それが中国パブリッシャーの巨人網絡(ジャイアント)がサービスイン中の『光栄使命』で、8月からの課金サービスに合わせて、追加ステージとして配信予定となっています。本作は中国人民解放軍が開発に協力しており、シリアスゲームの中でも政府広報系ゲーム(プロパガンダゲーム)の性格が強いタイトルとなっています。なお、余談ながら中国ではシリアスゲームを「グリーンゲーム」と呼称するようです。
ブースには中国全土の地図に尖閣諸島(釣魚島)が赤い星印でピックアップされ、迷彩服に身を包んだ兵士たちも登場するなど、異彩を放っていました。
ブースでは対戦メインの試遊PCが設置され、日替わりで複数のマップがプレイできました。海岸沿いの農村地帯、軍事基地、そして新しく配信予定の空母「遼寧」マップです。対戦プレイでは「何者か」に攻撃を受けた遼寧の甲板上で銃撃戦を行うという内容で、破壊された戦闘機やヘリコプターなどを盾に攻撃していきます。
ちなみに戦闘機の尾翼には国籍を示すマークが微妙に隠されており、敵兵の所属もパッと見ただけではわからず、無国籍風な表現となっていました。
なお実際のプレー感は良好で、FPS好きなら普通に楽しめる内容です。特徴の一つとして武器の多彩なカスタマイズができ、実際の小火器にさまざまなオプションパーツを組み合わせて、自分の好きなカスタマイズを施すことができます。
一方で尖閣諸島(釣魚島)のマップはデモプレイできませんでしたが、ブースで流されたムービーによると、すでに基地や施設などが建築され、実効支配済みの島に乗り込んで、武力占拠する内容になる模様です。敵兵を倒した際には「日本」と国籍表示され、明確に日中の武力衝突がテーマとなっています。またPVでは国会で答弁する安倍首相の姿も映し出され、愛国心をかきたてる演出がなされていました。
ゲームと政治の関係といえば米陸軍の新兵徴用FPS『アメリカズアーミー』をはじめ、各国で採用が進んでいます。先の選挙で安倍首相をモチーフにしたミニゲーム『あべぴょん』を自民党がリリースしたのも記憶に新しいところ。幸か不幸かプロパガンダはコンテンツが優秀であるほど、高い効果が期待されます。『光栄使命』がどのような人気を集めるか、これからも注目したいところです。
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