人生にゲームをプラスするメディア

中国の大手電気メーカーがXboxライクな家庭用ゲーム機を今年度後半に発売

中国の大手電気メーカーTLCが、家庭用ゲーム機への参入を発表しました。

ゲームビジネス 市場
TLC ロゴ
  • TLC ロゴ
中国の大手電気メーカーTLCが、家庭用ゲーム機への参入を発表しました。

海外メディア中国日報が伝えるところによると、TLCが発売を予定しているゲーム機はマイクロソフトのXboxライクなコンソールで、今年度後半のリリースを目指しているとしています。

中国は、家庭用ゲーム機の販売を13年もの間禁じてきましたが、その政策を限定的な条件があるもの一時的に解除したばかりです。また、近年は安価なスマートフォンなどが流通しており、Android向けゲームを日常的に楽しむ人も増えてきました。

それに加え、基本プレイ無料のMMO中心にPC向けゲームを楽しむ若いユーザー層も多く、ゲーマー人口は年々増加してきています。

中国政府が家電市場に対して交付していた補助金を2013年に廃止してから、TLCは新しいビジネスモデルを模索し続けており、今回発売される新しいゲーム機が開かれたばかりの市場を開拓するための足がかりになることを望んでいます。

また、TCLの子会社であるTCL Multimedia Technology Holdings社長Hao Yi氏は、「2014年の中国は、エンターテインメントが最大の焦点になる」と語っており、中国の若者によるビデオゲーム需要の増加が本製品の売上げを押し上げると予測しています。

なお、中国企業との合弁会社を設立したマイクロソフトもXboxベースの家庭用ゲーム端末を発売予定。長い眠りから覚めた中国ゲーム市場に、今後ますます注目が集まりそうです。
《菜種》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

    なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

  2. 【CEDEC 2016】技術から語る『龍が如く』の10年──特殊エフェクトや物理エンジンの取り組み

    【CEDEC 2016】技術から語る『龍が如く』の10年──特殊エフェクトや物理エンジンの取り組み

  3. 「日本と海外におけるゲーマーにとってのリージョン制限」・・・イバイ・アメストイ「ゲームウォーズ 海外VS日本」第22回

    「日本と海外におけるゲーマーにとってのリージョン制限」・・・イバイ・アメストイ「ゲームウォーズ 海外VS日本」第22回

  4. 【ゲーム×法律】子どもがゲームに高額課金、親は取り戻せるのか?

  5. ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が米国任天堂らを提訴

  6. 任天堂ミュージアムに行ってきました!

  7. それは“絶望の一週間”―『シノアリス』のエンジニアがサービスイン時の混乱を語る【CEDEC 2018】

  8. 令和に新作ファミコンカセットを自作!その知られざるテクニック&80年代カルチャーを「桃井はるこ」「なぞなぞ鈴木」らが語る【インタビュー】

  9. シンガポールが新しいゲームレーティング制度を導入

  10. 海外パブリッシャー向けの営業とは・・・IGDA日本グローカリゼーション部会 特別セミナー

アクセスランキングをもっと見る