本作のシナリオを担当した巧舟氏のトーク中心に、お店で『レイトン教授VS逆転裁判』を購入すると巧氏から直接サインがもらえるという大変貴重なイベント。17時開始にもかかわらず、会場は学校帰りの学生さんや仕事を早退してまでも駆けつけてくれたファンでいっぱいです。
店内に入るとブルーシートが敷かれていて、みんな靴を脱いで詰めながら座っていく感じは、町内会の集会のような温かみがありました。巧氏が登場すると、かけつけたファンの顔がパアっと明るくなり大きな歓声と拍手が。さらに巧氏が挨拶をしたあとにマイクを握ったのは、なんと本作のプロデューサーである竹下博信氏！まさかの司会・竹下氏でイベントはスタートしました。
普段は大阪の本社で仕事をしていて、イベントなどではステージ上でファンと会うことの多い巧氏は、「みなさんとこの距離で会えるというのは、近いなあとう感じですけども（笑）」と少し照れている様子。とはいえ、この温かい空気が背中を押しているのかドッというより爆笑に近い感じでレスポンスが返ってくるので、緊張はすぐにほぐれていったようです。そうそう、イベント中は写真も自由に撮影OKだったんですよ。
■レベルファイブの日野社長からのお手紙
GAMESマーヤの名物店長・秋谷さんからは、かけつけることができなかったレベルファイブの日野社長からの手紙が読み上げられました。「本作は巧さんという素晴らしいクリエイターを活かしたいと思い、カプコンさんと協力して作りました。これを言うとカプコンさんに怒られてしまうかもしれませんが、これまでの『逆転裁判』よりも『逆転裁判』している作品だと思っています」。
ここまで読み上げると会場中から「おぉお～！」の声。秋谷さんが続けようとすると巧氏は「すいません、すいません！僕のこれまでの仕事を全否定されている気がしなくもないんですけど（笑）」とツッコみ、会場爆笑。「会場に来られているみなさんはソフトを購入されているとのことですが、家に帰ったらじっくり楽しんでくださいね。最後に巧さん。トークイベント頑張ってください！」と読み上げられると、すかさず巧氏は「頑張ってます！」と続けました。
■時間を操る魔法を使ってみたい？
「使ってみたい魔法は？」という問いで始まった質問コーナーでは、巧氏は「時間がゆっくり進む魔法で制作時間を確保したりですね、それでも間に合わなかったら時間を止めて逃げるとか・・・」と回答。それにすかさず竹下氏は「オレがどんだけ魔法を使って制作時間を確保したことか！」と言及すると会場からは拍手が起こっていました。「本当に群集裁判にかけられてですね、いろんなところからどうなってんだ！いつあがるんだ！みたいな」と言うと、巧氏からはさらっと「僕の知ったこっちゃないですけどね（笑）」発言が。竹下氏が「くそぅ」とはにかんでいるあたりお二人の間柄が伺えます。
■『逆転裁判』から11年、成歩堂と真宵のコンビから8年
30分ほどのトークが終わるといよいよサイン会。3DS本体や色紙、さらには過去に発売されたサントラやグッズであっても快くサインをする巧氏。座ってサインを書いては立って写真撮影を繰り返して、気がつけば２時間半もの時間が経っていました。
憧れの人のサイン会に行くのは「好きです」という気持ちがモロバレなので、ドキドキするものです。今回もみなさん写真をお願いするにも手が震えてスマートフォンのロックがなかなか外せなかったり、ビシッと指差しをキメたけど緊張で手がやっぱり震えてしまったり。でも、巧氏と会話を交わして、サインを胸にかかえて店を出ていく時の表情といったら。見ているこちらも笑顔になってしまうほどでした。
『逆転裁判』から11年。巧氏の世界観をずっと好きだった人にとっても、本作で初めて出会う人にとっても大変思い出深い1日となりました。最後にこの日GAMESマーヤでは、『レイトン教授VS逆転裁判』だけで100本以上を売り上げました。
『レイトン教授VS逆転裁判』は好評発売中。価格はパッケージ版・ダウンロード版ともに5,980円（税込）です。
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