣伝説3』のラストバトル曲「Saclifice」を、前衛音楽の手法を取り入れてパート1から3まで全部演奏した時も感じたのですが、ファミ箏は従来の和楽器の既成概念に囚われない、挑戦的な姿勢が素晴らしいと思います。是非これからも、ゲーム音楽と和楽器の魅力の両方を、ファミ箏ならではの活動で多くの人々に伝えつづけてほしいと、ファミ箏のいちファンとして願っています。



【CD情報】
ファミ箏の2枚目となるCD『弐弾』が、2083オンラインショップにて12月22日に発売されます(ご購入はこちら)。本CDには、アンコールでも演奏された『大神』の名曲「太陽は昇る」をはじめ、『ロックマン』、『信長の野望 天翔記』、『がんばれゴエモン』のゲーム音楽が箏、三味線、尺八による演奏で収録されています。ご興味をお持ちの方は、ぜひお聴きになってみてください!

また、『ファイナルファンタジーX』の「ザナルカンドにて」や、『MOTHER』メドレーが収録された1枚目のCD『初弾』も好評発売中です。こちらもあわせてどうぞ!
《hide/永芳英敬》

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