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バンナム、『CV』の重量を80kgと誤表記 ― なぜかクリエイター陣が「俺を同梱しろ」と名乗り出る顛末に

来月発売を迎えるバンダイナムコゲームスの『CV ~キャスティングボイス~』は、自分の好みやセンスで、40名以上もの声優キャラクターのキャスティングを楽しめるという個性的なソフトです。

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事の発端となった原田勝弘氏
  • 事の発端となった原田勝弘氏
  • すかさず名乗り出た松山洋氏
  • 要望に応えて参戦、桜井政博氏
  • 商品重量の表記は誤りなので、お間違えのないように
来月発売を迎えるバンダイナムコゲームスの『CV ~キャスティングボイス~』は、自分の好みやセンスで、40名以上もの声優キャラクターのキャスティングを楽しめるという個性的なソフトです。

すでに各所で予約も開始されていますが、大手通販サイト「Amazon」の『CV ~キャスティングボイス~』商品ページにて「商品重量: 80Kg」との驚きの内容が記載されており、『鉄拳』シリーズのプロデューサー・原田勝弘氏がいち早くこの事実に気づきます。


この報告を受けて『CV ~キャスティングボイス~』の公式Twitterにて、Amazonで誤った情報を記載した件を謝罪するとともに、「“重量80kg”はサイト上の誤表記であり、商品に声優さんは同梱されておりませんのでご注意ください」と、原田氏のユニークな発言に対する返答も行いました。

ですがこの一件は、ここから意外な方向へと過熱します。この発表に対し原田氏が「俺を同梱してくれないか?」と発言。「80キロで足りますか」という質問に対しても、「梱包材込みだと若干オーバーする可能性あるけどギリいけそう」と前向きな姿勢で答えますが、そこに対抗馬として自ら名乗りを上げたのが、サイバーコネクトツーの代表取締役社長でありゲームのプロデュースにも携わる松山洋氏。


この発言に対し原田氏は「俺同梱と予約数で勝負」と真っ向から受けて立つと、松山洋氏は「よし、キャスティングボイスは2verで発売だ。『元祖ぴろし』と『本家かつひろ』」と、『妖怪ウォッチ』最新作に絡めたかのようなリリース方針を提案します。

状況は刺激的な方向へと進んでいきますが、この後更に過激な展開が舞い込んできます。この一連の騒動に対して「すみません桜井さんは売ってませんか?」との投げかけがあり、その結果まさかの本人からの反応が。


自ら小箱にラッピングされることを選択したのは、『星のカービィ』シリーズの生みの親であり、『スマブラ』最新作でも大きな注目を浴びている桜井政博氏。このまさかの快諾に、原田氏は「ぼ、僕もしょうがないなあ(逆さ釣りで燻製されながら)」というなかなか通好みの仕上げを提示し、松山氏に至っては「じゃあ、俺も(久しぶりにスク水着ながら) 」と、かつて自身のTwitterアカウントにて公開した水着姿に絡めたネタで応えました。

ゲーム業界を牽引するクリエイターたちがこぞって、『CV ~キャスティングボイス~』に同梱されるべく名乗りを上げた今回の騒動。この著名な三名がひとつのゲームソフトを介して、ある意味奇跡的なクロオーバーを実現させたといっても言いかもしれません。


なお、この刺激的すぎる三人のアクションに対して『CV ~キャスティングボイス~』公式アカウントは、各種同梱版の提案に対して喜びの声を上げた模様です。

『CV ~キャスティングボイス~』は、2014年6月19日発売予定。価格は6,640円(税抜)です。

(C)BANDAI NAMCO Games Inc.
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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