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【TGS2015】仮想ヒトカラシステム「JOYSOUND VR」の発想に納得!好きなアーティストとデュエットも可能

ソニー PS4

「東京ゲームショウ2015」2日目、名古屋に本拠を置くエクシングが「Morpheus」から正式名称に変わった「PlayStationVR」向けのVRカラオケ「JOYSOUND VR」を披露しました。



「JOYSOUND VR」はVRを冠している通り、ヴァーチャルリアリティを用いたヒトカラシステム。まだプロトタイプとの事でしたが、自分中心の360度映像を楽しみながら歌えるもので、「PlayStationVR」を利用したカラオケサービスは同製品が初だそう。自分の歌声で視覚効果が変わったり、アイドルユニットの一員としてステージ上で一緒に歌えるコンテンツもあったりと、これからのヒトカラに新風を吹き込むものでした。

◆早速体験!




視聴できたのは2曲。まず増上寺の桜の中で歌える「SAKURA TRIP」は、声の大きさなどに合わせてCGの桜吹雪が舞い散る仕掛け。今後は抑揚やその他の要因で散り方を細かく表現できそうで、さらなるブラッシュアップ、さらなる発想により、本当に多くの可能性を秘めています。



桜吹雪が表現できるのであれば、当然雪景色の中で演歌やムード歌謡だって楽しめるはず。津軽海峡なあの歌を歌う際や、たとえば波飛沫も猛々しい岸壁に立って情感たっぷりに歌い上げる事だってできるのです。卒業の歌では卒業式の中で歌い、涙を流す友達と一緒に卒業だってできるでしょう。様々なシチュエーションを考えるだけで楽しくなってきます。



もう一曲は、名古屋は大須を拠点に活躍する地元アイドルユニット「OS☆U」と共に舞台に上がり、一緒にファンの前で歌う事ができる「アイドルとオンステージ」。本番前の気合い注入の場面から、「OS☆U」のメンバーが眼前で自分に語りかけてきます。ここはさすがの臨場感で、距離の近さに思わずたじろいでしまう程。「PlayStationVR」装着経験者なら分かるでしょうが、キョロキョロしてしまうのは仕方のない事です。その後、実際のステージでの歌唱が始まりますが、視界には「OS☆U」の女の子達だけではなく、数多くのファンも飛び込んできました。



ここで楽しかったのは、「ステージ上で彼女達と歌える」事と、視点の切り替えにより「ファンの側から彼女達の歌を聞き、かけ声をかけられる」という2点。これは調整次第でファン垂涎のお宝映像、お宝体験を楽しめるものになる可能性を秘めています。恥ずかしがり屋の筆者も思わず「おい!おい!」と声をあげてしまう程の臨場感があり、「PlayStationVR」の没入感も相まって実に楽しい。実はこのかけ声にも秘密があり、先程の桜吹雪と同様に、声に合わせてスポットの強弱や変色が現れるとの事。ただ映像を観るだけではなく、自らのアクションで映像に変化をもたらせられるという、これも今後の可能性を高く感じるコンテンツでした。



アイドルやミュージシャンのライブを本当に眼前で体験できるようになると嬉しいのですが、撮影機材はどうしても中心に置かなくてはならないため、各方面の協力が必要不可欠。それさえクリアすれば、「あの時、あの場所で、自分が観客席から楽しんだあのライブ」を真に迫る臨場感の中で何度も追体験できる……そんな日もそう遠くはないのかも知れません。


◆企画開発部プロジェクトリーダーの竹内大介氏にちょこっとインタビュー




―――作ろう! と思った経緯を教えてください。


竹内:去年初めてHMDのVRを体験した時に、すごく新鮮で面白かったんです。そこで「これを是非カラオケと絡めたい!」と思った時に上がってきたアイディアが、「日頃歌えない場所で歌えたら」というものでした。その中でも「大勢の観衆の中で、大舞台で歌う」に着目。この構想は本当に実現できるのかと進めた結果が、今回プロトタイプの発表につながりました。

―――やはりアイドルの方が盛り上がりますか?

竹内:社内でも体験してもらった時に、「自分の好きなアーティストと一緒に歌いたい」とか「観ながら歌いたい」とか、そのあたりの反応が一番良かったので、これはお客様のニーズがあるのではないかと考えたのです。

―――「やっている内に好きになっちゃった!」と社員の方も仰っていましたね。

竹内:アイドルとの距離が近いので、興味を持って好きになる方も出てくると考えています!

―――今後の展開などを教えてください!

竹内:東京ゲームショウなどでのみなさまの評価を参考にしながら、進めていきたいですね。まだ具体的な事は決まっていないので、何かあれば発信していきます。

―――本日はありがとうございました。


今回のプロトタイプでも、すでに調整が加えられている本プロトタイプ。たとえば視点ではアイドル達を通常よりも高い地点において撮影しているため、より距離感の近い映像になっているとの事。距離もあえてパーソナルスペース内に進入させるようにしており、その距離はわずか30cm程。距離感の演出が、映像との相乗効果で際立ちます。また、前述の「SAKURA TRIP」は海外の方に「桜の舞い散る日本らしい世界を体験できる」と好評で、次の構想も色々出ている感じでした。

「Project Morpheus」から「PlayStationVR」へと正式に決まった、VRの新しい可能性。そのプラットフォームを用いた新しい試みは、これからもどんどん精力的に増えていくでしょう。まずはその先鞭の一つとも言える「JOYSOUND VR」を、東京ゲームショウ2015の会場で試してみる事をおすすめします! かなり楽しいですよ!!
《平工 泰久》

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