同作に登場するガドフローはウィンター・フェイの一人で、自身の主君であるウィンター・フェイの至高王マトンを殺め、アマラーの若き種族たちに宣戦布告をした張本人です。彼がどうしてそのような狂気に至ったかは定かでありませんが、一説によると彼は邪神にその魂を穢されてしまったのだといいます。
ガドフローは自らの手となり足となる軍勢として「ツアサ・デノーン」を組織。プリスミアのクリスタルでできた漆黒の鎧に身を包む。彼らは、フェイであるがゆえに寿命を持たず、不死の軍隊としてアルファーや人間の戦士たちに恐れられています。ツアサは東方の地であるアラバストラとクルリコンを掌握し、海峡を渡って西方にも勢力を拡大しています。そして主人公「運命なき者」が蘇るフェイランド西端のアリスターの塔にまで、その魔の手はせまりつつあります。
ノームの学者であるヒュモラス・ヒューズは、ノームの首都アデッサから遠く離れたアリスターの塔で、「魂の泉」を使った死者の蘇生実験を行っていました。彼はもともとアデッサの研究者でしたが、死者の蘇生が倫理的な問題を多く抱えているとし、アデッサの研究所を追放されてしまったのです。
魂の泉を使った蘇生実験にはまだ課題も多く、今のところ満足できる形で蘇生が成功した例はありません。アリスターの塔には毎日のように種族を問わずさまざまな死体が運ばれてきますが、その中の一つだった「運命なき者」の肉体が、幸か不幸かその初めての成功例となります。しかしヒューズはその成功を喜ぶ猶予も与えられず、アリスターの塔はツアサ・デノーンに襲撃されることとなるのです。
「フェイトウィーバー」とは、アマラーの世界で人々の運命を読み解き、いつどういった出来事が起こり、いつ人々に死が訪れるかを予見する力を持つ人のことです。アマラーの人々には必ず定められた運命があると言われ、ゆえにフェイトウィーバーは単なる占い師ではなく、的確に運命を読み取ることができます。しかしどれだけ先の未来を見通せるかは個々の能力次第で、多くのフェイトウィーバーが一日先の運命程度しか読み解くことはできません。
ブラニ人であるアガースもフェイトウィーバーの一人だ。アガースはかつて「不屈のアガース」と呼ばれ、数々の戦地でその剣を振るった英雄でした。しかし運命そのものと向き合い、運命を支配するためフェイトウィーバーとなったのです。「運命なき者」と出会った彼はその運命を読み解こうとしますが、闇に包まれた「運命なき者」の未来に驚嘆することとなります。
ドカルファー族の密偵エリン・シアーは多くの謎に包まれた女性です。彼女はアリスターの塔を出た「運命なき者」の前に突然現れ、その後「運命なき者」の歩む道を導いていく存在となります。彼女は「運命なき者」のことを昔から知っているようですが・・・。彼女の存在が、自らの過去を取り戻す鍵となるかもしれません。
それぞれ、奥深い背景のあるキャラクターとなっているようです。
『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』は、9月20日発売予定で価格は8,190円(税込)です。
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