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香港アクションを体験せよ!『スリーピングドッグス 香港秘密警察』プレイレポ

北米では2012年8月14日に発売となったオープンワールドアクション『Sleeping Dogs』の日本版(2012年9月27日発売予定)となる『スリーピングドッグス 香港秘密警察』のプレイレポートをお伝えします。

ソニー PS3
本作の主人公、ウェイ・シェン
  • 本作の主人公、ウェイ・シェン
  • 潜入捜査官という立場上、警察に追われる事もしばしば
  • 敵の攻撃は前からだけじゃないぞ!
  • 走行中に直接乗り換え
  • 飛び込みながらの射撃
  • 画面中央下部で光っているのが体力のやしろ
  • くつろぎスタイルでちょっとお出かけ
  • 正義と悪の間で苦悩する男の生き様を体験しよう
北米では2012年8月14日に発売となったオープンワールドアクション『Sleeping Dogs』の日本版(2012年9月27日発売予定)となる『スリーピングドッグス 香港秘密警察』のプレイレポートをお伝えします。

カナダのデベロッパーUnited Front Gamesが手がけた本作は、当初『True Crime』シリーズの新作『True Crime: Hong Kong』としてActivisionの下で開発されていましたが、2010年に一度発売が延期され、そのまま開発中止に。その後、スクウェア・エニックスが権利を買い取り、無事発売へと結びついたのです。

『スリーピングドッグス 香港秘密警察』はそのサブタイトルからも分かるように香港が舞台。プレイヤーは香港警察の捜査官ウェイ・シェンとして香港の黒社会に潜入し、時には捜査官、時にはトライアド組織「サン・オン・イー」の一員として様々な任務に立ち向かいます。香港が舞台という事で、これまでのオープンワールドゲームでは見られなかった非常にアジアンな雰囲気が堪能できます。

音声は英語(一部広東語)で日本語字幕が表示可能。日本語吹き替えはありませんが、ウィル・ユン・リーを始めルーシー・リューや エマ・ストーンら豪華声優陣による熱演が光ります。なお日本版では一部の視覚的描写が以下のように変更されていますが、ゲームプレイへの大きな影響はありません。

・イベントシーン(1シーンのみ)における内臓が露出する1カットのグラフィックの修正

・イベントシーン(1シーンのみ)におけるセクシャルなカットのカメラワークの変更

・ストリートレースに登場するスタートの合図を出す1キャラクターの無敵化

・一部のミッションにおいて、一般市民への攻撃に対しペナルティを追加


ゲームはドラッグ売買や殺人事件などの捜査を行う警察ミッションと、敵対組織と縄張り争いや抗争を繰り広げるトライアドミッションを並行して進めていきます。警察ミッションではトライアド組織壊滅のための証拠集めに奔走、トライアドミッションではより重要な情報を手に入れるため組織内部での信頼を勝ち取らなければいけません。

各ミッションをクリアすると経験値(警察XP、トライアドXP)が得られ、レベルが上がると警察側の場合は主に銃火器を中心としたスキル、トライアド側は 近接格闘を中心とした様々なスキルがアンロック可能となります。また奪われた十二支像を回収するサイドミッションでは1体回収するごとに新たな近接技を習 得することができます。

その他にもカリスマレベル(カリスマXPは依頼ミッションやストリートレースをこなす事で獲得)というものがあり、レベルが高いほど高級な服飾品や車が購入できるようになり、更に食べ物や飲み物の効果時間がUPしたり、部下に車を配達させるといったボーナスも利用可能となります。

本作では、あの総合格闘技家ジョルジュ・サンピエール選手をアドバイザーとして迎えるなど、他のオープンワールドゲームと比べて近接格闘の比重が大きいのが特徴。打撃・投げ・カウンターが次々と決まると非常に爽快な上、武器を使った攻撃や地形を利用した攻撃も過激でバトルを盛り上げてくれます。

戦闘は1対多数が基本なのでタイミングがずれるとボコボコにされます。また投げ技が効かないタイプや攻撃モーションを中断できないタイプの敵もいるので、相手を見極めて技を繰り出す事が重要になります。刃物を持った敵には要注意!

カーチェイスにおいてはカジュアルな挙動のおかげでドリフトなども簡単に繰り出す事ができ、ボタン操作で強烈な体当たりが可能なため、パトカーとのチェイスではこれが大きく役立ちます。加えて車から飛び降りながらの射撃や走行中に別の車に飛び移って奪う“スタントジャック”というアクションも繰り出せます。

また乗り物を使わない、足使ったチェイスでは柵を超えたり壁を乗り越える瞬間にボタン操作が要求され、タイミングがずれると僅かなタイムロスとなってしまいます。このアクションの存在によりちょっとした追いかけっこにも刺激が加わっています。

本作のガンアクションでは一般的なTPSにあるようなカバーアクションやブラインドファイアが使用可能。また障害物を乗り越えながら射撃する際はスローモーションとなり敵が狙いやすくなります。カーチェイス中の射撃でも対象が照準に入っていればスローモーションになるので落ち着いてタイヤを狙い撃つ事もできます。

但し、銃撃戦が発生する頻度は少なく、銃火器の種類もそれほど多くないなどガンアクションパートはそれほど作りこまれていないため、あくまで近接格闘アクションがメインである点を踏まえておくべきです。


香港島を舞台にしたマップは大きく4つのエリアに分けられており、外周をぐるっと高速道路が走っています。小汚い路地裏や騒々しい市場、香港らしいネオン街におしゃれなビル街までロケーションは様々。広すぎず狭すぎず、適度な大きさだと思います。街には食べ物屋台や自動販売機が点在しており、商品を購入して飲食する事で体力を最大まで回復したり(自動回復は半分までしか回復しない)、攻撃力を上昇させたりできます。

その他、体力の最大値を上昇させるためのやしろやお金などが手に入る金庫といったコレクタブル、カラオケ・闘鶏・ポーカー麻雀などのアクティビティ、市民からの依頼や様々なイベントが溢れており、ストーリー以外の寄り道も存分に楽しめます。

本作ではプレイヤーの服装を変更する事ができます。様々なスタイルの服飾品が用意されており(中には“ニセモノ”と表記されているものも…)、組み合わせによってはXP上昇などのボーナスが付くセットもあります。服装以外には所有車両のカラーリング変更や街で売人から購入した家具を隠れ家に置く事が可能となっています。

今回のレビューでは、警察ミッションとトライアドミッションに集中してメインストーリーをクリアしましたが、クリアまでの時間は約12時間でした。しかしかなり急ぎ足でのプレイでしたし、ストーリークリア時点での全体の達成度は40%程だったので、実際にはもっと時間をかけてじっくりと遊ぶことができるはずです。

警察があまり脅威にならなかったり、銃撃戦に物足りなさを感じるなど、多少の不満点はありますが、それらは映画的演出とプレイの楽しさが結びついた各種アクションによってカバーされており、全体的に見れば満足のゆく作品となっています。

発売までに長い時間かかりましたが、その時間を無駄にすることなく十分な完成度まで到達した『スリーピングドッグス 香港秘密警察』。オープンワールド好きの方、アクション好きの方、そして映画ファンの方も是非プレイしてみてください。

【製品情報】
タイトル:スリーピングドッグス 香港秘密警察
対応機種:PlayStation 3, Xbox 360, Windows
ジャンル:オープンワールドアクション
発売日:2012年9月27日発売予定
希望小売価格:PlayStation 3, Xbox 360版 7,980円(税込), Windows版 オープン価格
CERO:Z(18才以上のみ対象)
開発:UNITED FRONT GAMES
《土本学》

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