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【日々気まぐレポ】第55回 『スパロボOGDP』で鮮烈デビューを果たした「ゲシュテルベン改」がプラキットで登場!

インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきによる「ほぼ」隔週連載「日々気まぐレポ」、第55回目でございます。

その他 玩具
ゲシュテルベン改
  • ゲシュテルベン改
  • 可動範囲等は「ゲシュテルベン」と一緒
  • カイリー・クレーバー
  • ブーメラン・モード
  • 二刀流
  • ※本キットにはブレード・レールガンは付属しません
インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきによる「ほぼ」隔週連載「日々気まぐレポ」、第55回目でございます。

台風一過、まだまだ梅雨が続きますね。筆者的にこうジメッとされるとプラモデル等の塗装がしづらくてイカンですわ。特にエアブラシなどで塗装する場合、空気に水分が多量に混じってしまうため、この時期に行われる方は注意です。とはいえ、こう暑いと外にでる気も失せ、家の中でやることといえばプラモデル作り。うーんなんだかダメな生活。

さて、今週は壽屋より先月発売されました、S.R.G-Sシリーズプラキット「ゲシュテルベン改(セレーナ機)」をご紹介。こちら、バンダイナムコゲームスから展開されています『スパロボOG』シリーズ最新作、PS3用ダウンロードソフト『スーパーロボット大戦OG ダークプリズン』に登場するメイン機体のプラスチックキットです。いや、主役はグランゾンだと思うのであえてこういう言い回しで。では早速行ってみましょう。

◆強いぞ僕らのゲシュテルベン改


本連載では以前、第17回でノーマルの「ゲシュテルベン」の紹介をしているので、細かいことはそちらをご参照頂くとして、今回はゲーム本編では初登場となった「ゲシュテルベン改」を見て行きたいかと思います。

本機ゲシュテルベン改、正式名称「量産型ゲシュペンストMk-IIシュテルベン改」は小説「スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記」に登場したカスタム機「ゲシュテルベン」のさらなるカスタム機です。件のFDXチームに配備されたゲシュテルベンからのデータフィードバックにより様々な改良が施されているこの改型。中でも主な変更点通して「テスラ・ドライブ」の搭載が挙げられます。あれだけ大仰なバックパックを背負っていたゲシュテルベンですが実は大気圏内単独飛行能力はなく、機動性も言うてもそこそある、という程度の機体でした。そんなゲシュテルベンにテスラ・ドライブが搭載されたことにより外部装置なしでの単体飛行と機動性の向上が図られており、さらなる汎用性の獲得に成功しました。また、関節可動範囲の見直しなども行われており柔軟な動作を可能としています。

外見上の大きな変化としては、頭部モジュールにアンテナ類の増設が行われている他、フロントスカートの左右分割が図られています。

今回取り上げていますゲシュテルベン改5号機は、地球連邦軍第5特殊作戦PT部隊「チーム・ジェルバ」のセレーナ・レシタール少尉に与えられており、機体色は彼女のパーソナルカラーの緋色に塗装されており、任務に合わせて頭部センサー類の増強と、格闘戦用武装「カイリー・クレーバー」が脚部ハードポイントにマウントされています。

◆大ボリュームキット


ゲシュテルベンのその大ボリュームっぷりは以前お伝えしたとおりですが、今回はさらにその上をいくキットとなっています。ランナーはA~TにPCを合わせた計36枚、主に「量産型ゲシュペンストMk-II改」のランナーが流用されていますが、その他当然ゲシュテルベンやライン・ヴァイスリッターのランナーなども含まれています。「ブレード・レールガン」分のランナーが減っているはずなのにむしろ増量しているとは……改型、侮れません。

以前のゲシュテルベンのレビューでは、組み立てる際に目的のパーツを見つけるのも一苦労とお伝えしましたが、さすがに2回目ともなると慣れたものでサクサクっと1日間程度で組みあがりました。筆者は、モチベーションを維持するため説明書通りの工程ではなく、あえて細部を後回しにして、ひとまず自立する程度に機体を組み上げる、という組み方を行っているのですが、今回は結構それが功を奏したようです。

ゲシュテルベンからの主な変更点としては、フロントスカート部の左右別パーツ化や頭部形状など設定通りの箇所が新たに新規造形パーツとして付属します。とくに頭部は前回色分けされていなかった耳部分のホワイトが別パーツ化、成型色で再現されており、ゲシュテルベン発売からの期間でも進化を遂げていることが伺えます。

色分けも細かいのですが、やはり足りない色はそこかしこに。目立つ部分では上半身とフロントスカート部の黄色のスリット、カイリー・クレーバーのグレー、腹部ホワイト、両耳部マルチプル・レンジファインダー&額部フェイズド・アレイ・レーダー&スカウティング・センサー・モジュールのグリーンでしょうか。特に頭部グリーンは今までのS.R.G-Sシリーズでは塗装済みパーツであったような所が成型色そのままですのでちと寂しいですね。コスト的には致し方ない部分もある気がしますが。その他要所要所のグレーとダクト内も塗ってやると全体が締まるのでオススメです。

なお、筆者の作例では、各部分塗装とセンサー部分はラピーテープを貼っていますが、それ以外は成型色のままです。

◆気になるプレイバリューは


基本的に可動範囲などは「ゲシュテルベン」と同じですので気になる方は本連載第17回もご参照ください。付属品としては、表情付き交換手首が7種類と武装がカイリー・クレーバーのみ。ゲシュテルベンに付属していた「ブレード・レールガン」はありません。セレーナ機でもゲーム中では「ブレード・レールガンL」による攻撃は結構印象深いのでここは少し物足りない点でしょうか。

その分、付属しているカイリー・クレーバーで遊び倒しましょう。本体はもちろん機体の脚部ハードポイントから取り外しが可能。短刀「クレーバー・モード」で両手に持たせることが出来る他、左右クレーバーを合体させて「ブーメラン・モード」も再現が可能です。もちろんこのブーメラン・モードでも持たせることができるのでアクションポーズをガンガンキメていきたいところです。元デザイン的にアクションポーズは幾分制約されてきますが、それを補って余りある立体映えする造形を是非楽しんでみてください。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

それにしても、ついにS.R.G-Sシリーズも51機目のラインナップ。思えば結構な長寿プラキットシリーズになっていますね。さらに今後、エグゼクスバインやガリルナガンの発売も控えており、ファンとしてはまだまだ祭りはこれから!といった感じで、期待が高まりますね。

プラキット「ゲシュテルベン改(セレーナ機)」は好評発売中。価格は7,800円(税抜)です。

(C)SRWOG PROJECT


■筆者紹介:ひびき
ゲームやアニメが大好きな駆け出しライター。
最近、生活がどんどんだらしなく、
更にぐうたらになる一方のダメ人間。
エルマ君みたいなサボットなんていたら
本当に何もしなくなるんじゃなかろうか。

Twitter:@hibiki_magurepo
《ひびき》

バーチャル関西の何でも屋さんです ひびき

2012年からインサイドにてゲームライターとして活動して、はや十数年。ちょっと古参気取りの何でも屋。Game*Sparkやアニメ!アニメ!にもたまに顔が出ます。ゲーム・アニメ以外では、ホビーやガジェット、バーチャルYouTuber業界が専門。お仕事お待ちしております。

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