人生にゲームをプラスするメディア

こんどは“NAOMIサワー”でカンパ~イ♪トークイベント「帰ってきたセガJOYJOYナイト~セガ・アーケード・ヒストリー~」レポート

その他 アーケード

こんどは“NAOMIサワー”でカンパ~イ♪トークイベント「帰ってきたセガJOYJOYナイト~セガ・アーケード・ヒストリー~」レポート
  • こんどは“NAOMIサワー”でカンパ~イ♪トークイベント「帰ってきたセガJOYJOYナイト~セガ・アーケード・ヒストリー~」レポート
暮れも押し迫った12月21日の夕刻、東京は杉並区阿佐ヶ谷駅そばのパールセンター街に位置するライブハウス「Asagaya Loft A」にて、セガを“偏愛”する方々向けのトークイベント「帰ってきたセガJOYJOYナイト~セガ・アーケード・ヒストリー~」が開催されました。

この夏に開催された「セガJOYJOYナイト」(7月に本サイトで紹介)の続編イベントで、今回はアーケードゲームに特化、それも黎明期から1990年頃までを深~く掘り下げようというものでした。



今回の特別メニューは、セガのアーケード基板から名付けられた「NAOMIサワー」。前回のドリキャスサワーとほぼ同じ乳酸菌飲料風味の飲みやすいカクテルでした。NAOMI基板やドリキャスでお馴染みの渦巻きマークから連想される「なると」が入っているのが特徴です。“ほぼ同じ”と書いたのは今回のものは「なると」が大型化したから。「なると」が沈んでしまう点を改良したとのことでした(じつは筆者は見落としてしまい前回の記事に載せられませんでした)。改良点が好評だったのかイベント途中で完売となっていました。

◆前回から引き続きの“濃い”メンバーに加え、制作現場の生の声が聞ける「ご意見番」が出演!


左から、とみさわ氏、石井氏、杉森氏、イケダ氏、成澤氏、竹崎氏、山本氏、堀井氏、奥成氏。

司会は、主催のとみさわ昭仁氏(ライター・神保町の古書店『マニタ書房』店主)と、前回は出演者としてメガドライブ時代の辛口評論記事を自ら紹介した成澤大輔氏(評論家・ライター)のお2人。

セガアーケードの歴史を語る出演者として、『ポケットモンスター』のキャラデザインなどで知られる杉森建氏(ゲームクリエーター・イラストレーター)、アーケードゲーム雑誌『ゲーメスト』の元編集長石井ぜんじ氏(ライター)、新宿区高田馬場のゲーセンでさまざまなイベントを仕掛けるイケダミノロック氏(高田馬場ゲーセンミカド店長)の3人。

ご意見番として、セガファンにはお馴染み竹崎忠氏(株式会社セガ社長室長)、元ファミマガ編集長山本直人氏(編集者・ライター)が前回から引き続き、さらに実際に制作に関わっている、堀井直樹氏(ゲーム制作会社M2代表取締役)、奥成洋輔氏(株式会社セガプロデューサー)が出演しました。

今回も途中休憩を2回挟みつつの3部構成・3時間に及ぶイベントで、会場は大いに盛り上がりました! 特にゲームの動画が流れると、そのプレイ具合に会場中が一喜一憂、カンタンにやられると爆笑、うまいプレイには歓声が沸くという感じで、録画されたプレイ動画ではあっても一体感が生まれていました。

石井氏、杉森氏が当時の思い出を語り、若いイケダ氏が質問、それに現場を知る堀井氏、奥成氏が裏話を交えて答える、観客がどよめく、というような流れでイベントは進んで行きました。



今回のイベントの元となったのがこちら。1991年に『メガドライブFAN』誌に連載されていた「セガ・アーケード・ヒストリー」という記事。記事を作っていたのがとみさわ氏と杉森氏のゲームフリーク、編集・発行が山本氏の徳間書店インターメディアでした。このイベント当日にこの記事を書籍化して販売という目論見もあったようですが、事情により書籍完成は2月となるそうです。セガのコミュニティサイト「it-tells(いってる)」のマイレージ交換や、イベントやマニア向け書店で入手できるようになるようです。

◆会社名がセガになる前の作品からあのスーパースター自らが監修した名作までを語りまくり

当時の貴重な資料を見ながらトーク。「SEGA」のロゴがまだ現在のものとは違う。

まず第一部は黎明期から1979年まで。「セガが最初にリリースしたアーケードゲームは何か?」という話題からスタート。セガのロゴマークや、セガらしいゲーム画面の色使いや筐体のデザインなど、さまざまな話題でトークが行われました。

興味深かったのは、各社からインベーダー風のゲームがリリースされたインベーダーブームの頃の話題。その状況を今に当てはめて考えるとどうなるかという疑問を、当時を知らない若い世代のイケダ氏が発し、それについてほかの出演者たちが切り返すというような流れになっていました。


ボクシングゲームの『ヘビーウェイトチャンプ』。ボクシンググローブを模した操作系で、激しくパンチをするので壊れやすかったそうです。


ドットイートゲームのはしり『ヘッドオン』(左)と、インベーダーブームの頃にセガがリリースした『スペースアタック』(右)。青い色使いがいかにもセガらしい!?

第2部は1980~84年まで。このあたりの時代のゲームになると、中古のアーケード基板を購入して自宅で楽しむということもあるようで。ただし当時の基板はサウンドが別になっているので、その部分が無くて音が鳴らないなんてこともあるそうです。

話題になったゲームは、和風テイストの『サムライ』、猛獣ハンターゲーム『トランキライザーガン』、斜め視点で3D感が味わえるシューティング『ザクソン』、機関車を操作する『スーパーロコモーティブ』、ペンギンが氷を動かしたり壊したり『ペンゴ』、プロレスゲームの名作『アッポー』、レーザーディスクゲーム『アストロンベルト』、スイミングゲーム『ウォーターマッチ』、親鳥が小鳥を集める『フリッキー』など。

第3部は総理大臣がモデルの『ごんべえのあいむそ~り~』からスタート。その後はお馴染みの『ハングオン』『スペースハリアー』『アウトラン』『アフターバーナー』『ギャラクシーフォース』といった大型筐体ものの話題に。『アウトラン』の筐体にタイヤを付けて動かしているという外国の動画の紹介や、『ギャラクシーフォース』が現在でも高田馬場では動いているという話に、客席は沸いていました。

その後は、名作『ファンタジーゾーン』の動画を最終ボスまでみんなで見たり、『獣王記』がなぜアメリカで根強い人気があるのか、などの話題となり、最後は本人がセガにFAXで設定のリクエストもしたという『マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー』で締めくくられました。


チャンバラゲームの『サムライ』(左)。忍者も登場するので初の忍者ゲームとも言える!? 『トランキライザーガン』(右)は麻酔銃で眠らせた猛獣を運ぶゲーム。


『ザクソン』(左)は斜め視点のゲーム。初プレイ時には遠近感がつかめず壁に激突必至(笑)。『スーパーロコモーティブ』(右)は上下二分割画面で上でポイントの切替など、下で敵の対処などを行う非常に忙しいゲーム。


珍しい配色の『ハングオン』(左)。『ファンタジーゾーン』(右)は強烈に上手なプレイヤーが操作する動画を観客みんなで見入ってしまいました。


締めは『マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー』。本人からリクエストがFAXで来たそうで、さまざまな要素が本人発案とのこと。移植が期待されますが、なかなか難しいそうです。

今回も3時間の長丁場でしたが話題満載。特に動画をみんなで鑑賞するという要素はかなり魅力的でした。最後に司会のとみさわ氏と成澤氏が次回はどうするというような話をしていたので、第3回も期待大です。情報発信を要チェックですね。
《金田一ワザ彦》

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. アニメ「けものフレンズ」が舞台化! サーバル役・尾崎由香など、メインキャストは声優陣が担当

    アニメ「けものフレンズ」が舞台化! サーバル役・尾崎由香など、メインキャストは声優陣が担当

  2. 【特集】実写映画よりもド迫力!?『ドット絵の名作Steamゲーム―アクション編』7選

    【特集】実写映画よりもド迫力!?『ドット絵の名作Steamゲーム―アクション編』7選

  3. 『星のカービィ』とランジェリーブランドがコラボ! 可愛いルームウエアや雑貨など全6型で展開

    『星のカービィ』とランジェリーブランドがコラボ! 可愛いルームウエアや雑貨など全6型で展開

  4. “操縦できる紙飛行機”が登場! スマホで遠隔操作できる「PowerUp 3.0」が日本に上陸

  5. 『ゼルダの伝説 BotW』リンクのアクションフィギュア登場―ソード・弓矢・シーカーストーン等が付属!

  6. 【週刊インサイド】『星のカービィ』とランジェリーブランドがまさかのコラボ! 『ニーア オートマタ』のDLCなどの新展開も気になる人続出

  7. ドラマ「光のお父さん」第1話の制作秘話を原作者が語る―サイト「一撃確殺SS日記」にて連載開始

  8. 家庭用ゲームとVRコンテンツの臨界点【Re:エンタメ創世記】

  9. 『ウイイレ 2017』アジア頂点が決まったe-Sports大会レポ―北澤豪にもインタビュー!

  10. 【インサイドちゃんのゲーマー人生相談】若いころはゲームキャラと恋ができたのに…

アクセスランキングをもっと見る