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【プレイレビュー】独特な操作感が新しいXBLAマルチプレイTPS『Hybrid』

“Summer of Arcade”の1つとしてして8月8日にリリースされたXbox LIVEアーケード新作タイトル『Hybrid』。かなりユニークなオンライン専用SFサードパーソンシューティングと、あらゆる面で従来の作品とは一線を画す本作のプレイレポートをお届けします。

マイクロソフト Xbox360
HALO』や『Mass Effect』を彷彿とさせるキャラクターデザイン
  • HALO』や『Mass Effect』を彷彿とさせるキャラクターデザイン
  • 世界地図を用いた勢力図。ちなみに日本は現在Variant側が占拠しています。
  • すれ違い様の空中戦が熱い!接近戦は二連式ショットガン+弾無限のアビリティが強力
  • メカ可愛いドローンのストーカー。マーケットプレースではアバターアイテムも配信中!
  • 【プレイレビュー】独特な操作感が新しいXBLAマルチプレイTPS『Hybrid』
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“Summer of Arcade”の1つとしてして8月8日にリリースされたXbox LIVEアーケード新作タイトル『Hybrid』。パズルアクション『Scribblenauts』で知られるインディー系デベロッパーの5th Cellが開発を手掛け、同スタジオ初の家庭用機進出タイトルとなった本作。『Scribblenauts』に象徴される様な可愛らしい2Dゲームのデザインを持ち味とする5th Cellですが、開発の言及から約3年の歳月を経て登場した『Hybrid』は、オンライン専用SFサードパーソンシューティングと、あらゆる面で従来の作品とは一線を画す内容となっています。

一見するとオーソドックスなTPSにも見える本作ですが、ゲームシステムはかなりユニーク。その筆頭として挙げられるのが制限のある移動システムで、イメージとしては次なるカバーポイントを“選択”して移動を行うような感じ。実際の操作としては、マップに配置されたカバーポイントへ照準を合わせ、ハイライトした状態でAボタンを押すと自動的にキャラクターがその場まで移動するといったもの。この間は射撃が行えるだけではなく、左スティックで空中を動いたり、他のカバーポイントへ移動先を切り替えたり、Bボタンで直前に留まっていたカバーポイントへ後退したりと、接地時の限られた動作に対して、空中では割と自由に動き回る事が可能となっています。

VariantとPaladinの二つの勢力が世界を股に掛けて領土争いを繰り広げる本作では、10種のマップと6つのチームマッチを用意し、3vs3の少人数タイプの対戦が楽しめます。ゲームプレイ中はプレイヤーをサポートする3体のドローン(ストーカー、ウェブストリンガー、プレイオン)を召還する事が可能で、プレイヤーとドローンが混在する賑やかで激しい戦場が展開します。特に悲鳴と共にプレイヤーに向かってくる即死攻撃タイプのプレイオンは恐ろしく、気付いた時にはその毒牙にかかっている事もしばしば。

ゲームモードは6種

*チームデスマッチ
規定のキル数を稼いだチームが勝利
*陣取り
指定されたポイントの滞在時間でスコアを獲得
*クレイジーキング
ポイントが移動する陣取りタイプ
*オーバーロード
オーバーロードのプレイヤーを倒すとスコアを獲得
*文化遺産
文化遺産を所持している時間でスコアを獲得
*戦術

チームの全滅、もしくは指定ポイントへの爆弾の設置により勝敗

本作では主武器とアビリティ、専門分野の3つのカテゴリーをリスポーン毎にカスタマイズする事が可能となっています。アビリティはゲームプレイ中に任意で発動出来る能力で、弾数無限や威力の上昇など武器の性能を向上させるタイプや、回復やサテライト(敵の位置を表示)といったチーム全体に影響するアビリティも用意されています。専門分野はキャラクターの基本性能をアップする効果があり、これらの要素をゲームモードに応じて臨機応変に組み合わせる事が重要となってきます。新アイテムのアンロックはレベルアップで獲得出来るトークンを使用して行えるので、最初から強力な組み合わせを作るなんて事も。

マッチプレイでレベル25まで到達して感じた事は、当初は「どうなる?」と思えた移動の制限は、他のTPSと差別化されていると同時に新鮮味があり、シンプルな操作性がゲームプレイの快適さへのスパイスになっていると感じられました。TPS部分は堅実な作りでスポーツ的。通常のマッチでももちろん本作の楽しさを味わう事が出来ますが、ボイスチャットで連携し、チームでアビリティ等を分担するとより戦略性の高いゲームプレイが楽しめそうな伸び代がある様にも思えました。現状ではプレイを重ねる度にレベルが上昇するといったシステムの為、ランクマッチ等があれば、より一層盛り上がるのではないでしょうか。

惜しむらくはマルチプレイ専用という内容故に、時期を逃してしまうとプレイが出来なくなるといった可能性が考えられるということ。しかしながらマルチプレイ自体の完成度は高く、ディスクレスの恩恵もあってついついプレイしてしまう魅力があります。まずはオンラインプレイが可能な体験版で新たなプレイ感覚のTPSを体験してみては如何でしょうか。
《Game*Spark》
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