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「Wii」発売10周年!名作『FOREVER BLUE』に思いを馳せる

今からちょうど10年前の2006年12月2日、任天堂より発売された「Wii」。リモコンを使用した直感的なプレイ体験や、老若男女問わず誰でも扱えるUIの採用などにより、多くのユーザーを獲得。2013年10月の生産終了までに1億台以上を販売しました。

任天堂 Wii
「Wii」発売10周年!名作『FOREVER BLUE』に思いを馳せる
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今からちょうど10年前の2006年12月2日、任天堂より発売された「Wii」。リモコンを使用した直感的なプレイ体験や、老若男女問わず誰でも扱えるUIの採用などにより、多くのユーザーを獲得。2013年10月の生産終了までに1億台以上を販売しました。


編集部においてあったWii。追加装甲のようなポータブルモニターが
付いていてすごくカッコいい。黄ばんでいますが。

筆者がWiiを手にしたのは、2007年の1月1日。当時はまだ学生で、お年玉を手に家電量販店へ走ったのをよく覚えています。一緒に買ったソフトは、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』『Wii Sports』『はじめてのWii』の3本。速攻で帰宅し、リビングでリモコンを振り回してました。

その後も『スーパーマリオギャラクシー』(2007年)や『大乱闘スマッシュブラザーズX』(2008年)、『メトロイドプライム コラプション』(2008年)、『CALLING ~黒き着信~』(2009年)、『ゴールデンアイ007』(2011年)など、様々なゲームを通して楽しい時間を与えてくれた「Wii」。その中でも筆者が最ものめり込んだのが『FOREVER BLUE』(2007年)でした。個人的には「Wiiといったらこれ!」なゲームです。


公式サイトより

『FOREVER BLUE』はアリカが開発を手掛けた海中散策ゲームです。プレイヤーはダイバーとなり、南太平洋に浮かぶ幻の島「マナウライ島」の海を散策していくという内容。特に大きな目的などはなく、酸素切れやサメに襲われるなどもないため、気ままにのんびりと南の海を満喫することができます。

元々『アクアノートの休日』(PlayStation・1995年)が大好きだった筆者にはどストライクなゲームで、来る日も来る日も海に潜り魚達と触れ合っていました。ゲーム性そこまでありませんが、美麗グラフィックな魚達から得られる癒やし、初見の魚に出会ったときの嬉しさ、大鍾乳洞や謎の海底遺跡を探索するワクワク感、そして光の届かない深海での恐怖感は、他にはない『FOREVER BLUE』だけの感覚として心に残っています。

ヘイリー・ウェステンラが歌うBGMもまた秀逸で、海底遺跡で流れる「アメイジング・グレイス」はシチュエーションも相まって鳥肌モノ。ちなみにBGMはSDカードの楽曲を使用することも可能でした。

ダイビングの他にも、船のデッキにペンギンやラッコがやってきたり、イルカの調教、漂流物のコレクト要素、写真撮影、オンラインでの2人プレイ(現在はサービス終了)、ダイビングガイドの仕事など、様々な要素があった本作。その中の1つに「水族館コーディネート」というものがあるのですが、当時これがちょっとした騒動を呼びました。

というのも、この「水族館コーディネート」ではその名の通り自分だけの水族館を作ることができるのですが、魚を配置する際に「シノノメサカタザメ」を選んで決定、もしくは船に戻り再度水族館に行こうとすると画面が暗転したまま次の画面に進まなる、という不具合が発見。その後原因の特定に至り、商品の交換対応が行われました(パッチ対応でない辺り時代を感じます…)。これにより「シノノメサカタザメ」とともに『FOREVER BLUE』が一時話題となったというわけです。

というわけで、不名誉な形で話題になってしまった『FOREVER BLUE』ですが、この部分以外は良い意味でプレイヤーの心に残るゲームになっています。続編『FOREVER BLUE 海の呼び声』も2009年に発売されたので、ユーザーからの評価や売上も中々だったのかもしれません。

とはいえ、今からやるには若干辛いものもあるので、癒やしの時間を与えてくれたWiiと本作に感謝しつつ、Switchでの新作発表に期待したい所(望みは薄そうですが…)。もし、今なお現役でWiiを稼働させている方がいたら、ぜひプレイしてみてください。きっとお気に入りの一本になるはず…!
《編集部》
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