同社のレポートでは、2016年末までに売上高が51億ドルに到達すると予測。比較的高価なデバイスとなることが予測されるOculus Riftなどのハイエンド機よりも、スマートフォンなどのモバイル端末がVR市場を牽引し、その後にハイエンドデバイスの波が来るだろうと伝えています。
理由として、若年層がVRに対して強い関心を持っているものの、ハイエンド機種への購買力を持っていないことを指摘。平均収入の低い中国でも同様の現象が起こると予測し、ハイエンド機は可処分所得を持つ18歳から54歳の層が牽引すると説明しました。
また、VR機の総販売台数は3810万と予測。内訳としてはダンボール式の「Google Cardboard」などのライト層向けモバイルVRが2710万台、「Samsung Gear VR」などのモバイル上位機が250万台、「Oculus Rift」や「HTC Vive」などのPC VRが660万台、PlayStation VRが190万台と報告しています。
いよいよ製品版の本格的な投入が始まりつつあるVR分野。新たに巨大な市場を切り拓くことができるのか、その展望に注目が寄せられることとなりそうです。
記事提供元: Game*Spark
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