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【E3 2013】Frostbite3だからできた!? あの『Plants vs. Zombies』がアクションシューティングになって登場

Frostbite3というロゴが表示され、『バトルフィールド4』クラスの隠し球か……と期待させた後で登場した『Plants vs. Zombies Garden Warfare』。

マイクロソフト Xbox One
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Frostbite3というロゴが表示され、『バトルフィールド4』クラスの隠し球か……と期待させた後で登場した『Plants vs. Zombies Garden Warfare』。

スマホアプリなどで大ブレイクした『Plants vs. Zombies』シリーズの最新作です。こんな風に意表をつく形でスタートした今年のEAプレスカンファレンス。E3会場でもより深く本作について伺う機会があったので、レポートします。

改めて紹介すると『Plants vs. Zombies』は人間の脳みそが大好きなゾンビ軍団の来襲を、庭に植えた食物で撃退するという、非常にカジュアルなタワーディフェンスです。食物は豆を発射してゾンビを撃退するピーシューター、胞子を吹くパフシュルーム、太陽と呼ばれるエネルギーを生成できるサンフラワーなどさまざま。2009年に米ポップキャップ・ゲームズからWindows版がリリースされ、日本でも高い人気を集めています。

その後2011年にEAがポップキャップ・ゲームズを買収したわけですが、今年のE3ではモバイル版の正統進化となる『Plants vs. Zombies 2』と共に、派生作となる本作が三人称のアクションシューティングとなって発表されました。開発はオリジナル版と同じくポップキャップ・ゲームズですが、開発チームは別とのこと。ただしオリジナル版のスーパーバイザーが参加して、イメージを保つ努力をしているそうです。

ゲームはオリジナル版と同じく、食物を使って庭に進行してくるゾンビを撃退していくという内容ですが、こちらはタワーディフェンスではなくてアクションシューティング。食物もただ待ち構えるだけでなく、自由に動き回って攻撃できます。デモプレイでは豆を発射するピーシューター、とげを発射するカクタス(サボテン)、近づいてきたゾンビを補食するチャンパー、そしてオリジナル版ではエネルギープラントでしたが、本作ではソーラービームを放てるサンフラワーが登場し、それぞれ多彩な攻撃を見せていました。

ちなみに各食物はコントローラの3つのボタンに対応した特殊能力があり、さまざまに繰り出せる仕組みです。カクタスでは壁を作って防御したり、ジャガイモの地雷を埋めて爆破させたりすることが可能。サンフラワーでは自身の他に、砲台がわりとなる分身を作って攻撃できます。チョンパーもただ待っているだけでなく、全身を回転ノコギリにように回転させながら地中を掘り進み、ゾンビを切断することが可能。このようにオリジナル版のテイストを保ちながら、巧みなキャラクターのアレンジがなされていました。

さて、次第に庭のゾンビが片付けられていくと、中ボスの「Disco Zombie」が登場しました。読んで字の如く、このゾンビは70年代ディスコファッションに身を包み、踊りながら攻撃してくる変わり種。ピーシューター、カクタス、チャンパー、サンフラワーのパーティが、それぞれ能力を駆使しながらタコ殴りにしていきます。こんなふうに本作では要所にくすりと笑える小ネタが満載されています(タイトルからして『コール オブ デューティ モダンウォーフェア』のパロディです)。

Disco Zombieを難なく撃退すると、ボスキャラクターの「The GarGanTure」が登場。今までのゾンビの2-3倍はあろうかという巨大ゾンビです。これに対してプラント側も新アイテムのガーリックドローンを登場させました。ニンニクなんですが、ヘリコプターのように空を飛ぶことができ、上から爆弾の雨を降らせます。ガーリックドローンの活躍もあり、なんとかボスを撃退したと思った矢先、さらに巨大なボスが登場し、プラントたちがぺしゃんこに……と、ここでデモプレイが終了となりました。

終了後に気になっていた点をいくつか質問してみました。まず「Frostbiteエンジン3なんてリッチなエンジンを使わなくても良かったんじゃない?」という点。これには「同じEAグループが開発したエンジンだし、なによりゲームが作りやすいので、何度もイテレーションが可能になるんだ」との回答。写実的な絵作りだけが最新ゲームエンジンを活かす道ではないということですね、わかります。

もう1つ「『Plants vs. Zombies』のキモは何で、どのように本作で活かそうとしていますか?」と質問したところ、「キャラクター・ワールド・ユーモア」という3つのキーワードが帰ってきました。キャラクターとはそのものずばり、さまざまなプラントの個性を遺憾なく発揮させるところ。今回紹介された以外にもオリジナル版に登場したさまざまなプラントが登場予定で、それぞれに適した特殊能力となるように苦心しているそうです。

またワールドとは「『Plants vs. Zombies』の世界で、実際にはこんな風にゾンビとプラントの戦いが繰り広げられているだろうな、とプレーヤーに納得させること」という意味。単なる世界観を越えて、プレーヤーが体験しながら自然に納得できる没入感という感じでしょうか。ちなみに担当者は「ビリーバビリティを大事にしている」とコメントしていました。こんなところでもビリーバビリティが出てくるとは、ちょっと驚かされました。

そしてユーモアとは『Plants vs. Zombies』全編に存在する、ちょっととぼけたイメージとのこと。特にゾンビをユーモアを持って描くことに注力しているとのことでした。ちなみに本作はシングルプレイだけでなく、最大24人(12人vs12人)で戦えるマルチプレイヤーモードも存在するのこと。文字通りプラント側とゾンビ側に分かれて、大乱戦が楽しめるというわけです。どのようなゾンビが登場するか期待しましょう。

『Plants vs. Zombies Garden Warfare』はXbox 360、Xbox ONE、PCで2014年にリリース予定です。
《小野憲史》
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