この度、海外のeSportsトーナメントでも公式採用されている上位機種「XL2420T」をレビューする機会を得たので、「XL2410T」とどこが違うのか、またゲームをプレイする上でどのような利点があるかを紹介していきたいと思います。
■ 製品紹介
本製品「XL2420T」の基本的なスペックは「XL2410T」と比べ、画面サイズが23.6型から24型に、最大輝度が300cd/m2から350cd/m2に上がったりと、いくつかの新機能や改善を施した上位機種という位置付けです。それだけでなく、「S.Switch」や液晶ディスプレイカバーシートを付属していたり、重要な追加機能として新技術のBlack eQualizerがあります。また、前モデルと同様120Hz対応による、残像が少なく滑らかなゲームプレイを実現しているので、FPSはもちろん、RTSや最近流行りのMOBAまで、僅かな入力ミスや一瞬の動作の遅れが試合を左右する対戦型ゲームにおいて最適と謳われています。
■ 従来よりも楽にカスタマイズができるように
前モデルである「XL2410T」でのOSD操作は、ディスプレイの下部にあるボタンのみで直接する仕様で若干わかりづらさがありましたが、「XL2420T」ではディスプレイ右のタッチセンサー式になっているので非常に快適な操作が行えます。またセンサー部分に指を近づけると、操作部分が白く光るというギミックも搭載されているので、どこを触れば良いのか、一目で分かる仕様となっています。
さらに、「S.Switch」と呼ばれる専用コントローラーも付属しており、OSD操作が可能となっています。ホイールを転がす操作で素早く設定ができ、コントローラーの1,2,3のボタンから自身が作成したプリセットを呼び出せるので、ゲームや映画鑑賞に、クラン戦などで使われるマップ毎に、と場面に応じて瞬時に切り替えることが可能です。
今まで対戦ゲームで少しでも有利に立つために画面を明るくしようにも、普段のインターネットを見る際に逆に明るすぎてが目が眩しかったりと、満足のいく設定ができませんでしたが、「S.Switch」のおかげでストレスも無く、快適なゲームプレイや切り替えができるようになりました。
■ 暗くて見辛い場所にいる敵がハッキリと見えるようになるBlack eQualizer
XL2420Tから新しく追加された機能に、Black eQualizerがあります。0~20の21段階で設定でき、特にFPSゲームの撃ち合いで勝敗の原因となりうる、建物の影などの暗くて敵の存在を認識し辛い場所を見やすくする機能です。黒いところが明るくなり、反対に明るいところは明るすぎないように同時に調整する技術ですので、敵キャラクターの輪郭が強調されたような感じになります。
『Call of Duty』シリーズに限らずどのゲームでも、暗い場所に隠れている敵を視認できなかったり、あるいは撃ち負けたりして、これまで筆者も苦い思い出が多いのですが、そういった機会が減るBlack eQualizerの機能は大変歓迎できるものです。
実際に、暗い場所で敵が全く見えない事が多い『Call of Duty: Black Ops 2』で比較してみたところ、下の画像のようになりました。
ただし、値を最大の20まで上げてしまうと、白飛びして見えなくなるということはないものの、画面が白っぽくなり、眩しい所が見辛くなったりする可能性があるので、ある程度輝度を下げたうえでBlack eQualizerの値を16程度に設定すると程よく見やすくなるのでオススメです。
■ 総評
BenQの「XL2420T」は、前モデルと比べて利便性や機能性が充実し、今回は詳しく紹介できませんでしたが、AMAやDCRといった別の機能もあり、ゲーマーにとっては非常に嬉しい製品となっています。また、簡単に高さ調節もできますし、スタンド部分も左右に35°首振りができるので、自分の環境に適した配置ができます。
ただ、TN方式の液晶パネルの都合上、視野角が非常に狭く、横や下から見ると変色して見えるので、実際の使用の際はしっかりと正面から見るようにする必要があります。その点を除けば、特に気になった点はないので、新たにゲーミング液晶ディスプレイの購入を検討している方、前モデルの「XL2410T」を使っているゲーマーにも、「XL2420T」は導入する価値のあるオススメの製品だと感じました。
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