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【日々気まぐレポ】第38回 「BitSummit 2014 -KYOTO INDIE GAME FESTIVAL-」京都から発信される日本のインディーゲームの波

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BitSummit 会場の様子
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インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきによる「ほぼ」隔週連載「日々気まぐレポ」、第38回目でございます。

先日、母校の先生とお話する機会がありました。まだまだ卒業して数年しか立っていないのですが、自分が行っていたコースが消滅していたり学科が統廃合されたりと目まぐるしくかわっていく姿に世の遷ろいを感じたりも。悲しいなぁ(諸行無常)。そんな中で一番驚いたのが「声優コース」の設立。いやぁこれも時代なのでしょうか。それでいいのか情報系専門学校。しかし……母校からアイドル声優なんかが生まれるかもしれないと思うとちょっとワクワクしちゃったり。しませんかね。

さて、人と会話したなどと珍しく社交的(?)なことを言っているなと気づいたアタナはさすがです。またも出不精な筆者が久々に外出したのには、あるイベントがきっかけにあったのです。

去る3月7日から9日に京都市勧業館「みやこめっせ」にて、とあるイベントが行われました。皆様ご存知でしょうか「BitSummit 2014 -KYOTO INDIE GAME FESTIVAL-」を。

◆はじめてのBitSummit


BitSummit、御存じない方もいらっしゃるかと思うのですが、平たく言えば「インディーゲームの祭典」とでもなるのでしょうか。インディーゲームとはなんぞや、という方ものためにこちらも軽く解説いたしますと、ここでは企業などではなく個人や小規模のディベロッパー集団によって開発されたゲームのことを指します。

「東京ゲームショウ」などが企業メインのゲーム見本市なのに対して、この「BitSummit」はこうしたインディーゲームのデベロッパーが主体となったイベントとなっています。主催は「Q-Games」ゲームプロデューサーのジェームズ・ミルキー氏。

開催自体は今年で2回目となっているのですが、昨年は関係者やメディアオンリーのイベントでした。しかし今年からは新たにメディアデーの他にパブリックデーが設けられ、一般のお客さんにも広く公開されるイベントとなり広く多くの人から注目を集めました。

昨年開催時から規模も大幅に拡大され、国内外からと117の開発チームが出展。その他にも、ソニー・コンピュータエンタテインメントやマイクロソフトといったプラットフォーム開発企業や、Unityといったミドルウェア開発企業も協賛しており、大々的にブースを展開していました。

◆何やらすごいぞインディーゲーム


筆者は今年が初参加でしたので、昨年の雰囲気と比べることは残念ながらできないのですが、その盛り上がりっぷりは肌を通じて感じることが出来ました。とにかく熱気がすごいのなんのって。他のゲームイベントと「ここが違う」という点といえば、開発者とユーザーの距離がかなり近いことが挙げられるでしょうか。そのゲームを開発した人がブースに直接出展して会場に集ったゲーム好きの人々に「1プレイどうですか」と呼びかける。会場に集まっている人、出展者も来場者も参加者が皆ゲームが大好きだということがひしひしと伝わってくるんですよね。形式としては「コミックマーケット」なんかに近いのでしょうか。筆者、ここまでインディーゲームシーンがアツいものだったとは恥ずかしながら知りませんでした。

また、そのゲーム自体もリアルなグラフィックが目を引くファーストパーソン・シューティングといったハードコアなゲームから、練りに練られたアイディアが光るスマートフォン向けアプリといったものまで様々なものが出展されており幅広い層のお客さんが楽しんでいた印象を受けました。親子連れの方なんかも多くいらっしゃって、筆者はインディーゲームに持っていた印象がガラリと変わりましたよ。

◆KYOTO CMEX 2013 ファイナルイベントとしてのBitSummit


さて、インディーゲームの今後の展望や国内におけるインディーゲームシーンの課題点などについては他の見識ある方々にお任せするとして今回は開催の大枠について。

あまりフィーチャーされていませんが、このBitSummit、「KYOTO CMEX 2013」最後のイベントとして開催されたものでもあります。「KYOTO CMEX(京都シーメックス)」とは、「KYOTO Cross Media Experience」の略称で、映画・映像、ゲーム、マンガ・アニメ等のコンテンツを産学公連携下でクロスメディア展開することによって京都が持つコンテンツのポテンシャルと魅力を広く国内外に情報発信し、コンテンツ産業の振興を図ろうとするプロジェクトです。

昨年秋に開催された「京都国際マンガ・アニメフェア2013(京まふ)」や「京都ヒストリカ国際映画祭」などもこの「KYOTO CMEX 2013」の一環で、その締めくくりとして開催されたのが今回の「BitSummit 2014 -KYOTO INDIE GAME FESTIVAL- 」でした。

アニメコンテンツも豊富な京都ですが、殊にゲームジャンルに関しては他の追随を許さないのがこの都市。世界の任天堂はもちろんのこと、トーセを始めとしたソフト開発会社、今回のBitSummit大賞である朱色賞を獲得した『MODERN ZOMBIE TAXI DRIVER』のViteiといった開発チームも京都に根ざすディベロッパーです。それ故にこの「BitSummit」を京都で開催しているのは実にしっくり来るものがあります。インディーゲームの開発者はいわばゲーム業界を下支えする存在。そんな彼らが京都というゲーム都市に一堂に会しているのにはやはり大きな意味があるのです。

こちらの連載の京まふのアフターレポートでも述べさせていいただいたのですが、このような大きなイベントが地方都市で大々的に行われることがこれからの業界にとっても大きなビジネスチャンスになることは間違いありません。

ゲームジャンルに関しては企業的に見ればまだまだ関西が元気なところがありますが、1ユーザーの視点に立ってみるとやはりイベントなど大々的に行われるのは首都圏が中心。一極集中型であることは否めません。そうした中で今回の「KYOTO CMEX 2013」の一環としての「BitSummit」や、九州は福岡で開催される「GFF2014(Game Fan in Fukuoka2014)」などの大きなゲームイベントが地方で開催されるのは大変に意義のあることなのだと実感させられます。

また、今回のようなクロスメディアを掲げて行われたイベントに「インディーゲームのイベント」として開催できたことも重要なポイントです。「KYOTO CMEX 2013」の枠組みは先にも説明しましたとおり産学公連携の元、様々な企業やゲームジャンルにとどまらない異分野の人々にも注目されているプロジェクトです。そうした中で、ゲームの本場ともいえる日本のまだまだ未開拓なこの分野をアピールできたことは、少なからず今後のインディーゲームシーンにとってプラスに働くはずです。常に新たな、しかも独創的なアイデアを生み続けるクリエイター達の技術やノウハウを、ゲームファンのみならず広く一般に公開できる場としての「BitSummit」はゲーム業界とまだ見ぬ異分野との「クロスメディア」を創出しうる絶好のチャンスだったのではないでしょうか。

BitSummitの来年の開催などがあるかはまだわかりませんが、今回のような「きっかけづくり」が、やがて大きな潮流に成長することを期待するばかりであります。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

(C) 2014 Indie Stream


■筆者紹介:ひびき
ゲームやアニメが大好きな駆け出しライター。
その昔には、情報系専門学校に通い
ゲームクリエイターを目指したことも。
なぜ挫折したかって?
遊ぶほうが楽しいからさ。

Twitter:@hibiki_magurepo
《ひびき》

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