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【TGS2015】ジャンルが変更された『オーディンスフィア レイヴスラシル』の魅力に迫る! 新要素が楽しすぎたプレイレポ

『グリムグリモア』や『朧村正』、『ドラゴンズクラウン』などを手がけ、突出したビジュアル表現ややり甲斐溢れるゲーム性、また記憶に残る物語の数々などを生み出してきたヴァニラウェア。

ソニー PS4
【TGS2015】ジャンルが変更された『オーディンスフィア レイヴスラシル』の魅力に迫る! 新要素が楽しすぎたプレイレポ
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『グリムグリモア』や『朧村正』、『ドラゴンズクラウン』などを手がけ、突出したビジュアル表現ややり甲斐溢れるゲーム性、また記憶に残る物語の数々などを生み出してきたヴァニラウェア。

代表でありゲームクリエイターとしても知られている神谷盛治氏が同社を率いており、一作一作に対して真摯に向き合う職人気質に溢れる開発には、多くのユーザーからの支持が集まっています。そのこだわりぶりは、個性と美麗さを両立させているグラフィックの数々を見るだけでも容易に伝わります。


もちろん魅力は見た目だけでなく、『朧村正』に代表されるような爽快感溢れるゲーム性なども高い評価を博しています。またPS Vita版『朧村正』で展開されたDLCシリーズでは、それぞれにオリジナルの主人公が用意され、サービス精神豊かな一面も露わとしました。

そんなヴァニラウェアがアトラスとタッグを組んで来年1月にリリースする、PS4/PS3/PS Vitaソフト『オーディンスフィア レイヴスラシル』。本作は、2007年にPS2で発売された『オーディンスフィア』をベースに、HD化や新要素などを加えた一作です。

本作は、リマスターではなく“リ・クリエイト作品”であると語られており、「2DアクションRPGにおける究極の到達点を目指す」との目標が掲げられています。PS2版では「RPG」と掲げられていたジャンルが、本作では「2DアクションRPG」と変更されており、ゲーム性がどのように変化しているのかも注目を集めているポイントのひとつ。

その詳細に関してはまだ具体的に語られてはいませんが、先日行われた「東京ゲームショウ 2015」にて試遊出典が行われていたので、実際のプレイ感覚やPS2版との違いなどをチェックしてみました。あくまで試遊で体験した範囲ですが、その魅力の一端を紹介させていただきます。


まず試遊出典の内容ですが、本編の一部ではなく今回のために用意されたステージを、チュートリアルを学びつつ先に進むといった形になっていました。物語ではなくゲーム部分をクローズアップしたプレイとなっており、いわゆる「遊ぶ楽しさ」に専念できる形と言えます。

本編では章ごとに異なる主人公を操作しますが、この試遊プレイでは各主人公から操作したいキャラクターを選択。「グウェンドリン」「コルネリウス」「メルセデス」「オズワルド」「ベルベット」の5人から選べます。今回は、ラグナネイブルの姫君である「グウェンドリン」をチョイス。姫プレイを堪能することにします。

いきなり体感の話で申し訳ありませんが、グウェンドリンを動かしている感覚は非常に軽快。動きが滑らかなのはもちろんのこと、アクションのひとつひとつも機敏で優雅。動かしているだけでも楽しく、敵に攻撃を加える手応えも十二分。

また爽快感を増幅してくれる新たな要素として見逃せないのが、回避。R1ボタンを押すと回避行動を行ってくれるのですが、こちらは本作の新要素。PS2版では、敵の攻撃を通常移動で避けていましたが、本作では立ち回りだけでなくゲームシステム的な「回避」も可能となりました。


「回避」を的確に使えば気持ちよく敵の攻撃を避けられます。この手応え、まさにアクションRPGです。しかも、空中でもグウェンドリンは華麗に回避。敵もいないのについクルクルと回避したくなる楽しさです。『オーディンスフィア』の魅力のひとつでもある巨大ボスとの戦いも、この回避を駆使することでいっそう激アツになりそうな予感を覚えます。

また本作のステージは、上下移動もありますが、横方向に進むのが基本。そのため、16:9という画面構成との相性も抜群。ゲーム画像を見るだけでは分かりにくい点かもしれませんが、実際に触っているとこの快適さは見逃せません。

そしてスキルの発動も新たな要素が加わっており、スキルメーニューを開いて選択するだけでなく、本作では方向キーと○ボタンを組み合わせての発動も可能。通常攻撃からスキル攻撃へのスムーズなコンボは、理屈抜きに楽しめます。


回避も加わったため、戦闘のテンポが全体的に増したイメージのある『オーディンスフィア レイヴスラシル』。ですが、メニューを出すと一時停止するのは本作でも変わらずです。そのため、敵の攻撃を食らってパニックになっても、アイテムやスキルのメニューを出して、ゆっくり立て直しの計画を練りましょう。アクションがちょっと苦手という方も、「変わらない良さ」の部分を活かして乗り切ってください。

使いやすくなったスキル、プレイテンポを向上させる回避、戦闘状況の把握がしやすい横長の構成など、「2Dアクション」の部分が更に面白さを増した『オーディンスフィア レイヴスラシル』。確かにこれは“リ・クリエイト作品”であり、「2DアクションRPG」の名に相応しい一作です。

本作は更に、オリジナル版を好む方に向け、画質だけを向上させた「クラシックモード」も用意されているので、PS2版ファンの方もご安心を。とはいえ、これだけ良質な進化を実現しているので、オリジナル版を知っている方にも新たな『オーディンスフィア』を遊んで欲しいばかり。無論、今回初めて触れるユーザーに対しても、「良質な2DアクションRPG」として自信を持ってオススメできる実感を味わえた、そんな試遊体験となりました。


なお余談ですが、プレイ感覚が実に楽しかったため、改めて列に並んでもう一度遊んでしまうほどでした。2度目のプレイでは、バレンタイン王国の姫「ベルベット」を選択。姫プレイ、完遂しました! なおメルセデスは“女王様”プレイとなるため、製品版でのご褒美としました。



『オーディンスフィア レイヴスラシル』は2016年1月14日発売予定。価格は、7,980円(税抜)です。

(C)ATLUS cSEGA All rights reserved.
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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