まず入場して進むと、原画コーナーが広がる。本展の見どころである、原作者の車田正美による生原稿がずらりと並んでいる。独特の力強い線や、迫力ある構図など、実際に目で見て感じることができる。お馴染みの技を使用するシーンも多く描かれており、星矢ファンにはたまらない。壁面には作品の名セリフが並び、なかには思わずニヤリと笑ってしまうものも。
原画はマンガだけでなく、アニメの原画も展示されている。キャラクターデザインを担当した荒木伸吾と姫野美智による原画もあり、第1期の「銀河戦争編」から「黄金十二宮編」までの名場面が展示されている。さらにこの展示のために描き下ろされたメイン5人のイラスト原画もある。
そしてもう一つ目玉は、十二星座黄金聖衣展示エリアだ。ムウ、アルデバラン、サガ、デスマスク、アイオリア、シャカ、童虎、ミロ、アイオロス、シュラ、カミュ、アフロディーテの12人の等身大立像である。ムウ、アルデバラン、デスマスク、童虎、シュラ、アフロディーテは今回の企画展のために新たに制作されたものだ。アルデバランは全長210cmという大きさで、迫力も申し分ない。何よりも黄金聖衣が12体並んでいる様は圧巻だ。このエリアは撮影もできるので、企画展に来た記念にもなるだろう。
他にもフィギュアヒストリー展示エリアや、映像の中で聖矢の聖衣を着ることができるバーチャル聖衣エリア、ショートムービーシアターなどがある。フィギュアヒストリー展示には、過去に発売したゲームもあり、懐かしいものも多い。
さらに物販でお土産を買うこともできる。フィギュアや缶バッジ、マスキングテープやTシャツなど、幅広いラインナップとなっている。Tシャツは12種類あり、それぞれユニークなデザインだ。さらに販売しているパンフレットにはスタッフインタビューも掲載されており、読み応えバツグンである。
30周年を記念した企画展だけあって、連載開始から現在まで振り返ることができる展示が広がっていた。また外からも様子をうかがう観光客の姿も見え、海外からも人気を改めて感じさせられた。
「聖闘士星矢30周年展 Complete Works of Saint Seiya」は6月18日から6月29日までの開催。
「聖闘士星矢30周年展 Complete Works of Saint Seiya」
期間: 2016年6月18日(土)~6月29日(水)
場所: 秋葉原UDX AKIBA_SQUARE
「聖闘士星矢30周年展」レポート 車田正美の原画や黄金聖衣12体が勢揃い
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