17日より千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015のコーエーテクモゲームスブースにて、PS4/PS3/PS Vitaソフト『討鬼伝2』のゼネラルプロデューサーを務める小笠原賢一氏と、プロデューサーを務める森中隆氏へインタビューを実施しました。―――本日はお時間を頂きありがとうございます。まずはお二人の自己紹介をお願いします。小笠原氏:『討鬼伝』シリーズ全体を通してはプロデューサー、『討鬼伝2』ではゼネラルマネージャーを務めさせて頂いている小笠原です。森中氏:『討鬼伝2』でプロデューサーを務めている森中と申します。『討鬼伝 極』から引き続き、担当をさせて頂いております。―――先日のカンファレンスでいろいろと発表がありましたが、やはり「オープンワールド」という部分がいちばんユーザーが気になる部分かと思います。「オープンワールド」システムを取り入れた経緯は?小笠原氏:『討鬼伝』自体新しいIPだったのですが、おかげさまで多くのユーザーさんにプレイをいただいています。『討鬼伝』をプレイしてもらった多くのユーザーさんのお声やフィードバックを受けて、ゲームの深みやボリュームを改良した『討鬼伝 極』を制作したのですが、1作目の『討鬼伝』と同じような「驚き」をユーザーさんに届けきれなかったな…と。もちろん『討鬼伝 極』もたくさんのユーザーさんにプレイをして頂いたのですが、ナンバリングタイトルである『討鬼伝2』においては、『討鬼伝』に負けないような「驚き」や「インパクト」を届けていきたいと考えています。そのなかでハンティングアクションのジャンルではまだチャレンジをされていない「オープンワールド」というものでゲームシステムを組むことになりました。―――制作途中でオープンワールドの要素を取り入れたわけでなく、タイトルコンセプト決定の段階からオープンワールドシステムは組み込んでいた、ということでしょうか森中氏:『討鬼伝 極』の制作が終わったタイミングですぐに『討鬼伝2』の制作に取り掛かりました。その段階でコンセプトを定める中で、既存の「ミッションを受けて、ハンティングをする」というハンティングゲームのシステムはマンネリ化しすぎていると感じていました。そこを打破したい、という気持ちがあり、私たちもまだチャレンジしたことのない「オープンワールド」のシステムを組み込む運びとなりました。―――かなり大きな要素のひとつということですね。今回、PS4/PS3/PS Vitaでの展開となるかと思いますが、PS Vitaを使ってオープンワールドはどこまで表現ができるものなのでしょうか。小笠原氏:先日のSCEカンファレンスの後、そこの部分を心配するお声をユーザーさんからも頂いております。SCEさんの回し者ではないのですが(笑)、PS Vitaはものすごく良く出来たハードです。もちろん、画面ひとつひとつを比べたら、PS4の方がクオリティは高くなってくるのですが「PS Vita本体が原因で、タイトル制作に影響がでる」ということはありません。なので、そこまで大きな懸念は持っていませんね。影響はございませんので、ユーザーのみなさまも安心してください(笑)。森中氏:『討鬼伝』『討鬼伝 極』もPS Vitaで発売致しましたし、小笠原が担当していた『真・三國無双 NEXT』もPS Vitaでの展開となっています。「PS Vitaでタイトルを制作する」という部分に関しては、かなりノウハウも貯まってきていますので、PS Vita本体のポテンシャルを引き出すことはもちろん、PS4ともきちんと連携したタイトルをお届けできると思います。小笠原氏:うちの会社は、いちばんとまでとはいかないですが、かなり多くの数のPS Vitaタイトルと発売していますね。―――ハードとしてのスペックも問題ない、コーエーテクモゲームスとしてもノウハウをフル活用して制作に取り掛かれるということですね。マルチプレイは健在でしょうか小笠原氏:はい、もちろんです。マルチプレイオープンワールドハンティングアクションになりますので、その部分も重要なシステムのひとつです。―――前作からの進化・変化はどういったところでしょう。ティザームービーを見ると、キャラクターデザインが少し変わったな、という印象を受けました森中氏:ティザームービーに登場するキャラクターについては、今までとは少し違った印象を持たれるかもしれません。いわゆる「西洋人」のようなイメージですよね。ただ、意図的にガラッと変えよう、ということはありません。新キャラクターも増えてくるのですが、そこに関しては続報を楽しみにお待ち頂ければと思います。―――『討鬼伝2』に関して、日本だけでなくワールドワイドおよびアジア圏での戦略も考えていますか小笠原氏:はい。それはマストですね。PS Vitaは日本画中心ですが、PS4に関しては今までにない速度でハードが販売されています。「オープンワールド」というシステムを取り入れた理由のひとつとして、日本だけでなく、海外のユーザーさんも楽しめるように、という想いを込めています。森中氏:先日の発表の後に、多くのユーザーさんからメッセージを頂きました。特に多かったのが中国のユーザーさんからのお声でして、『討鬼伝』『討鬼伝 極』をプレイした中国のユーザーさんもかなり楽しみにしてくれているな、と感じましたね。―――最後に、ユーザーへのメッセージをお願いします森中氏:ようやく発表できた、ということで今から情報をたくさんお届けできるかと思います。みなさまに「驚き」をお伝えできるような仕上がりになるかと思いますので楽しみにしていてください。小笠原氏:『討鬼伝』シリーズは、プラットフォーマーであるSCEさん、開発陣、遊んでくれているユーザーさん、この3者で作り上げてきたIPだと考えています。『討鬼伝2』に関しても、いちばん大切なユーザーさんに「驚き」をきちんとお届けしたいと思います。今後情報を発表させて頂きますが「驚きが足りない!」ということであれば、どんどんお声を頂きたいです。ユーザーさんには、期待してもらうと同時に「楽しさ」「驚き」を一緒に作り上げていきましょう。―――ありがとうございました。小笠原氏・森中氏:ありがとうございました。「オープンワールド」という新しい領域にチャレンジをしている『討鬼伝2』。今後の情報に注目です。『討鬼伝2』は、PS4/PS3/PS Vitaにて2016年発売予定です。
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