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全国14都市の冬のおでかけスポット、高速通信エリアが広く使えたのは「WiMAX」と「Xi」

イードは、全国14都市の冬のおでかけスポット、地上・屋内・地下、合計42か所について、「次世代高速通信サービスのカバーエリア調査」を実施しました。

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全国14都市42スポットでの次世代高速通信エリア比較一覧
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イードは、全国14都市の冬のおでかけスポット、地上・屋内・地下、合計42か所について、「次世代高速通信サービスのカバーエリア調査」を実施しました。

これから年末にかけてイベントが多数あり、クリスマスシーズンの人気スポットでの高速通信サービスのカバーエリアの実態を明らかにするのが目的とのことです。

調査期間は11月9日~15日(平日の9:00~23:00の時間帯)に、各社のルーターを同条件化で3回計測し、下りの通信速度の平均値を記録しました。また、そのときの高速通信入否状況、電波本数、YouTubeにて同一の動画を視聴した際の停止回数を記録しました。使用ルーターはNTTドコモ(L-04D)、UQ WiMAX(DATA08W)、ソフトバンクモバイル(102HW)、イー・モバイル(GL04P)の4つ。計測ツールは「RBB TODAYスピード測定」が用いられました。

それによると、主要都市の地上エリアは全キャリアともに、ほぼ問題なく高速通信が使用可能。もっとも広く使えたのは「WiMAX」で、高速通信エリアは40スポットでした。続いての「Xi」の高速通信エリアが35スポットと広く使えました。「WiMAX」と「Xi」は、3G通信を含めると屋内、地下を含め全スポットで通信が可能でした。一方「EMOBILE LTE」「SoftBank 4G」は、3G回線に切り替わったり圏外となるスポットが散見されました。

実効速度については、全国42か所の通信速度測定の結果、最速を獲得したスポットがもっとも多かったのは「WiMAX」で、多くのスポットで安定した実効速度を記録しました。「Xi」も極端な速度の上下が少なく、一定水準で安定した通信速度を保ちましたが、最速を記録することが少ないなど、他キャリアに一歩及ばないケースが目立ちました。

一方、通信エリアでは「WiMAX」「Xi」の後塵を拝した「SoftBank 4G」「EMOBILE LTE」は、スポットによっては非常に高い実効速度を記録しました。ただし、動画再生テストにおいては他キャリアに比べて停止回数が多いなど安定性では劣るなど、電波状況や環境に左右されることが多いようです。

ちなみに全国20代~40代の会社員男女を対象として事前に行った「次世代高速通信に関する意識調査」では、現在、高速通信を利用している人は24.8%にとどまったものの、今後利用してみたいと回答した人は68.9%にのぼり、高速通信への関心の高さが浮き彫りとなっています(調査期間:11月9日~13日、20代~40代の会社員男女計500名が回答)。

各社モバイルインターネットサービスの調査員使用所感は以下の通りです。

■「WiMAX」使用所感
・検索など一般的なウェブサイトの閲覧に関しては不満を感じることはなく、もっとも安定して快適に利用できた。
・通信の最高速度は15Mbps程度だが、電波感度の良いスポットなら、大容量のファイルでも快適にダウンロードできるだけの速度はある。ファイルのアップロードについても、メールへのファイル添付程度であれば十分に使用可能。
・動画は再生開始から終了まで全スポットで停止することなく再生された。読み込みも安定しており、再生が始まれば最後まで危なげなく試聴できた。
・唯一、データ通信量の制限がないため、思う存分使用できる。

■「Xi」使用所感
・高速通信が利用可能なスポットも多く、一般的なウェブサイト閲覧に関しては安定して利用可能。
・通信の最高速度は16Mbps程度だが、最速値を記録したスポットは少なかった。LTE使用可能エリアであれば、全体的に速度は安定しており、ファイルダウンロードは比較的快適。アップロードについても「WiMAX」同様、数MB程度のファイルであればストレスを感じずにアップロードできる。
・動画再生は若干停止するスポットもあったが、基本的には通信が安定しており、停止しても1~2回程度で、再生が開始されれば快適に試聴できた。
・ただし、3G回線に切り替わると通信速度が目立って落ちる傾向で、ファイルのアップロードなどには不安を感じる場面もあった。

■「SoftBank 4G」使用所感
・通信可能なエリアであれば速度は十分。ただし、3G回線も含めて圏外になる場面が目立った。特に3G回線使用時、アンテナ表示本数が落ちると一気に速度が不安定になる場面もあり、バナー広告の多いサイトなどはやや表示に時間を要した。
・通信の最高速度は高く、感度の良いエリアであれば、ちょっとした光回線にも遜色ないスピードを記録することもあった。ただし、やや通信速度が不安定な印象で、同エリアでの通信でも速いときと遅いときのばらつきも見られた。
・動画再生については停止した回数がもっとも多く、場合によっては1分弱の動画で10回以上停止し、事実上試聴不可能というスポットもあった。

■「EMOBILE LTE」使用所感
・SoftBank 4G同様、通信可能なエリアであれば、高い実効速度を記録することが多く、一般的なウェブサイトであれば閲覧などで不満を感じる場面はほとんどなかった。
・3G回線に切り替わった場合でも、比較的通信が安定していたが、YouTubeの動画が停止する場面が何度か見られた。
・高速通信のカバーエリアに不安が残り、特に屋内・地下は入りにくい印象。
・実効速度は安定していたものの、多キャリアと比べると少し見劣りする。
《冨岡晶》
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