出澤氏は現在のマーケティングトレンドについて「スマートフォン」「ソーシャルグラフ」「エモーションシェアリング」という3つのキーワードを挙げました。スマートフォンの普及で友達と繋がる事が容易になり、情報→交流から、交流→情報という流れに変化しました。交流を支えるソーシャルグラフは特にリアルグラフでは情報へのアクセスが次の行動への強い動機になります。この2つの掛け合わせは感情を共有する事を可能とします。LINEが提供するマーケティングプラットフォームは感情共有をベースとしたものです。
現在LINEがマーケティング機能として提供しているのはオフィシャルアカウントとスポンサードスタンプです。どちらも自然なコミュニケーションの中で使われるため、自然にブランドを高めやユーザー行動を喚起することができます。幾つか事例が紹介されました。
映画「アメージングスパイダーマン」ではオフィシャルアカウントとスポンサードスタンプの両方を使用。オフィシャルアカウントには2週間で100万人の登録があり、スタンプは6月末までに350万ダウンロードされ、使用回数は3000万回に達します。同時に映画チケットが当たるプレゼントも実施。そこにも17万件もの応募があったそうです。
コンビニエンスストアのローソンではオフィシャルアカウントからクーポンを配信し、割引で商品が購入できるというキャンペーンを実施。オフィシャルアカウントには開始から2週間で100万人が登録。通常のキャンペーンと比べて30%反応が良く、70%のお客さんがクーポン商品以外にもついで買いをしてくれたそうです。
その他にも、日本コカ・コーラがロンドン・オリンピックに合わせて企画やオリジナルスタンプの配信を予定しているほか、日本テレビは「zip」や「Music Lovers」の公式アカウントで番組情報を発信、テレビ朝日も「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」で利用、マツモトキヨシ、すき家、ゲオといった全国チェーンも展開を始める予定だそうです。
出澤氏は「LINEでのマーケティングはまだまだ始まったばかり」とコメント。無限の可能性をパートナーの皆さんと一緒に模索していきたいと呼びかけました。
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