人生にゲームをプラスするメディア

FF音楽をエレクトーンで堪能!「THE MUSIC MAGES」5thコンサートレポート

その他 全般

FF音楽をエレクトーンで堪能!「THE MUSIC MAGES」5thコンサートレポート
  • FF音楽をエレクトーンで堪能!「THE MUSIC MAGES」5thコンサートレポート
  • 会場のヤマハエレクトーンシティ渋谷
  • FF音楽をエレクトーンで堪能!「THE MUSIC MAGES」5thコンサートレポート
  • チョコボとコヨコヨが迎えてくれます
  • モーグリもいるクポ
  • 受付の様子
  • かわいい・・・!!
  • ホール内はほぼ満員。大盛況でした
ゲーム音楽演奏団体“THE MUSIC MAGES”によるコンサート「THE MUSIC MAGES 5th STAGE」の1日目が、2012年10月27日(土)にヤマハエレクトーンシティ渋谷で開催されました。

THE MUSIC MAGES(以下、TMM)は、『ファイナルファンタジー』(以下『FF』)シリーズをはじめとした植松伸夫氏の楽曲を、電子楽器のエレクトーンで演奏するという団体です。定期的にコンサートを行っており、今回が5回目の開催となります。

今回のコンサートは、TMM初の2days開催(10月27日・28日)。TMMのメンバーによる演奏のほか、オルガン奏者の水城賢二氏とTMM代表の堀越美沙氏のユニット、“はもえれ”がゲスト出演。エレクトーンの多彩な音色で、FF音楽とエレクトーンの魅力を存分に楽しめるステージが繰り広げられました。本記事では、コンサート1日目の模様をお届けします。

※ネタバレ注意※
本記事は、コンサートの内容に触れています。2日目の公演に行かれる方はご注意ください!





■『THE MUSIC MAGES 5th STAGE』プログラム
【第1部】
・FFII 戦闘シーン2
・FFIX 銀竜戦
・FFVIメドレー
・FFV ビッグブリッヂの死闘
・FFVI 決戦
・フィールドメドレー2012

【第2部】 GUEST STAGE ~はもえれ~
・聖剣伝説2 子午線の祀り
・ロマンシング・サ・ガ3 ラストバトル
・アンリミテッド:サガ 天翔ける翼
・FFV メインテーマ

【第3部】~Theme from FINAL FANTASY I~
・プレリュード
・コーネリア城~オープニング・テーマ
・街~メイン・テーマ
・戦闘シーン~中ボスバトル
・デッドミュージック
・マトーヤの洞窟~グルグ火山
・カオスの神殿~ラストバトル
・エンディング・テーマ 

【アンコール】
・FF零式 我ら来たれり
・FFVII 更に戦う者達


今回の会場は、東京都渋谷区のヤマハエレクトーンシティ渋谷。開場時刻前から多数の観客が詰めかけ、にぎわいを見せていました。

ロビーで受付を済ませてホールに入ると、目に入るのは、ステージに設置された2台のエレクトーンと1台の電子ピアノ。TMMは、1曲につき1人~3人という少人数の編成で、メンバーが交代してゆきながら、さまざまな楽曲が演奏されるのです。

コンサートの第1部では、「FFII 戦闘シーン2」「FFIX 銀竜戦」など、『FF』各作品からよりすぐった楽曲が演奏されました。中でも『FFVI』のメドレーは、“FFVI 地味メドレー”と題され、「魔列車」「スラム・シャッフル」「ジョニー・C・バッド」といった、なかなか生で聴ける機会のない楽曲が披露されたのです。こういった、人気曲の陰に隠れがちな、味わい深い名脇役たちにもスポットを当ててくれるのは、TMMの醍醐味のひとつ! 「魔列車」には、さりげなく「魔道士ケフカ」が混ざっていたりと、音楽的な遊びが入っていたのも印象的でした。また、「ジョニー・C・バッド」では、観客からの手拍子が入り、会場に一体感が生まれていました。

「ビッグブリッヂの死闘」は、今年5月に発売された、「ピアノオペラFFIV/V/VI」版のアレンジ。難易度の高い「ピアノオペラFF」の中でも随一と言えるほどの難曲ですが、流れるような指使いで見事に弾きこなしていました。また、ステージ奥のスクリーンには、ギルガメッシュの名シーンのセリフが次々に映し出され、ゲームをプレイした者には鳥肌ものの演出でした!

第1部では、シークレット楽曲として、『FFIX』の「独りじゃない」が演奏されました。原曲のギター音もうまく再現されており、情感たっぷりに奏でられていました。


休憩をはさんで、第2部は“はもえれ”の水城賢二氏と堀越美沙氏が登場です。“はもえれ”は、2011年秋に開催された「4starオーケストラ」で、トップアクトをつとめた実力派の2人。この、ユニークな名前の由来は、水城氏・堀越氏それぞれの担当楽器から取られています。ハモンドオルガンの「はも」、エレクトーンの「えれ」。2つ合わせて“はもえれ”というわけです。

まずは、『聖剣伝説2』の「子午線の祀り」。原曲の持つ圧倒的なスピード感はそのままに、激しいタッチで奏でられました。途中にさりげなくアドリブで「少年は荒野をめざす」が入っていたのは、ファンなら思わずニヤリとしてしまう、ニクい演出です! 続いてもバトル曲、ロマンシング・サ・ガ3「ラストバトル」の疾走感あふれる演奏のあとは、アンリミテッド:サガ「天翔ける翼」。こちらは、バトル曲とはうって変わり、しっとりとしたバラードでした。ラストの「FFV メインテーマ」は、原曲よりもスピード感のあるアレンジ。原曲の爽やかさに更に磨きがかかり、よりスタイリッシュになった印象を受ける好演でした。

堀越氏と水城氏は、息のあった演奏を見せたほかに、MCのトークでも絶妙な掛け合いで、観客を楽しませていました。堀越氏によると、水城氏はレトロゲーマーで、今でも現役でファミコンやスーパーファミコンを遊んでいるそうです。堀越氏が「水城さんは、(プレイステーションなどの)立体的なコントローラは持てないんですよ」と明かすと、水城氏は「やっぱり、コントローラと言ったら板みたいなものでしょう!」と返されていました。


休憩後、第3部が始まります。第3部では、『FF』生誕25周年を記念し、シリーズの原点である初代FF(『FFI』)の楽曲を特集して演奏されました。

まずは、ソロ演奏による美しい「プレリュード」からスタート。のちのFF作品では「ファイナルファンタジー」と呼ばれるようになる、『FF』の顔といえる美しい楽曲「オープニング・テーマ」。穏やかで優しい雰囲気の「街」。広大な世界を行く光の戦士たちを思わせる、元気いっぱいの「メイン・テーマ」…と、次々に『FFI』の世界が、TMMメンバーの演奏で彩られてゆきます。

ゲームオーバーの際に流れる「デッドミュージック」は、過剰なほどの壮大なアレンジで壮絶な死に際となっていたり、「マトーヤの洞窟」「グルグ火山」は、ファミコンを思わせるピコピコ感のある音で演奏されていたり…と、アレンジ面も凝った工夫がされていました。

憂いを帯びた音色が特徴的な、「カオスの神殿」と「ラストバトル」。そして「エンディング・テーマ」。『FFI』の発売から25年経ちますが、非常に旋律が美しく、現在でも全く色あせることのない魅力を放ちつづけています。TMMの皆さんの演奏によって、ゲームの思い出とともに、熱い思いが胸によみがえってきた方は多かったのではないでしょうか。

アンコールでは、『FF零式』の「我ら来たれり」、『FFVII』の「更に戦う者達」が披露されました。「我ら来たれり」は、この日が初お披露目とのことです。エレクトーンで演奏しているとは思えないほどの、迫力あるオーケストラチックな演奏で、思わず固唾を飲んで聴き入ってしまいました。演奏終了と同時に、観客からは大きな拍手が贈られ、コンサートは幕を閉じました。

※なお、アンコールの曲目は、2日間でそれぞれ違うとのことです。2日目に行く方は、何の曲が来るのかお楽しみに!


TMMは、エレクトーンでのゲーム音楽演奏という、珍しい形態のコンサートを行う楽団です。実際聴くとわかるのですが、エレクトーンは本当に様々な種類の音色を奏でることができ、最大人数が3人という少人数の編成でも、オーケストラに見劣りしない豊かな演奏が繰り広げられます。また、奏者さんの“『FF』が好きだ!”という想いが音にこもっており、演奏を聴いていてひしひしと伝わってきました。

『FF』好きのTMMの皆さんの手によるリアルタイムな演奏で、『FF』音楽に新たな息吹が吹きこまれ、『FF』音楽が持つ魅力をまた新しいかたちで堪能することができた楽しいコンサートでした!

THE MUSIC MAGESは、11月24日に、初の地方公演となる仙台公演を開催予定とのことです。入場無料となっていますので、ご興味をお持ちの方は、ぜひ足を運んでみてください!

【THE MUSIC MAGES 仙台公演】
日時:2012年11月24日(土) 16:00開場 16:30開演(予定)
会場:仙台市青年文化センター 交流ホール
入場無料/全席自由(定員250名)

プログラム(一部抜粋)
妖星乱舞(全曲)、Force Your Way、ビッグブリッヂの死闘
闇のクリスタル~暗闇の雲、独りじゃない、フィールドメドレー
CHOCOBO×CHOCOBO、オープニング~爆破ミッション、他多数
《hide/永芳英敬》

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. 平成最後の13日金曜日にホラーゲームを楽しむ!『FGO』ディライトワークスがボードゲーム会を初開催

    平成最後の13日金曜日にホラーゲームを楽しむ!『FGO』ディライトワークスがボードゲーム会を初開催

  2. 【特集】今さら聞けない“アーサー王と円卓の騎士”―『FGO』『FF』などに影響を与えた物語

  3. 【特集】『良作フリーゲーム』10選―無料でこんなに遊べるのか!

  4. 【漫画】『ULTRA BLACK SHINE』case20「わくわく!宇宙サービスステーション その1」

  5. 【漫画】『ULTRA BLACK SHINE』case19「ハンター その2」

  6. 無意識のうちに生まれる思考の枠を外せば、人の可能性は無限大―島根県クリエイター鼎談

  7. 【漫画】『ULTRA BLACK SHINE』case11「秘密」

  8. 【漫画】『ULTRA BLACK SHINE』case13「出立」

アクセスランキングをもっと見る