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クトゥルフも出てくる神話TRPG『アマデウス』にサポートアプリ登場!キャラ管理やダイス機能を搭載…体験レポ&新作情報もお届け

先週開催された、KADOKAWAのレーベル「富士見ドラゴンブック」の新製品発表会。本稿では、会場で発表された冒険企画局のTRPG『神話創世 RPGアマデウス』の新製品情報に加え、同日に開催された体験レポートの様子も合わせてご紹介いたします。

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◆『神話創世RPGアマデウス』体験会



ゲームマスターは、今作のデザイナーであり、『サタスペ』や『艦これRPG(原作:「艦これ」運営鎮守府)』でおなじみの河嶋陶一朗さん。プレイヤーは筆者を含めた四人。全員が『アマデウス』は初体験という構成でした。

今回は自前に用意されたサンプルキャラクターを使用。「ギリシャ神群」の全能の神「ゼウス」、「エジプト神群」のネコの女神「バステト」、「ヤマト神群」の太陽神「アマテラス」、「クトゥルフ神群」の「ナイアーラトテップ」の子がそれぞれ用意されており、今回は「ゼウス」の子を選択。「ゼウス」のイメージを反映し、戦闘で使う能力値「武勇」と、絆を深めたりすることに使う能力値「愛」が高いのが特徴のキャラクター。個人的にギリシャ神話が大好きで、武闘派キャラでもあるということで、筋肉第一主義の筆者としては悩まず選ぶことができました。

プレイヤーキャラクターを選択し、それぞれ名前や年齢を決めた後、それぞれに「予言カード」と呼ばれるものが配られました。これは名前の通りプレイヤーキャラクターたちの親である神から与えられた予言であり、その表面である「暗示」ではシナリオの展開や試練が語られます。

そして裏面には「真実」という形で、予言の真の意味や、アマデウスたち自身が忘れていたり、周囲に隠してきた強力な特殊能力などが書かれています。基本的に「真実」の内容は他プレイヤーに公開せず、特定のトリガーによって発動させられるというルール。これが後で素晴らしいドラマを生むことに……。

ちなみに今回は全員が、仲間とともに協力し200階立ての試練の塔を登り切り、その最上階にいる試験官に会うという「暗示」を受けており、こうしてアマデウスたちが親神から自立できるということを示すという試練のシナリオが始まりました。神からこういうクエストを命じられるのは、すごく神話っぽい。

そしてある程度していくら塔を登っても進んでいないことを気づいたキャラクターたちはそれぞれ塔の秘密を探る情報収集や休憩し体力を回復するする中、私のキャラクターは「アマテラス」の子と交流を深めることに。

「アマテラス」はお隠れになったというストーリーがあることを反映し、その息子は引きこもりがちという設定。ということもあり、ギリシャの神の子たる私のキャラクターは、運動不足に違いないアマテラスの子と一緒にレスリングをするというロールプレイをして、上手に交流出来たかどうかを判定しました。

『アマデウス』の判定システムは、能力値によって振るダイスの数が決まり、その出目が基本的に1つでも目標値に達すれば成功というシンプルなもの。


そして判定に使わなかったダイスを1つ選び、その出目に対応する色のトークン(インガ)を「運命の輪」と呼ばれるものに置きます。「運命の輪」は置かれたインガに応じて、敵も味方も強力な能力が使用可能になったりする一方で、黒のインガ(出目1のダイスを選ばざるを得なかった時に置く)が貯まると判定の目標値が上がってしまうばかりか、一定以上貯まるとゲームが終了してしまうというもの。この辺は非常にボードゲーム的面白さがありますね。

今回は能力値「愛」を使った判定に成功し、レスリングを通じて関係を深めることができました。このように仲間とプラスの関係を持つことにより、その仲間が判定をするときに「介入」という形でプラス方向に修正をすることができるようになります。

ちなみにマイナス方向の関係を得て、判定にペナルティを与えるということもできる模様。ライバルとして足を引っ張るみたいなことでしょうか。また、「アマデウス」は神との関係を持っており、やはり一度だけ「介入」してもらうことができるようになっています。こちらにも神話っぽさが出ています。

そんなこんなで、能力値「頭脳」の高い知性派な「ナイアーラトテップ」の子が試練の塔を覆う幻想を見破り塔を登ることことに成功。すると、ギリシャ神話の怪物「キマイラ」が一行を待ち構えていました……というところで戦闘開始。


戦闘はこれからの「キマイラ」の行動が事前に暗示された物語仕立てになっており、その暗示を参考に敵の技を「頭脳」で見破ろうとする「偵察フェイズ」から始まります。そしてそれぞれ予言の「真実」を公開したり、介入したりしながら「偵察フェイズ」は見事成功し、殆どの技を見破ることができました。

そして、敵の技の情報を元に相手の行動を妨害するか、敵を直接攻撃をするという「乱戦ラウンド」に突入。赤の「インガ」が溜まっていたので、同じ属性の「キマイラ」は結構パワーアップしていたものの、アマデウスたちは華麗に妨害&攻撃を繰り返しなんとかギリギリのところまで追い詰めることに成功。ここで私のキャラクターは「真実」を公開し、皆に隠していた超強力なパワーを発動。さらに親神の助力も得てパワーアップ……これは一撃でキメラを倒せる勢い!! ということで、ダイスを3つ振ったら全部1……。


ショックのあまり写真がピンぼけ! このゲームには判定に使用する出目が1だった時に大失敗を描くファンブル表というものがあり、酷い結果が予想されたのですが、ここでなんと「バステト」の子が「真実」を公開。実は私のキャラクターは「バステト」の子の命の恩人であるということが判明し、恩返しということで出目を6にするパワーが発動。ということで、ファンブルから逆転し、一気にクリティカルとなり大ダメージを与えるという超ドラマチックな展開に。

そして最後に「アマテラス」の子が「ヤタガラス」を使って攻撃しキマイラをかっこよく撃破。こうして一行は、怪物の妨害を乗り越え、試験官であるヘラクレスに会うことに成功。一人前のアマデウスとして認められ、無事試験に合格するのであった……というところでシナリオ終了。

『神話創世RPG アマデウス』は、それぞれに見せ場が作りやすく、予言カードの「真実」の公開にトリガーとなる場面が指定されているためドラマが生まれやすく、ロールプレイもしやすいルールとなっているのが非常に好印象でした。

また、デザイナーの河嶋さんは今作を、親と子との間で生まれる時に煙たく感じるけど大切な関係を描くという裏テーマで作ったとも語っていました。これはTRPGがシステム側で設けているテーマとしてはなかなか珍しいものですが、「予言」や「介入」という形で描かれる親子交流が面白く作られており、そこを一つの軸としてシナリオを作りたくなるところにも惹かれる作品でしたね。

世界観としては小説/映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』をジャパニメーション化したような雰囲気であり、映画『タイタンの戦い』のような派手でスケールでかい戦闘もイメージできるのも魅力的。

システム自体は軽めなので、初心者でも挑戦しやすいタイトルだとも感じました。神話というテーマにビビッと来る方はぜひ手にとって遊んでみてはいかがでしょうか。ちなみに、公式サイトでは無料体験版も公開されていますので、まずはそちらをチェックしてみることをオススメします。


『神話創世RPG アマデウス』はTRPG専門店他、一部書店、Amazon等で現在発売中。その拡張版となる『神話創世RPG アマデウス02 旋血ラグナロク』は、2016年3月19日発売予定。個人的に北欧神話の大ファンなので、こちらもとってもに気になりますね!
《傭兵ペンギン》
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