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【レポート】『いけにえと雪のセツナ』新アレンジ曲の録音現場に潜入!演奏者にアレンジアルバムの魅力を訊いた

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【レポート】『いけにえと雪のセツナ』新アレンジ曲の録音現場に潜入!演奏者にアレンジアルバムの魅力を訊いた
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BGMがほぼピアノのみで構築されていたことで話題になったTokyo RPG Factory開発の『いけにえと雪のセツナ』。3月にリリースされたオリジナルサントラに続いて、すでにiTunesで先行配信されているアレンジアルバム『Winter's End - 『いけにえと雪のセツナ』 Original Soundtrack Collection』のCD化が決定。そしてCD版には新アレンジ曲が6曲追加収録されることになったのはファンの皆様ならご存知のことだろう。


今回はそのCD版に新規収録されるアレンジ曲のレコーディングが都内某所で行われるという情報をキャッチしたので、レコーディング現場の模様をレポートしよう。

◆『いけにえと雪のセツナ』の楽曲に新たな命を吹き込むヴァイオリン演奏



今回のレコーディングは『いけにえと雪のセツナ』でサウンドディレクターを務めた由良浩明氏のヴァイオリン演奏と作曲者の三好智己氏のピアノ演奏が収録された。また、収録は『いけにえと雪のセツナ』でディレクターを務めた橋本厚志氏も立会いの元で行われた。

収録ブースでは由良氏のヴァイオリンと三好氏のピアノによるライブ演奏によって進められていった。2人がお互いの呼吸を合わせながら曲に命を吹き込むように演奏していく姿が印象的だ。2人は演奏を繰り返しながら随時エンジニアを交えて録音していったプレイを聴いて確認し、時折橋本氏の意見も参考にしつつ、レコーディングが進められた。

約2時間のレコーディングが無事終わったところで、今回ヴァイオリンの演奏を担当した由良浩明氏、作曲者でピアノ演奏を担当した三好智己氏、そしてディレクターの橋本厚志氏にお話を伺うことができたのでここで紹介しよう。

◆ファンの方に『セツナ』の楽曲を演奏して楽しんでもらいたい



左から橋本氏、三好氏、由良氏

──まずはレコーディングを終えての感触から聞かせてください。

由良:いい演奏ができたな、と思っています。三好くんの曲はシンプルなメロディの曲が多いのでピアノでは演奏しやすいのですが、逆にヴァイオリンだと難しいんです。一緒にユニゾンするのも大変でしたがエンジニアさんの力もあって無事いい録音をすることができましたね。

三好:僕が由良さんのヴァイオリン演奏に合わせることで、僕のセンスも上がっていくのを感じました。

橋本:とても良かったと思います。由良さんと三好さんの演奏は『いけにえと雪のセツナ』の打ち上げの場で披露してもらったことがあるのですが、あれがきっかけで今回のアレンジアルバムでの演奏とコンサートにつながったのかな、と勝手に思いました(笑)。

──今回のアレンジアルバムの企画について聞かせてください。

由良:実は今回の企画は『シヴィライゼーションIV』のやりかたに影響されていまして。クリストファー・ティンが作曲した『シヴィライゼーションIV』のテーマソング「Baba Yetu」がゲーム音楽では初のグラミー賞を受賞して、それがきっかで色々な学校で演奏されているんです。『いけにえと雪のセツナ』の曲もファンの方たちが自分でも演奏してみたいんじゃないかと思い、実際に演奏してもらう良いチャンスでは、と思ったのが今回のアレンジアルバムを作ろうと思ったきっかけです。ピアノって多くの方が弾く楽器だと思うんですが、そういった方々が一番弾きやすい形で出したいなと。CDには楽譜も付くのはそういった意図が入っています。

三好:オリジナル曲はループを前提に作ったのと、1曲のループの尺もそれほど長くないので、その中でどれだけ詰めなきゃいけないかっていう制限がありました。今回、アレンジをする際にはあまり変えてしまうと曲の印象が変わってしまうので、短いフレーズを持ってきた上で1曲として完成させています。オリジナルは平均1分半くらいだったのを、アレンジでは3分半くらいにしています。長さを倍くらいにして曲のエンディングをちゃんと作っています。

──アレンジする上で挑戦できたことはありますか?

三好:イメージが変わらないまま曲を広げるっていうのは難しかったですね。100歩くらいしか歩いていないところを300歩くらい歩いたらどうなるのか? っていう。違う世界に行ってしまったらダメなので。その雰囲気を残しながら2倍くらいに延ばした感じです。

由良:アレンジとはいってもゲーム音楽のための音楽なので、アレンジはほとんど三好くんに任せたんですよ。選曲は一部自分が決めた曲もありますが、その他の曲は三好くんで選曲しています。

三好:選曲についてですがバトル曲は意識的に外しました。バトル曲が入るとイージーリスニング的に聴いてる方が驚いてしまうので。なので、歌える綺麗なメロディの曲を選んでアレンジしていきました。

由良:僕は映画『インセプション』のサウンドデザインに関心を持っていて、最後コマを回すシーンでコマが倒れたら現実で、倒れなかったら夢の中だっていう演出があるんですよ。でもサウンドは切れていて、そこで実際に倒れた音か続いている音かっていうのはわからないんです。芸術ってイマジネーションなので、そこでみんなが色々な解釈してもらうためのお手伝いができればなって思います。

──アレンジアルバムを楽しみにしてくれてる方も多いでしょうね。

三好:本当に感謝の気持ちしかないですね。『いけにえと雪のセツナ』という作品に携われただけでも嬉しいのに、いい反響があるってことも信じられないくらいです。楽しみにしてくれてる方たちに100%楽しんでもらえるよう、感謝の気持ちを作品に入れましたので感じ取ってもらえたら嬉しいです。

由良:ピアノだけでメロをどんどん出して同じようにならないようにするって難しいんです。でも今回はメロディだけで各キャラクターの個性を出し、それも雪だけの世界でみんなが辿ってる重いテーマも全てピアノ1本でやるていうのはかなり厳しかったんじゃないかと思います。でも今回三好くんがかなり頑張ったので、応援してほしいですね。また、この後オーストラリアからジェム・ハーディングというピアニストが来ますけど、彼の解釈でのピアノ演奏も楽しみにしていてほしいです。

橋本:今回、『いけにえと雪のセツナ』の楽曲をほぼピアノオンリーにしたのは“切ない”っていうコンセプトでゲームを作っていて、そのコンセプトに沿う音楽ってどういうのかなってなった時にピアノっていうところにたどり着いたんです。今回のアレンジアルバムは『セツナ』の世界観を広げてくれるって部分もあるんですが、三好さんを『セツナ』で知ったって方も多いと思うので、そういった三好さんのファンの方々にも楽しんでいただければと思います。その上でファンの方が『セツナ』の曲の演奏を楽しんだり、『セツナ』を知らない方がそうした演奏に触れて「この曲いいよね」って部分から『セツナ』を知ってもらえたら嬉しいなと思います。

──こうした楽曲がコンサートで生で聴けるっていうのはファンからしてもかなり楽しみだと思います。アレンジアルバムとコンサート、楽しみにしています!

◆10月4日には初の『いけにえと雪のセツナ』のコンサートが開催!


アレンジアルバム『Winter's End -「いけにえと雪のセツナ」Original Soundtrack Collection』のCD版は10月5日発売。iTunesで先行配信されているアレンジ曲とCD版だけの新規アレンジ曲をCD2枚組で収録。また、DVDにはハイレゾ版音源も同時収録されている他、演奏用楽譜データをPDFで付属。動画サイト等で“演奏してみた動画”を披露してみたい方や、『いけにえと雪のセツナ』の楽曲をピアノ演奏会等で演奏したいと思ってる方にとっては嬉しい特典内容だ。

また、アレンジアルバム発売に合わせて10月4日には東京都文京区のトッパンホールにて『いけにえと雪のセツナ』初のコンサート“Winter's End ~『いけにえと雪のセツナ』ピアノリサイタル~”が開催される。ピアノ演奏にはジェム・ハーディング、そしてヴァイオリン演奏は由良浩明と、アレンジアルバム同様のメンバーで披露されるので、『いけにえと雪のセツナ』のファンにとっては見逃せないコンサ-トになりそうだ。

■『いけにえと雪のセツナ』コンサート
●公演名
Winter's End ~『いけにえと雪のセツナ』ピアノリサイタル~

●日程
2016年10月4日(火)18:30開場 19:00開演

●会場
トッパンホール(東京都文京区水道1-3-3)
「飯田橋駅」徒歩13分 「江戸川橋駅」徒歩8分 「後楽園駅」徒歩10分

●演目
『Winter's End -「いけにえと雪のセツナ」Original Soundtrack Collection』より

●チケット
全席指定・6,000円(税込)各プレイガイドにて発売中

●登壇
・三好智己(作曲家)
・橋本厚志(Tokyo RPG Factory『いけにえと雪のセツナ』ディレクター)
・熊谷宇祐(Tokyo RPG Factory『いけにえと雪のセツナ』海外版・PC版ディレクター)
・稲葉洋敬(シナリオライター 株式会社Switch・エンタテインメント)
・演奏:ジェム・ハーディング(ピアノ)、由良浩明(ヴァイオリン)
・主催:Creative Intelligence Arts
・協力:Tokyo RPG Factory.
・制作協力:アイムビレッジ


左から由良浩明氏、ジェム・ハーディング氏、三好智己氏


■『いけにえと雪のセツナ』アレンジアルバム
「Winter's End - 『いけにえと雪のセツナ』 Original Soundtrack Collection」


●Creative Intelligence Arts
●発売日:2016年10月5日(水)
●価格:2,500円(税別)
●CD2枚+DVD1枚

(C)2016 Tokyo RPG Factory Co., Ltd.All rights Reserved.

コンサート・アレンジアルバムの公式サイト
http://www.wintersend-album.com/
《風のイオナ(シティコネクション)》

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